目が笑ってない人の特徴と心理。改善方法とは
「目が笑ってない」って人に指摘されたことはないですか? 一体どうしたらいいのでしょうか? 目が笑ってない人の特徴や心理から、原因を追究。マジシャン&ライター&催眠心理療法士の浅田さんに改善策まで教えてもらいました。
「ちょっと、目が笑ってないよ!」
こんな言葉を言われたことはありませんか?
・目が笑ってないと言われる
・それってダメなことなのか知りたい
・目が笑わないってどういう状態なんだろう
・空気を悪くしたいわけじゃない
・どう思われてるか気になる
・どうやって改善すればいいかわからない
もしひとつでもピンとくるなら、きっと役に立てると思います。
今回は「目が笑ってない問題」をパーフェクトに解説しちゃいますよ。
「目が笑ってない」とは
そもそも「目が笑ってない」って、どういう状態のことを指すんでしょう?
そこにもパターンがあるはずですよね。ちょっと考えてみましょう。貴女にあてはまるものがあるかもしれません。
目が笑ってない人の特徴
頬と眉が動かない
表情分析学的に「笑いの表情」とは「頬が上がって眉が下がっている」状態を指します。
笑っていない(と言われる)のはこの筋肉が動いていないことが原因です。
とはいえ、もともと、この部分の筋肉が弱い人もいます。
目を見開きすぎ
まるごと黒目が見えているイメージ。目だけに力が入ってしまっているのが原因です。
また、目を見開くのは緊張のサインでもあります。リラックスできていないのかもしれません。
口元だけ笑っている
口元だけに意識がいってるパターン。
口の両端を上げて、なんとか笑顔を作ろうとがんばっているのはわかります。
しかし、動きのない目が余計に目立ってしまうわけです。
声に感情がこもってない
「笑い」は見た目だけでなく声にも表れるのが特徴です。
「ああ、なるほどね、そう、そう」と、相づちは打つけれど心がこもっていない感じ。
声のトーンが一定で、抑揚もなかったりします。
姿勢が硬い
身体中の筋肉にも特徴が出ます。
目が笑っていない人の一部は緊張しいです。
つまり腕や背中や首筋など、身体もリラックスできていないことが多いのです。
体中が緊張状態で、そもそも笑顔でいられる状態にないわけです。
「目が笑ってない」印象の芸能人
目が笑ってない人の特徴はわかりましたが、もっと具体的に理解したいですよね。
そこで、「目が笑ってない」という印象のある芸能人を数人挙げて、彼らの特徴と印象を通して考えてみたいと思います。
で「目が笑ってないと思う芸能人」をそう思う理由とともに募りました
中居正広
まわりの反応と空気を読んでるみたい。笑ってるときも周囲を観察してそう。芸能人相手の司会業で気を配ることが多いのが原因かも。
東野幸治
目が死んでる感じがする。笑ってるときも演技してるみたい。そもそも感情が生まれにくいのかも。芸能人は寝不足なのかとも思う。
三船美佳
ちょっと不自然。目の奥が笑ってない感じ。基本は真顔なのに、パッと笑顔に切りかわるところに違和感がある。美人だから余計気になるのもある。
小島瑠璃子
テレビでもネタにされていた。口を開けたり、手を叩いたり、オーバーリアクションだから特にそう感じる。芸能人のなかでも頭がいいからコミュニケーションを計算してそう。
なんとなくわかる感じがしますよね。
目がぱっちりしていて目力の強い人が多いです。目を大きく見開くことで、黒目があらわになるのも「目が笑ってない」という印象を与えます。同時にそれは緊張のサイン。
目が笑っていないのは、司会者や、気の利いたコメントをする芸能人など「周囲に気をつかうタイプ」に多い傾向のようです。テレビカメラに囲まれて、緊張しなくてはなりませんからね。
目が笑っていないのは「気づかいのサイン」だともいえそうです。
目が笑ってない人に抱く印象
大事なのは「目が笑ってない」ことで、どんなふうに思われるかですよね。
思ってもない印象を与えてしまっているなら改善しないといけません。
目が笑ってない人から読み取れる心理
一般に、目が笑ってない人からはこんな心理が読み取れます。
おもしろいと思っていない
まずシンプルに「笑っていない」わけです。
そこから「この人はおもしろいと思ってないんだろうな、つまらないのかな」と心理を推測できます。
状況を楽しめていないわけです。居心地の悪さすら感じているかもしれません。
リラックスしていない
目のまわりの力が抜けていないことから緊張しているのがわかります。
