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自己陶酔とは? 自己陶酔する人の特徴・心理と対処法【診断付】

小日向るり子

自己陶酔型の人を見て「ナルシストで気持ち悪い……」と正直な感想を持つ場合もあるでしょう。自己陶酔はメリットとなることもありますが、自分に酔う様子が鼻につくことも。今回は、自己陶酔する人の特徴を解説しながら、そこから抜け出す方法を心理カウンセラーの小日向るり子さんが解説します。

美容院ですてきな髪形にしてもらった時やダイエットに成功した時など、鏡に映った自分を見て思わずうっとりしてしまった経験がある方も多いと思います。

しかし、今回はそうした一過性の感覚ではなく、他人から「あなたって自己陶酔型だね」などパーソナリティとして指摘された場合について、その心理や特徴を掘り下げてみたいと思います。

あなたも、こんなことしていませんか?

自己陶酔とは?

まず自己陶酔の言葉の意味ですが、「自分の容姿や行動にうっとりして酔いしれる」という状態を指します。

誰でも物事がうまくいった時は、達成感や充実感と共に「そうなれた自分」に酔いしれる感覚を持つものです。これは自然な感情であり抑制するものではありません。

ただ、自己陶酔が過度になると独りよがりになりがちで、そうなると他者に不快感を与えてしまいます。したがって、「自己陶酔しているよ」などと指摘された場合は自分の言動を振り返ってみた方が良いでしょう。

自己陶酔している人に見られる特徴

次に、自己陶酔している人に見られる具体的な特徴をご紹介します。

(1)虚言癖がある

自己陶酔型の人は、虚言癖がある場合が多いです。

自分に酔って気分が高揚している状態で話してしまう結果、本人も自覚のないまま話が盛られていき、事実と異なる嘘を話してしまうことがあるのです。

(2)頑固

「自分に酔いしれる」という境地へたどり着くまでに、誰かが酔いを冷ますような言葉をかけてくれたりするものです。しかし、そうしたアドバイスや意見を頑として受け入れない傾向にあります。

(3)自慢話が好き

一般的に自慢話は他人に褒めてもらったり感心したりしてもらいたくて話すものですが、自己陶酔タイプは他人からの称賛はあまり必要としておらず、ただ陶酔した自己の感情を吐き出したいという理由で自慢話をします。

そのため視線が話す相手の方を向いておらず、どこか遠くを見つめているように見えることもあります。

(4)自分発信のみ

(3)で「陶酔した感情を吐き出したい」と解説しましたが、現在ではこれをSNS上で行うことも多くなりました。

しかし、前述したように自己陶酔型の人は基本的に自分が中心ですので、他人のSNSには興味がありません。そのためSNSでつながっている人からは「自分の発信ばかりで、自分に酔っているなぁ」という不快感を与えてしまうこともあります。

(5)コレクション(収集趣味)がある

コレクションは、自分の感性に合っている物に囲まれることそのものに対する満足感もありますが、集めるまでにかかった時間や努力といった自分の熱量に対して酔いしれることもできます。

そうした意味で自己陶酔タイプはコレクション癖を持つ人も多いです。

自己陶酔している人の心理

そんな自己陶酔している人はどのような心理なのか詳しくお伝えします。

(1)自己完結的思考

全てを自分だけで考えて回答を出す自己完結思考です。その回答が良い悪いなどは関係なく自分にとっての真実だと考えるため、他者からの意見やアドバイスには耳を傾けません。

そのため、周りの人から自己中心的や頑固と見られてしまうこともあります。

(2)妄想的

実際には起こらないことを思い描いたり、頭の中でストーリーを作って楽しんだりすることが好きな妄想タイプです。日常的にこうした自分の世界観に浸るきらいがあるため、自分に対しても陶酔しやすくなります。

(3)ナルシスト

ナルシストとは自己愛が強い人のことをいいます。

自己陶酔型の人は「自分大好き」という点はナルシストと共通していますが、ナルシストは他者からどう見られているかを気にする傾向が強いのに対し、自己陶酔タイプは他者からの目をあまり気にしません。

自己陶酔度診断

では、日頃の言動などからあなたの「自己陶酔度」をチェックしてみましょう。

自己陶酔度チェック!

・鏡を見る回数が人より多いと感じる
・車窓やショーウインドーに自分が映るとチェックする癖がある
・空想や妄想をすることが好き
・他人の言動が比較的気にならない
・他人から自分がどう見られていても構わない
・話を盛って話してしまうことが多い
・自分の容姿に自信がある
・仕事に対する能力は高い方だと思う
・コレクションすることが好き
・何かにハマるととことん追求するタイプだ

チェックが1〜2の人【自己陶酔度 低レベル】

自己陶酔をするタイプではありません。それどころか自分に自信がないと悩んでいませんか? もっと自分で自分に「いいね!」をしてあげても良いかもしれませんね。

チェックが3〜5の人【自己陶酔度 中レベル】

自分に適度に自信があるものの、時に不安になったり自己嫌悪に陥ったりすることもあるといった平均的なレベルです。一過性の感情のアップダウンを気にし過ぎないように日々を過ごすことを意識していきましょう。

チェックが6〜8の人【自己陶酔度 高レベル】

自分にうっとりする時間を持つことは自分自身の自信にもつながりますので悪いことではありません。

しかし、他人に対する配慮や共感力にも自信がありますか? 一度自分の言動を振り返ってみても良いかもしれません。

チェックが9〜10の人【自己陶酔度 注意レベル】

自己陶酔が強いタイプといえます。

あなたの言動が独りよがりになっている可能性があります。信頼できる家族や友人がいるなら率直に意見を聞いて、言われたアドバイスを受け入れる姿勢が大切です。

自己陶酔改善法

最後に、過度な自己陶酔を改善する方法をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

(1)自分が話す時間を意識する

日常的に話す相手を思い浮かべてみてください。あなたが話す割合はどのくらいでしょうか?

相手との相性もありますので、一概に何対何の割合が良いとは言えませんが、誰とでも自分が一方的に話している場合は要注意です。自分が話す割合が相手と同じくらいになるよう意識しながら話すことをしてみましょう。

(2)現実を見る習慣を付ける

誰でも自分にとって不利な状況やそれによる不快な感情からは目をそらしたいもの。現実を見るとつらいことも多いのです。

しかし、自己陶酔してしまう癖を直したいのであれば、そこから逃げないことが大切です。「自分に都合良く考えている部分はないか」と物事に対する自分の思考を冷静に点検する時間を定期的に持つことをおすすめします。

(3)他人の会話を俯瞰的に見る時間を作る

現代はテレビの討論番組やネットでのライブ配信などで、複数の人が会話や討論をする様子を第三者が見ることができるツールがたくさんあります。そうしたもので、話す人、聞く人の態度や表情をオブザーバーになった気分で観察してみましょう。

話を遮られた時の相手の表情、周りの人の態度など、自分自身と照らし合わせて学べる要素がたくさんあります。

謙虚な心を忘れずに!

自分にうっとりする時間を持てることはうれしいことですし、自分を自分で認めて愛することも必要な感情です。ただ、その自己愛が他人の感情を置き去りにして暴走してしまうと独りよがりとなり、周りから人が離れていってしまいます。

他者へも同じように愛情を注ぐことができているか、定期的に心の点検をしていきましょう。

(小日向るり子)

※画像はイメージです

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