似合わない悩みを解消! おすすめ赤リップメイク術
ひと塗りで印象がガラリと変わる赤リップ。存在感のある色みであるため、雑誌で見る分には可愛いと思っても、実際につけることに抵抗を感じる方も多いかもしれません。しかし、赤リップは、実はとても便利なアイテム。大人っぽくも可愛くも、ナチュラルにも使いこなせる優秀なカラーです。赤リップを使いこなすためのメイク術をチェックして。
赤リップが似合う人とは?
「赤リップが似合うのは一部の美人だけ」そんなふうに思っていませんか? たしかに、赤とひと口にいってもさまざまな色みがあるため、失敗してしまうこともあるでしょう。
しかし、実は赤リップは多くの人が似合うカラー。私たちの血色には赤が含まれており、血色にあった色みを選べば自然につけこなすことができます。
赤リップが与える印象って?
赤は華やかな印象を与える色。美人オーラを高め、印象的な口元へと導きます。ただし、色の選び方によっては、古臭く見えたり、バブリーな雰囲気が出たりしやすい色でもあります。
塗り方によっても印象は変わります。リップラインをとり、唇全体にしっかりと塗るとリッチな口元に。指にとってポンポンとラフに塗るとカジュアルになります。また、質感も印象に影響を与えます。マットな赤リップは凛とした女性に見え、グロスのような透け感のあるクリアなレッドだと可愛らしい印象になるでしょう。
このように、同じ赤リップでも、色みの選び方や塗り方、質感次第で与える印象は大きく変化します。
赤リップが似合う人とは? 参考にしたい芸能人
では、実際に赤リップが似合う芸能人を挙げてみましょう。ここでは、実際に参考にできるようにテイストの異なる3人を検証してみます。
石原さとみさん
ドラマ出演時も自分で化粧をするほどメイク好きで知られる石原さとみさん。持ち前のふくよかな唇を生かし、赤リップを魅力的につけています。石原さんはやや青みがかったナチュラルな赤リップがお似合い。可愛らしさと色っぽさを併せ持つ石原さんにぴったりのカラーです。
鈴木えみさん
美容雑誌でさまざまな色のリップをつけこなす鈴木えみさんは、赤リップもとても上手に選んでいます。鈴木さんに似合うのは深みのあるブラウンがかったレッド。鈴木さんらしいクールな雰囲気にぴったりで、濃い色みを大胆につけることで美人オーラを一層高めています。
深津絵里さん
年齢を重ねてもキュートな印象をキープする深津絵里さん。真紅の口紅をしっかりとつけても派手にならず、ピュアな雰囲気を漂わせるのはお見事。深津さんの白い肌と青みがかった肌にあう青みレッドを選ぶことで、違和感なくつけこなすことに成功しているようです。
参考にしたい! 赤リップを使った簡単メイク術
実際に赤リップを使うとなると、どんな色を選び、どんなふうに塗ればいいのでしょうか。赤リップを使うときの注意点を踏まえて、簡単にできるメイク方法を取り入れたいですね。
赤リップを使う時に気をつけること
赤リップで大事なのは、色の選び方です。存在感の強い色だからこそ、色選びを間違えると悪い意味で目立ってしまいます。失敗しないために注意したいポイントをご紹介します。
派手すぎる赤は十分に慣れてから
赤リップというとパキッとしたレッドをイメージしがちですが、肌の色になじみやすいくすみレッドや肌の色が透けるシアータイプなど、ナチュラルなレッドもたくさんあります。
赤リップ初心者の方は、まずはこうしたナチュラルな赤リップから始めることをおすすめします。鮮やかなレッドは自分に似合う色みがわかってきてから選ぶと失敗しにくいでしょう。
TPOを意識して使う
赤リップは主張の強い色味を選ぶと、かなり華やかな印象に。プライベートならどんな色でも構いませんが、オフィスでは清潔感のある色みを選ぶ必要があります。オフィスではナチュラルカラーのみにしておきましょう。
