何を考えている？　彼氏の本音をこっそり知る方法

「彼が本音を言っていないのではないかと不安になる」という悩みを持つ女性は多いのではないでしょうか。

特に口数がもともと少ない彼や文章で伝えることが苦手な彼の場合は、本音を知る以前に「いったい何を考えているの？」「私のこと愛しているの？」と悩みが深くなりがちですよね。

今回は、本音を言わない男性の心理を紐解き、そうした彼への対処法までを書いてみたいと思います。

男性は本音を言わないもの？

彼が本音を言ってくれない気がして不安や不満がある方は、ちょっと立ち止まってこれまでの彼に対するご自分の言動を振り返ってみてください。

「あのとき私が黙り込んだのはあなたのあの行動に問題があったからでしょ！」「私が泣いた理由くらいわかるでしょ！」そんな言葉で彼を責めることが多くなっていませんか？

出産・子育ての役割を担ってきた女性は、言葉を話せない赤ちゃんの表情や泣き声などから「相手のしてほしいことを読み取る」という能力を発達させてきました。そうした背景も一因で、女性は男性よりも言葉以外の言動に対する感度が高いのです。

しかしこれは男性側に言わせると「自分が発する言葉で彼女が過剰反応をする」という心境になりがちです。このようなことが何度も起きると、彼は次第に疲弊して「いっそ何も言わないほうがうまくいく」という心理になってしまいます。

一部には「男は沈黙が金」といった教えを忠実に守っている男性もいますが、現代ではそのような男性も少数派です。

つまり、彼は本音を言わないのではなく、本音を言ったら困惑する反応が返ってくるため次第に言わなくなっている、というのが現実なのです。

彼氏の本音を引き出すセリフ・心理テクニック

ネガティブワードで質問してみる

たとえば、今日の自分の格好を彼がどう思っているかを知りたいとき「今日の格好どう思う？」という聞き方をするのではなく「今日の格好派手すぎるかな？」という風にネガティブワードを使って質問してみましょう。

「どう思う？」だと「いいんじゃない」しか返さない彼も、ネガティブワードを使うと「そうだね、ちょっと派手すぎかな」とか「いや、俺はそのくらいが好きだよ」など快不快で返ってきます。

自分の意見を先に言う

自分の感情や状況を先に伝えてみましょう。その際は、自分を少しだけおとしめたエピソードを披露するとよいです。

たとえば、彼の貯金がどのくらいあるかを知りたいときは「今、貯金したいと思っているのだけどなかなか難しくて……」といった感じです。自分のダメなところやうまくいかないところを先に伝えると相手も安心して本音が言いやすくなります。

第三者の話として質問する

彼の価値観や恋愛・結婚観を知りたいときは、第三者の話として話題を振ってみましょう。

「私の友だちで彼と3年も付き合っている子がいるのだけど、彼が結婚の話をまったくしてこないんだって。その男性は何を考えてるのかな」と言った感じです。

そのほか、芸能人などの恋愛や結婚の話題を振ってみて彼がどう思うかを探ってみる方法もアリです。

彼氏が本音を言えなくなるNG行動or発言

泣く

先にお伝えしたように、男性は女性ほど感情に敏感ではありません。

女性は言葉に加えて自分の気持ちをより伝えるための手段として泣きますが、男性は泣かれてしまったという事実がショックで彼女が伝えたい気持ちは心に入りにくくなります。

これでは逆効果ですよね。彼と喧嘩すると涙が自然と出てきてしまう、という女性はこうした男性感情を理解してコントロールできるようにがんばってみましょう。

プライベートを探りすぎる

最近は、彼のスマホを私物化することが恋人同士の証だと思っている女性が増えています。

恋人ならLINEのプロフィール画像は２ショットにするべき、彼女なのだから彼の携帯は見てもいいはず、など。

しかし、なんでも筒抜けの状態にしておけば隠しごとなんてできないと思っているとしたらそれはまちがいです。

スマホといったハードなもので心というソフトなものをカバーすることは不可能なのです。そのようなことをしたら彼はいっそう隠すようになります。

男性の本能を理解する

男性は本能的に露出の多い女性や色気を出している女性を見てしまうもの。でも、それは動物としてのオスが持つ本能であって、恋愛感情ではありません。

それなのに「今、あの女性のこと見てたでしょ！」「ミニスカートの人を目で追ってたよね」など男性の本能を責める言葉ばかり言っていると、彼が息苦しくなり本音を言えないどころか気持ちが冷めてくる可能性もあります。男性の本能はある程度認めてあげましょう。

効果的だけどハイリスク！　気をつけたいワード

「○○しないから本当のこと言って」～条件つきで本音を聞きだす～

これはもっとも効果的です。主に彼の浮気心を知りたいときに使えます。

代表的な言葉に「怒らないから本当のことを言って」がありますが、それ以外でも「泣かないから」「別れないから」などがあります。

特に若くて女性経験が少ない男性の場合は彼女にこの言葉を言われると本音を話す確率が高くなります。

ただし、当たり前ですがこの約束を絶対に守れるという自信と覚悟がなければおすすめはできません。人の感情は真実を聞いたらどう動くかわからないものなのです。

彼の本音を聞きだすことよりも、彼が「言いたくなる雰囲気」を大事にしましょう

いかがでしたでしょうか。このように分析していくと、彼に本音を言わせるというテクニックも大切ですが、それ以上に彼をひとりの人間として尊重することも非常に大切だということがおわかりいただけると思います。

人は「この人は裏切りたくない」と思う人には本音で誠実に向き合います。この心理に男女差はありません。

童話『北風と太陽』の太陽のように、力技ではなく彼があなたの前では自分からジャケットを脱ぎたくなるような関係を構築できるように心がけてくださいね。

（小日向るり子）

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