どうしても眠い。日中眠くなる原因と今すぐ起きる対策5つ
仕事や学校でどうしても眠い時に起きる方法とは? 眠くて仕方ない時にやるべき対処法を外資系OLコラムニストのぱぴこさんから教えてもらいました。
「眠すぎる……」
会社でそんな思いを抱えたことはありますか? 私はあります。突然の睡魔、人類があらがうことができない三大欲求のひとつ、睡眠欲……。
しかたがなくない? だって基本的な欲求なんだし……。と、いい訳したくなりますが、そうはいっても就業中に寝ていたらクビ候補になってしまいます。
こんな時、どうしたらいいのか対処法をお伝えします。
どうしても眠たくなるのはどんな時?
人はどういう時に眠たくなるのでしょうか。具体的な例をいくつか挙げてみました。
(1)炭水化物をとった食後
個人的に最も可能性が高く、かつ回避可能な理由がこちらです。
正直、お昼時に炭水化物多めで満腹になると、午後14~15時に眠気のピークがきます。もう、あらがえない。何かの呪いか!? と思うくらいの強烈な眠気です。
同じような人が多いのか、15時ごろのトイレは満杯&なかなか空きません……。
(2)前日の睡眠不足で適温のオフィスにいる時
「睡眠不足=眠気がくる」というあまりにも当たり前な理由ですが、この時ばかりは「体調管理」という言葉が身にしみます。
飲みすぎた次の日や、寝る前にうっかりスマホに没頭してしまったなど「後ろめたい」理由であると、罪悪感もひとしおです。
(3)退屈な仕事中
人は動かずに興味のない仕事をしていると眠気に襲われます。そんな人間にとって眠気を呼ぶ悪魔は「つまらない会議」です。
発言をしたり会議が盛り上がっていれば脳や口をフルスロットルで活用しますが、ずっと単調な会議に「いるだけ」だと、やれることは議事録を取るフリをした落書きくらいです。
(4)デスクワークで単調な業務を繰り返す時
(3)と理由は同じですが、単調な作業を1人で続けていると睡魔が襲ってきます。
脳を使わずに決められたことを繰り返すだけの作業だと、オフィスにいる時間ばかりが過ぎていき、それと共に眠気も襲ってきます。
日中に眠くなる原因
急激な眠気に襲われる瞬間は誰にでもあるもの。なぜ眠くなってしまうのでしょうか?
(1)睡眠時間が足りない
そもそも睡眠時間が足りない場合、眠くなってしまうでしょう。
データによると日本人の平均睡眠時間は7時間40分。過去20年の推移をみると年々減少傾向にあります。※出典(「平成28年社会生活基本調査結果」(総務省統計局))
人によって最適な睡眠時間は変わるため一概には言えませんが、朝スッキリと目覚められない場合、自分にとって十分な睡眠がとれていない可能性があります。
(2)睡眠の質が低い
睡眠時間は十分に取っているはずなのになぜか眠い。そんな場合は睡眠の質が低いのかもしれません。
寝つきが悪い、眠りが浅く夜中に何度も目が覚める、朝スッキリと目覚めない。そんな状態に陥っている場合は睡眠の質が低いのかもしれません。
よく効く! どうしても眠い時の対策
よく寝て体調を整えましょう……と言いたいところですが、仕事中に襲ってくる眠気には対処しなくてはいけません。どんな方法があるのでしょうか?
(1)席を立ってトイレに行ったり、オフィス内を歩く
人間はじっと座っていると眠くなります。そのため、一度席を立ってトイレに行ったり、オフィス内を歩いたりなど、体を動かして気分転換をするのが最初にできることです。
とにかく気分転換をしないと、張り付いた眠気から逃れられません。
(2)ストレッチをする
歩くだけでなく、ストレッチをするのも効果的です。同じ姿勢で座って作業をしていると、首や肩なども固まります。
そのコリからくるダル重さによって眠気が誘発されている可能性もあるので、簡単なストレッチをしましょう。
(3)栄養ドリンクやコーヒーなどカフェインを摂取する
とにかく眠い! そんな時の救世主はカフェインを含んだ栄養ドリンクやコーヒーです。過剰な摂取はよろしくないですが、やはりカフェインを取ると覚醒する気がします。
(4)ガムを食べる
眠い時は動くに限りますが、職種によっては難しい場合もあります。そんな人にはガムなどで常に口を動かすことで眠気を撃退する方法があります。
頬の内側を噛む……といった荒業もありますが、咀嚼によって脳を目覚めさせることが一番効果的です。
(5)目薬を差す
強制的に「目を覚まさせる」効果が期待できるのは、クール系の目薬を差すことです。目にすーーー! っとした爽快感が走ることで刺激によって目が冴える可能性があります。
それでも眠い時は仮眠をとる
色んな方法を試しても、どーーーーーしても眠い時、対処法はあるのでしょうか?
あります。仮眠です。
「は?」と思うなかれ。睡魔に襲われて集中力を発揮できない状況が続くのであれば、10~15分程度の仮眠を取るのが最も効果的です。
10分の仮眠でも、注意力や認知能力が回復することは多くの研究結果からも立証されています。
自分に合った眠気の対処法を見つけて
「眠くなる」ということを避けられるのが一番よいですが、どうしても眠い場面は生きていれば遭遇するものです。
その時にどんな手段をとれば、効果的かつ効率的に「眠気に襲われる」状況を回避できるのか、自分なりの方法を見つけておきましょう。
(ぱぴこ)
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