タイプ別! 赤リップメイク術
赤リップを選ぶ時は、肌の色を目安にすると失敗しにくいでしょう。
肌の色が黄みがかったイエローベースの人は、朱赤やオレンジ寄りの黄みの強いレッドが似合います。一方、肌の色が青みがかったブルーベースの人は、ローズレッドやベリーレッドなど青みがかったレッドがなじむでしょう。
似合う赤リップを選ぶことができると、華やかなレッドをつけても肌になじむので違和感なく仕上がります。
赤リップが主役ならアイメイクは軽めに
華やかな赤リップを使う場合は、口元がどうしても主張されてしまいます。目元までしっかりとメイクをすると華美になってしまうので、赤リップが主役の日はアイメイクをいつもより薄めに仕上げるとバランスが整います。
ベースメイクはセミマット
口元をメインにするなら、アイメイクだけでなくベースメイクにも注意が必要です。赤リップをつけるとファンデーションが濃く見えてしまいやすいため、できるだけ薄づきに。赤リップの効果で肌の白さが引き立つので、ベースメイクを軽くしても肌がキレイに見えます。
大人っぽく仕上げるならリップブラシで丁寧に
赤リップは塗りムラが目立ちやすい色。洗練された大人の女性を目指すなら、リップブラシで輪郭をとるように描いてから中を塗りつぶしましょう。丁寧に塗ることで塗りムラのない美しい仕上がりを実現し、上品な口元を演出できます。
可愛く仕上げるならポンポン塗り+グロス
可愛らしい雰囲気にしたい日は、リップブラシで塗るとやりすぎ感が出てしまいます。指にとってポンポンとラフに塗り、あえて輪郭をぼかすとよいでしょう。可愛らしさをアップさせたいときは、上からクリアグロスを唇の中央に重ねると、ほどよいツヤ感がやわらかい雰囲気を生み出します。
2018年、ひとつは持っておきたい人気の赤リップ
かつては珍しかった赤リップも、2018年はもはやベーシックカラーといえるほどの人気ぶり。まずひとつ買うのなら、どんな赤リップがいいのでしょうか。
汎用的に使える人気の赤リップ
前述のように、赤リップにはさまざまな色みと質感があります。なかでも使いやすい3つのアイテムをご紹介します。
ゲラン ラ プティット ローブ ノワール リップ カラー インク L121 3,600円
重ね塗りすることでナチュラルにもドラマティックにもなれるマットタイプのリキッドリップ。一度塗りならカジュアルに、数回重ねれば大胆に、グロスを重ねれば華やかにと、さまざまな表情を楽しむことができます。L121は深みのあるブラウンレッド。シックな装いにもマッチするため、普段使いからフォーマルシーンまで使える便利なカラーです。
ディオール アディクト ラッカー スティック 877 3,900円(税抜)
とろけるような塗り心地と高発色を実現するラッカースティック。保湿力が高く色もちもよく、長時間美しい唇をキープします。877は華やかな表情を演出する鮮やかな青レッド。ひと塗りで見たままの発色をかなえ、気品ある口元へと導きます。
スック フロウレス リップ グロス 08 赤蜜 3,500円(税抜)
クリアな発色と透明感を追求した軽いつけ心地のリップグロス。1本でふっくらつややかな立体感のある唇を実現します。08は血色を思わせるブラッディレッド。ナチュラルな色味だから、さりげなく赤みを帯びたような口元に。赤リップが初めての方でも使いやすい一品です。
赤リップでメイクをもっと楽しんで
赤リップは女性にさまざまな表情を与えてくれる魅惑的なカラー。シアーなレッドで可愛らしく仕上げたり、ノーブルなレッドで気品を高めたりと、ファッションや気分に合わせてメイクをこれまで以上に楽しんでみませんか?
(古賀令奈)
※画像はイメージです