人見知りの女性の特徴って? 克服方法と恋愛のポイント
「人見知り」の女性は男性へのアピールが苦手だったり、リアクションを受け止められなかったりと、つまづくことが多い傾向に。けれど、人見知りだからこそのアプローチ方法もあるんです。恋愛コラムニストのひろたかおりさんが解説します。
人見知りをする性格は、気になる男性ができてもうまく自分をアピールできなかったり、相手からのリアクションをきちんと受け止められなかったり、恋愛でもつまずきがち。
ですが、人見知りをしてしまうからこそ、一方的にならないアプローチができることもあります。
人見知りを克服して恋愛を楽しむにはどうすればいいか、恋愛コラムニストのひろたかおりがお伝えします。
人見知りの特徴とは?
人見知りをする人の特徴にはどんなものがあるのでしょうか。
緊張しがち
まず、人見知りをする人は他人といるときに緊張しがちです。
リラックスできないのは、自分がどう思われているか不安になるから。「不自然じゃないかな」「おかしく思われないかな」と相手が不快になることを考えてしまうので、なかなか素の自分を出すことができません。
自然体でいたいと思っても、自分に自信がないためどうしても硬い態度や表情になってしまうのですね。
会話が苦手
人見知りをする人は、会話が苦手。
決して話したくないのではなく、緊張しているせいで相手との会話を楽しむ心の余裕がない状態です。
相手から話しかけられても、言われた言葉を柔らかく受け止めることができずにおかしな返事をしてしまったり、また次の会話のきっかけを作れなかったり。
また、そんな自分が相手にどう思われるかを気にしてしまうので、余計に言葉が出てこなくなるところがあります。
自分の感情を出せない
たとえば、好きな俳優がいて「○○って最近スキャンダルが多いよね、だらしない」とその人のことを悪く言われても、「そうだね」としか返せない。
本当は「こんないいところもあるよ」と伝えたいのに、自分の感情を出すと相手がどう受け止めるかわからないので怖くなり、何も言えなくなるのも人見知りをする人の特徴です。
「好き」「楽しい」「悲しい」など、ストレートに気持ちを表現することに慣れていないので、本心がなかなか相手に伝わらないもどかしさがあるのですね。
ネガティブ思考
人見知りをする人は、たとえば気になる男性からあいさつされても「たまたま私が近くにいただけ」「特に意味はないはず」と前向きに受け止めることができません。
気になる男性から声をかけられれば、「次は私からあいさつしてみよう」と思う女性は多いと思いますが、人見知りをする人は自信のなさが先に出るのでなかなかポジティブな考え方ができないのですね。
また、勇気を出してこちらから声をかけてみても、思った通りのリアクションがなければ「やっぱり私はダメなんだ」とすぐネガティブな答えを持ってしまうのも、人見知りをする人の特徴です。
こちらから誘えない
人見知りをする人は、自分から人を誘うことが苦手です。
誘いたくても、「断られたらどうしよう」「楽しい時間にならなかったらどうしよう」と不安ばかり思い浮かんでしまい、諦めてしまうのですね。
自分から一緒に過ごすきっかけを作れないので、男性から見れば「俺のこと、なんとも思っていないのかな」と、関係を進めることをためらってしまいます。
あなたの「人見知り度」を診断でチェックしてみましょう。
人見知りは克服したほうがいい?
人見知りをする人は、友人関係でも恋愛でも、「自分からかかわっていけない」ことに悩みがちです。
楽しい時間を過ごすことができて、次は私からも声をかけようと思っても、そんな自分がどう思われるかわからないので怖くなり、結局相手からの誘いを待ってしまう。
また、会っていても相手の笑顔が少ないと「私といても楽しくないのかな」と悪い方向にばかり考えてしまい、場を盛り上げることができずに終わってしまう。
そうやって気になる男性ともいい関係を築けていけないことで、ますます自分に自信をなくしていくのですね。
コミュニケーションは、お互いに感情のやり取りがないと心を開けません。いい雰囲気になっても、その先を続けるにはまず自分の気持ちを我慢しないことが肝心です。
ですが、人見知りは決して悪いことではなく、それだけ相手の気持ちを考えられる、また自分の態度について自制する心があるということ。
人見知りする性格を少しずつ改善していくことで、気になる男性ともより心の距離が縮まるやり取りができるようになります。
人見知りを克服する方法
それでは、人見知りを克服するにはどんな方法があるのでしょうか。
「安心して話せる機会」を増やしていく
人見知りをする人は、ほかの人と面と向かって話をする場面が苦手です。
それなら、LINEやメールなど、顔を合わせずに話せるツールを有効に使いましょう。
言葉を選びながら会話ができるLINEなどは、相手が目の前にいないので自分の気持ちに集中することができ、また相手の言葉もしっかりと受け取ることができます。
伝えたいことをしっかりと言葉にすることで、相手にも自分の気持ちが届きやすくなり、会話が続いて相手もまた心を開きやすくなるでしょう。
