最低限持ち歩きするには? 社会人に必要な化粧ポーチの中身5選
身だしなみに常に気を配らなければいけない社会人女性にとっては「あれもこれも持ち歩かないと不安」と感じがち。つい化粧品を詰め過ぎてしまい、化粧ポーチがかさばって持ち歩くのが大変だと感じた経験はないでしょうか。「最低限これを持っていれば大丈夫!」というアイテムがわかれば安心ですよね。そこで今回は、美容家の西田美穂さんに社会人が化粧ポーチに入れて持ち歩くべきアイテムについて教えてもらいました。化粧ポーチの中身を整理するコツや、最低限持ち歩くべきアイテム5選もご紹介します。
社会人が持つべきポーチの中身って?
まずは、社会人女性が入れておくべき化粧ポーチの中身と、その整理の仕方を教えてもらいました。
化粧ポーチに入れたい必須アイテム15選
(1)化粧下地
ファンデーションを使うときの必須アイテム。ベースメイクの最初に使います。
(2)ファンデーション
化粧下地の次に使うもの。BBクリーム派の方は化粧下地とファンデーションの代わりにBBクリームでもいいでしょう。
(3)コンシーラー
目元のクマや小鼻の赤み、シミなどが気になる箇所に使います。肌の色に合うものか、色の調整が可能な多色入りを選ぶのがコツです。
(4)ルーセントパウダー
ベースメイクの仕上げに、化粧崩れを防止するために使用します。
(5)アイブロウペンシルまたはパウダー
眉毛のムラや形を整えるためのもの。眉毛を描くのは、ルーセントパウダーを使った後が描きやすくオススメです。
(6)ビューラー
まつ毛をカールさせる器具。まつ毛は根元から立ち上げるようにしましょう。
(7)アイライナー
目のフレームをはっきりさせるアイテム。ビューラーに色が移ってメイクが崩れてしまわないように、ビューラーのあとに使うのがオススメです。
(8)マスカラ
まつ毛のカールをキープして、まつ毛に濃さや長さも加えます。
(9)アイシャドウパレット
くすみを消す明るい色、ミディアムカラー、締め色などを揃えると便利。ツヤが出せるクリームタイプやリキッドタイプの単色もオススメですよ。
(10)チーク
顔色を良く見せ、ほおに立体感を与えます。アイメイクとリップメイクをつなぐ役割もあります。
(11)リップクリーム
唇に潤いを与えるケアに役立ちます。メイクをしているときも、メイクをしていないときにも使用しましょう。
(12)口紅
唇に色をのせて血色を良く見せます。薄化粧でも口紅の色が加わるだけでメイク感が出せます。
(13)綿棒
メイクの修正に使えるアイテム。アイブロウのラインを整えたり、アイラインのぼかしや修正をしたりできます。
(14)メイクブラシ
特にチークブラシは持ち歩きたいアイテム。ポーチに入れずにスタンドなどに立てておく方も多いですが、できればメイクブラシは持ち歩きたいものです。
(15)日焼け止め
メイク前に顔全体、首筋デコルテまで塗っておきましょう。顔・身体兼用タイプを選ぶと、塗り忘れ防止になりますよ。
化粧ポーチの中身を整理するコツ
ポーチのマチ幅を確認する
新しくポーチを選ぶときにも注意したい点があります。ポーチを買いに行く前に、普段使いのバッグのマチ幅を一度測ってみましょう。ポーチはバッグのマチ幅よりも薄いものを選ぶことが基本。また、財布などバッグ内に入れる他の必須アイテムとのバランスを見て、無理なく入る大きさのものを選びましょう。「大きさやマチ幅は何センチまで!」とメモしておくと、ちょうど良い大きさのポーチを探しやすくなります。ポーチに入れて持ち歩くアイテムがきちんと収まるように、手持ちの化粧品の厚さや太さなどを確認することも重要です。できればポーチを買いに行くときは、普段使いの口紅やコンパクトの現物と直接比較したいところ。ポーチの中に入れる化粧品を買い替えるときには、なるべく薄いものを選ぶようにしましょう。
ポーチに入れるもののルールを決める