気を配らなければいけない立場だと感じているのかもしれません。
逆にいえば、心理的にリラックスしているときは目がとろんとするものです。
ほかのことに心を奪われている
その場に集中できていない、という心理も読み取れます。
ほかに気をとられていることがあるわけです。上の空状態といったほうがわかりやすいかもしれません。
なかでも「おそらくネガティブなことが原因だろう」と推測できます。ポジティブな反応ではないからです。
警戒している
リラックスしていないならまだしも「相手を警戒している」という心理もありえます。
苦手な相手なのかもしれません。恐れているのかもしれません。何を警戒しているのかは状況によるでしょう。
目が笑ってない人に抱く印象とは
私たちが、目が笑ってない人に抱く印象は次のようなものです。
目が笑ってないと思われると、こんな風に思われるわけですね。
怖い
やっぱり怖い感じがします。というのも人間は「相手が何を考えているかわからない」という状態を一番恐れるからです。
楽しい会話のはずなのにちゃんとした笑顔じゃないと、何を考えているかわからず、本音が気になってしまうのです。
コミュニケーションが苦手そう
正直「人とコミュニケーションをするのが苦手なのかな……?」という印象にもなります。表情を作るのに慣れていないわけですから。
慣れないことで緊張してそうだ、という言い方もできるでしょう。
話を聞いてくれてない
こっちの話を聞いてくれてないのかな、という印象を抱かせます。ちゃんと集中してくれてるなら反応してくれるはずだと。
心ここにあらずという感じです。さびしく感じる人もいれば、イライラする人もいるかもしれません。
裏がありそう
裏で計算してそう、という印象もあります。
たとえば、営業マンが「こんなにお得ですよ!」とセールストークをするときも目だけは笑っていなかったりしますよね。
裏で、あれこれ要求を通す作戦を考えているわけです。
心がいっぱいいっぱい
何かに心を奪われてるんだろうな、という印象。その場を楽しむ余裕もないという感じです。
つらくなると表情が死ぬといいますが、心が大変だと、まさに感情を表すのも億劫になるのです。
目を笑わせる方法とは。「目が笑ってない」改善策
心理を見ても印象を見ても、「目が笑ってない」と思われることはあまりポジティブには捉えられません。
そこで、笑っているはずなのに「目が笑ってない」と指摘される人へ、改善策を紹介します。
眉を下げる&頬を上げる
先述の通り、笑顔は「眉が下がっているか?」と「頬が上がっているか?」の2つからできています。
無理に動かすのが難しい部分ではありますが、意識することで改善にはつながります。
本当におかしいときに、自然な笑顔を作りやすくなります。
体を動かす
目が笑っていないならボディランゲージで「おかしさ」を表現しましょう。
手を叩く、口元にあてる、前につんのめる、小刻みにうなずく、という感じです。体の動きでアピールするのです。
不自然なオーバーリアクションをする必要はありません。大事なのは空気感を作ることです。
クールなふりをする
逆に「目が笑っていない」という笑い方をするという作戦。
スマートに口元をにやっとさせる感じです。
作れないものは作れないわけですから、無理に表情をごまかす必要もないのかもしれませんね。発想の転換です。
「表情が乏しくてすみません」と前置き
カミングアウト作戦。
あえて「表情が乏しくてすみません。よく目が笑ってないぞっていわれるんです。でも、めっちゃおもしろがってますから」と告白しちゃいましょう。
弱点も、さらけだすとキャラクターになります。悪いことをしているわけじゃありません。堂々としてもいいんじゃないでしょうか。
目を笑わせられなくてもあまり気にしない
ここまで読んでくださった貴女はやさしい方だと思います。
だって「目が笑ってないことで誰かを悪い気にさせてないかな……」と気づかいのできる方なのですから。
そんな貴女に、最後にひとつだけ。
なんだかんだ一番大事なのは「貴女が笑いたいときに自然に笑うこと」のはずです。あなたが自然に笑っているのなら、それでいいはずです。そうじゃないですか?
「目が笑ってない」と気にしすぎると、自然に笑うことができなくなってしまいます。
目が笑っているにせよ、笑っていないにせよ、いまの貴女はステキだと思いますよ。
自信を持ってください。
(浅田さん@恋愛を語る奇術師)
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