サラリーマンにおすすめの副業5選と注意点【20・30代女性向け】
副業をしてみたいと思ったことはないですか? 元外資系企業勤務の人気ライター・トイアンナさんに「合法・手堅い・初心者向き」のサラリーマン向け副業を教えてもらいました。成功例が多い副業ランキングと、する際の注意点も必見です。
新型コロナウイルスの影響で、在宅副業を始める方が増えたとの噂を聞きました。確かに、テレワークの方が本業と副業の切り替えが楽かもしれませんね。通勤の移動時間が減ったのも大きいでしょう。
特に派遣社員・非正規雇用が多い女性にとって、出勤できない今はピンチ。副業をせざるを得ない現状もあるでしょう。
そして、欲望あるところに詐欺があります。最近「副業に〇〇がおすすめ! やり方を教えます! 講師料5万円!」みたいな勧誘をして、振り込まれてから相手をブロックするSNSアカウントが登場。これぞ、最も手軽な副業ってやつでしょうかね……(ハチャメチャ違法です)。
そんなわけで、私は「合法・手堅い・初心者向き」のサラリーマン向け副業をご案内できればと思います。
サラリーマン向け副業で「やってはいけない」2選
まずはサラリーマン向けの副業で、他の方がおすすめするものを並べてみましょう。
でも私はどちらも多くの方にはおすすめしません。
(1)ブログでアフィリエイト記事を書く
サラリーマン向けの副業で必ずといっていいほど出てくるのが、アフィリエイトです。
アフィリエイトとは広告を自分のブログに貼って、収入を得ること。個人的に、全くおすすめしません。
勧誘文句に「寝ていてももうかる」と言われますが、嘘です。更新頻度が低いブログはそれだけでGoogle、Yahoo! 検索上位にこなくなるため、もうける人は毎日更新しています。
文章を毎日書くのが苦ではない人なら続くでしょうが、大半は挫折するのではないでしょうか。実際、アフィリエイトでは月収1,000円以下の人が約7割だといわれています。
書くのが苦にならない人は、ライターになった方が楽に食べていけることでしょう。まず初月から副業で月2万円は狙えますから……。
(2)ウェブサイト制作
次に多くの人からおすすめされるのが、ウェブサイト制作です。
確かに、最近はWixやペライチ、WordPressなど少し勉強すればサイト制作できるサービスが増えました。
ですが、「誰でもできるなら、自分でやるわ」と思うのが依頼主。ある程度リテラシーがあれば、わざわざ他人へ依頼しません。
稼ぐためには自分で営業をかける必要があります。
じゃあウェブサイト制作は誰に営業するのがいいのかというと、ネットに疎いシニア層あたりになります。
でも、片っ端から高級住宅街を狙って営業電話かけますか? それ、副業じゃしんどくないですか?
サラリーマン向け副業は「自分の特技」から派生する
じゃあ、最強のサラリーマン向け副業っていったい何? 答えは「あなたが息を吸うくらい自然にできること」です。
例えば、私にとっては「書くこと」が呼吸と同じくらい自然にできます(上手ではないですが……)。従って、執筆関連のお仕事は副業に向いていたといえます。
今は本業がライターなので、会社員時代にマーケティングをしていた経験から、他社のマーケティング支援が副業(?)的な位置付けかもしれません。
あなたには、自分にとって全然大したことじゃないのに、周りからすごいと言われる特技はないでしょうか。頼られたり、相談されたりすることはありますか。それこそ、あなた向け「副業のタネ」です。
年収100万アップも! 女性の成功例が多い副業ランキング
ここからは実際に、私の周りで成功例が多い女性の副業ランキングをご案内します。
1位 占い(電話・LINE・メール)
2位 プロフィール添削指導(恋愛相談・マッチングアプリなど)
3位 パーソナルトレーナー(ヨガ・ピラティス・ダイエットエクササイズなど)
4位 オンライン教室(料理・メイク・ネイル・英会話・資格試験など)
5位 note販売(専門知識がある分野を有料記事にする)
注意していただきたいのは、1位だからもうかるわけではないという点。苦手なことを無理にやっても疲弊するだけです。
ただでさえ本業で疲れているんだから、副業で無理をしちゃダメ。
これらは「サービスを買いたい顧客が多い」「特技の延長だから楽に始められる」のがランクインの理由でしょう。
TimeTicketやココナラなど、個人のスキルを売買できるプラットフォームも増えました。
これぞ、サラリーマン向け副業の筆頭になるんじゃないでしょうか。
副業をする際に注意したいこと
自分に合った副業を見つけて取り組むのが第一条件ですが、副業をする際には他にももろもろ気を付けなくてはならないことがあります。
勤める会社は副業OKかチェック
そもそも、未だに副業禁止の会社なんて辞めた方がいいとは思うのですが、とはいえ現実はままなりませんね。
副業禁止の企業にお勤めの方は、原則副業はできません。副業される際は、ご自身の会社の就業規則をよく確かめてから始めましょう。
ばれないだろうとこっそり副業を始めても、稼ぎ過ぎると住民税が上がって会社にばれるといった可能性があるので気を付けましょう。
本業と同じ職種は避ける
また、本業と全く同じ職種はやらぬが吉です。副業可でも、禁止されていることが多くあります。
ましてや競合他社の案件を受けるの、ダメ・絶対。本業がおろそかになって、無職になるのがオチです。
確定申告はちゃんとしましょう
副業の所得については、確定申告が必要です。
年間20万円以上の所得は申告必須
また、年間20万円以上の所得になるなら、毎年3月15日が締め切りの確定申告は必ずしましょう。
確定申告についてはfreeeなど楽に申告できるツールがたくさんあるので、量にもよりますが年に1~2日頑張ればなんとかなります。算数オンチな私の体験談ですから、安心してください。
必要経費は差し引ける
また、「謝礼として振り込まれた額」が多くても、そこから経費を差っ引けるのが副業のメリット。仕事場にしたなら家賃の一部や、水道・電気・携帯・ネット料金の一部を経費計上できる可能性があります。
経費を差っ引いて20万円以下になったなら、確定申告せずともいいようです(記録は残さなきゃいけないので、確定申告するのと実質作業量は同じですが……)。
詳しくは初心者向けの本がたくさんあるので、1冊読んでおきましょう。※年間20万円未満の所得でも自治体への住民税の申告は必要です。
どこかに採用されての副業は20万円から必須
インターンやアルバイトのようにどこかに採用されて働いた場合は、給与が20万円を超えたら確定申告が必須。
そういった意味でも、もう1カ所へ雇用されるよりスクールやセミナーなどのフリーランス的な事業がサラリーマンの副業には向いています。
上手に副業を取り入れよう
ここまで、サラリーマン向けの副業でやらない方がいいものと、おすすめランキングをご紹介しました。
副業があると会社でつらいことがあっても動じにくくなりますので、本業の肥やしにする意味でも上手に副業をやっていきましょう。
(トイアンナ)
※画像はイメージです