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辞めたい(涙)。仕事がキャパオーバーのときの対処法

ぱぴこ

仕事がキャパオーバーで辞めたい。そう思ったことはないですか? こんな時どうしたらいいのでしょうか? すぐに辞めるのは得策ではないようです。外資系OLコラムニストのぱぴこさんに対処法を教えてもらいました。

「仕事がつらい……」
「もう無理……」
「辞めたい……」

こんな風に思うことはありますか?

私は、毎日は言い過ぎかもしれませんが、隔日くらいのペースではあります。この先も「仕事だいしゅき! 仕事に抱かれて死にたい!」と思って仕事漬けになることはなさそうです。

とはいえ、今の「仕事だるぅ」という気持ちは、20代の頃の「もう仕事が限界です……」という切羽詰まった気持ちとはだいぶ違います。

今回は、若い時に陥りがちな「仕事のキャパオーバー」という悩みについて触れます。

仕事がキャパオーバーになる主な理由や原因

若い時ほど「自分がどの程度できるのか」が判断できずに「もう無理です!」とキャパオーバーを感じがちです。

では、その主な原因を考えてみましょう。

(1)仕事の優先度付けをせずに着手してしまう

仕事を来た順番に受けてしまったり、ひとつの作業中に別の依頼が入ることで手が止まったり、「やるべき仕事」の優先順位の判断ができずにタスクが溢れてしまうパターンです。

特に若手では「やらねば」という気持ちに引きずられることが、キャパオーバーになる原因になります。

(2)仕事を切り捨てずに抱えすぎてしまう

あれもこれもと抱えた結果、業務量が増えてしまいキャパオーバーになるパターンです。

残業や休日出勤をしないと終わらない……という事態は明らかにキャパオーバーです。やり切る至上主義も行きすぎると害悪です。

(3)仕事を処理するためのスキルが低い

スキルの問題でAさんが1時間で終わる作業を、Bさんが1日かけているなんてことはザラにあります。

各種officeツールの使い方や効率的な作業方法など、実は知らない、自分の力が足りないことで「時間が足りない→残業になる→キャパオーバーだと思う」というサイクルにハマる可能性はあります。

(4)期待値コントロールができておらず頑張りすぎる

「このくらいできるでしょ」の「このくらい」は人によって違います。

経歴から「経理できるでしょ」と振られたものの、見ている範囲が違う、事業規模が違うなどでスキルが合わないことはあります。

そのギャップを埋められず「頑張らないと!」で走ると簡単にキャパオーバーします。

辞めるしかない? 仕事がキャパオーバーなときの対処法とは

「もう無理だ、完全にキャパオーバーだ!」。

そう思った時はどうすればいいのでしょうか?

(1)相談する

まずはこれしかありません。先輩や上司に対して「キャパオーバーだ」というエスカレーションをしましょう。

この時に「とにかく無理です」と言われると判断する側も困るので、どんな面で自分自身が難しいと感じているのか、実際の影響(残業や体調不良など)をまとめて話すことが必要です。

仕事の割り振りが変更されたり、人を雇うという話になる可能性もあります。単純に「そこまでやばいとわかっていない」パターンは割とあります。

(2)自分の仕事量を正確にはかる

そもそもどの程度仕事をしているのか? のタスクを洗い出して、自分のキャパオーバーが「仕事量」なのか「仕事の責任」なのかというカテゴリ分けをしましょう。

業務量は多くなくても、考えることが多くてアウトプットに結びつかない場合と、単純に雑用的な依頼が多くて時間を消費しているのとでは、相談すべきポイントも変わります。

また、自分の仕事を客観的に抜き出して整理することで、「(1)相談する」場合にも役立ちます。

(3)無理にでも休む

精神的に疲れており、正常に判断ができないと思われる場合は思い切って「休む」を挟むのがオススメです。

平日含めて2~3日休むだけでもずいぶん気持ちは楽になったりします。

とにかく仕事に終われてキャパオーバーという場合は、何も考えられずに「つらい」となるので、病欠でもなんでも無理やり理由をつけて休むことをオススメします。

辞める前にできることは全部やってみよう

「あー無理! 無理です!」となる瞬間は、仕事をしていると無限にあります。

若手の時と、中堅~シニアの悩みはまた違うと思われがちですが、「自分のヤバさをどう検知して、それをどう対処するのか」というのは、人生をやっていく上でどんなフェーズにおいても重要です。

「人に話す」「自分のつらさの分解をする」「休みを取る」、多少の違いはあってもこの3つに集約されていきます。

その上で、会社側が対応してくれない、もしくは「そもそも今の仕事に向いていない」などと思うならば、転職などを含めた「仕事を辞める、変える」判断をしてみましょう。

一度冷静になってみて「やれそう」と思うのならば、ストレッチの機会だと思って頑張ってみてももちろんOKです。

自分のキャパシティを把握し、必要ならば容量を増やすチャレンジをして頑張りましょう。

(ぱぴこ)

※画像はイメージです

 

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