LINEやメールなどで盛り上がれば、いざ会ったときも楽しい空気を維持できますね。
会話は「聞く側」に徹してみる
会っているときや、LINEや電話など顔が見えないとき、人見知りをする人は「うまく答えなくちゃ」「楽しいと思ってもらわなくちゃ」と焦りがち。
それは、相手を不快にさせたくない気持ちがあるからですが、受け答えにばかり気を取られてしまうと見当外れな言葉を返したり気持ちが空回りして恥ずかしくなったりと、どこかでつまずいてしまいます。
会話では、まず「聞く側」に徹してみましょう。
「うん」「そうなんだね」と、しっかりと相づちを打つだけでも相手は「聞いてもらえている」と安心します。
うまく言葉が出ないときは、「こうだったんですね」と相手の話を繰り返すだけでもOK。
相手の話を頭に入れておけば、「どう思う?」と尋ねられたときに落ち着いて答えられます。
無理に会話を盛り上げるのではなく、まずは聞く姿勢を見せることで相手に「話しやすい人だな」と思われることが肝心です。
感情を伝えやすい方法を見つける
「今日の映画、楽しかったね」「さっきの言葉、悲しかったな」など、自分の感情を伝えることは相手からの反応を引き出す大切なコミュニケーション。
ネガティブな感情ほど口にするには勇気がいりますが、まずは「うれしい」「幸せ」など前向きな言葉を口に出すことを心がけてみましょう。
なかなか言えないときは、LINEやメールなど文字で伝えるのもいい方法です。「今日は誘ってもらってうれしかったです」のひとことがあるだけで、相手は「また誘おう」とポジティブな気持ちになります。
相手からいい反応が返ってくれば、少しずつ自分に自信が持てるようになるはず。
感情を出すことを恐れず、伝えやすい方法で相手に自分の気持ちを知ってもらいましょう。
人見知りの女性の恋愛のポイント
人見知りの女性が恋愛を楽しむためには、どんなポイントに気をつければいいのでしょうか。
「自然体」を意識しすぎない
人見知りをする女性は、気になる男性を目の前にすると余計に緊張が高まってしまい、不自然な態度やふるまいが出ることがあります。
そんな自分がわかるので、「自然体でいよう」と強く思っても、それがプレッシャーとなって逆に言いたいことがあっても言えなくなるケースも。
大切なのは、無理に自然体を意識することより、相手と感情のキャッチボールをすることです。
緊張してうまく会話ができないなら、「ごめんなさい、緊張してしまって」「人見知りするのでうまく話せなくて」など、ひとこと自分について伝えましょう。
あなたのぎこちない態度は人見知りによるものなのだとわかれば、男性もそれを了解したうえで会話を続けようとします。
人見知りを隠すより、伝えることで相手との距離が縮まると心得たいですね。
相手の気持ちを決めつけない
人見知りをする女性は、たとえば気になる男性にLINEをしたとき、すぐに返事がなかったり会話が盛り上がらなかったりすると「つまらないんだろうな」と決めつけてやりとりを諦めてしまいがち。
ですが、相手には相手の都合があり、本当は忙しくて返せなかっただけであったり、本人は盛り上がっているつもりであったりと、心のすれちがいはよくあることです。
思うような反応が返ってこないときは、ネガティブな結論を一方的に持つのではなく、少し時間を置いて相手の反応を待つ余裕を持ちましょう。
男性が悲しいのは、自分の気持ちを勝手に決めつけられることです。そうではなく、「相手には相手の受け取り方がある」ことを忘れずに、焦らず様子を見るのも大切です。
そのためにも、やり取りには心を込めること、気持ちに嘘をつかない姿勢を持ちたいですね。
笑顔を心がける
人見知りをする女性は、緊張すると表情もつい固くなりがちです。
気になる男性と話ができて本当はうれしいのに、「話してくれているけど、あまり楽しそうに見えないな」と思われるのは悲しいですよね。
あ、うまく話せていないな、と気がついたときは、言葉で取り繕うよりまずは笑顔を作ることを心がけてみましょう。
「笑いたくても緊張しているから無理!」と思ったら、軽くでいいから呼吸を意識。少し深めに息を吸い、吐き出すときに口角をあげてみるだけでも笑顔は作れます。
伝えたいのは、「私も楽しい」という自分の気持ちです。言葉にすることが難しいときは、笑顔を見せるだけでも男性の受け取り方はまったく変わってくることを、忘れないでくださいね。
人見知りを個性に変える努力
人見知りをする性格だと、まわりとうまくコミュニケーションがとれずに悩んでしまいますね。
ですが、人見知りは決して悪いことではなく、他人と協調性がある証拠でもあります。
無理に隠すのではなく、「これも私の個性」と受け入れ、まわりに知られても大丈夫と思いましょう。
今の自分でできるやり方を見つけていくことで、まわりとのやり取りも楽しくなり、いつしか人見知りを克服できるようになるはずですよ。
(ひろたかおり)
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