化粧ポーチの中身を整理するには初めが肝心。新しくポーチを買ったときに「このアイテムは、この大きさならば何個入る」とシミュレーションしてみてください。たとえば、「口紅は2本まで、ペン状のアイテムは3本まで」とルールを決めてしまえば、化粧ポーチがパンパンになってしまうという事態にはなりません。ルールが守られているかどうか確認するために、定期的に中身を全部出して広げてみましょう。定期的に確認することで、しっかり現状が把握できて管理がしやすくなります。土日など、曜日を決めて行うと良いですね。
ポーチの素材にも注目
ポーチの素材や形にもこだわりを。くたっとした形よりも、フレームがしっかりしてクッション性のある素材のものがオススメです。化粧品を外的衝撃から守ってくれるだけでなく、変形しないので中身を厳選しなければならないという制限ができ、整理をしやすい環境を作ってくれるでしょう。
中身を減らすには? 持ち歩きポーチのスタメン
続いて、バッグが小さいときなどでも、化粧ポーチに最低限入れておくべきアイテムと、中身の減らし方を教えてもらいました。
最低限持ち歩きたいアイテム5つ
(1)リップクリーム
唇は皮膚が薄く乾燥しやすいパーツ。唇のケアや保護のため、ぜひ持ち歩きたいアイテムです。グロスとしても使える液状タイプも便利でオススメ。
(2)口紅
唇に色をのせることで、仕事スイッチがオンになる方も多いはず。落ちにくいタイプもあるとはいえ、飲食したあとは塗り直しが必須です。
(3)アイシャドウパレット
目をこすってしまうなどして、意外と落ちてしまうこともあるアイメイク。少し化粧直しするだけで目力が復活しますよ。
(4)プレストパウダー
ベースメイクのよれ・テカリが発生した場合も、プレスとパウダーがあれば修復できます。パウダリーファンデーションで代用するのもアリ。
(5)乳液
乾燥する目元や口元を保湿したり、ベースメイクのよれた部分になじませて化粧直ししたりと、いろいろ使えます。
持ち歩きリップクリームを選ぶポイント
唇が荒れやすい方は、美容成分配合の液状のものがオススメ。皮むけしてしまったときの応急処置に効果的。夏場はUVカット効果があるとなおよいでしょう。色は透明が万能です。
持ち歩き口紅を選ぶポイント
顔色がよく見えるコーラル系のピンクや、きちんと感の出るピンクベージュなどが便利です。仕事中鏡を見るタイミングがなかなか取れないなどの事情で、メイクのもちを重視したい場合はティント系がおすすめ。仕事の後の予定に合わせて、2本は入れておきたいところです。
持ち歩きアイシャドウパレットを選ぶポイント
明るいベージュから締め色のブラウンまで4色ほど入ったパレットがおすすめ。明るい色はくすみを飛ばし、締め色はアイライン効果を付け足してくれます。ブラウンは、アイブロウが落ちかけてしまったときの応急処置にも使えますよ。
持ち歩きプレストパウダーを選ぶポイント
くすみを消すピンク系でUVカット効果もあれば安心。鏡がついているものだと、手鏡代わりにもなって便利です。
持ち歩き乳液を選ぶポイント
ゆるく軽めの質感で、色がつかず肌になじみやすいものを選びます。UVカット効果もあればなおよいでしょう。
化粧ポーチの中に入れるアイテムは厳選しよう
化粧ポーチに何を入れたらいいか迷っている方や、化粧ポーチがかさばって困っている方は、一度中身を出して広げてみましょう。社会人が持つべきアイテムを押さえつつ、何をいくつ入れるかというルールをつくって定期的に確認すれば、化粧ポーチの中もすっきりするはずです。化粧ポーチの中身を減らしたいときは、最低限持ち歩きたいアイテムを参考に、自分に合ったアイテムを探してみてはいかがでしょうか。化粧ポーチの中身を厳選することで、メイクを綺麗に保ちつつも軽やかな生活を送りたいですね。
(文:西田美穂、構成:Kaoru Sawa)
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