婚活に失敗する人と成功する人のちがいは? 失敗談から学ぶ婚活成功法
婚活パーティや婚活アプリ・サイトを利用しても、そう簡単に結婚相手に出会えるわけではありませんよね。とはいえ、婚活に成功して幸せな結婚をした人がいるのも事実。婚活に失敗する人と成功する人のちがいは何なのでしょうか? 今回は、婚活経験者の女性91名と専門家のアドバイスから「失敗例から学ぶ婚活成功法」をご紹介します。
婚活経験者に聞いた「婚活でやらかした失敗談」
最近すっかり言葉が定着した「婚活」。しかし、最初からうまく進めるのは難しいですよね。ここでは、女性が経験した「婚活失敗談」を見ていきましょう。
婚活で失敗したことがある?
まずは、婚活経験者の女性91名に、婚活で失敗したことがあるかどうかを聞いてみました。
Q.あなたは婚活で何か失敗をしたことがありますか?
はい……46.2%
いいえ……53.8%
女性の約5割は、婚活で何か失敗をしたことがあるようです。利用するサービスによっても変わってくるでしょうが、具体的にどんな失敗をしてしまったのでしょうか?
女性が経験した「婚活の失敗談」とは?
女性が経験した「婚活の失敗談」、気になりますよね。婚活で失敗したことがある女性たちに、具体的な内容やエピソードを教えてもらいました。
理想条件の設定をまちがった
・「顔の好みで選んだら、性格が合わなかった」(32歳/建設・土木/事務系専門職)
・「相手の条件がよすぎて、こちらが引いてしまった。高身長、高学歴、高収入……完璧すぎてすぐに気持ちが冷めてしまいました」(30歳/医療・福祉/専門職)
婚活サービスの選び方をまちがった
・「結婚相談所に登録するのに30万円以上払ったが、ほぼ活用しなかった」(27歳/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「ただお金を払って終わってしまった感じ。お金を返してほしいくらい」(24歳/医療・福祉/専門職)
男性にうまくアピールできなかった
・「子どもがいることを冒頭で言うと、話はすぐ終わってしまった」(34歳/医療・福祉/専門職)
・「よく喋るから、初対面の人に個性的な人だと思われる。婚活という場でアピールをしない人のほうがよほど変だと思うし、納得はいかないが、変人扱いされる」(32歳/その他/秘書・アシスタント職)
デートがうまくいかなかった
・「好きでもなんでもない人と食事に何度も行って疲れたり、傷つくようなことを言われたりしてボロボロになった」(32歳/建設・土木/事務系専門職)
・「写真とメールと電話の交流からはじまったけど、いざ会ってみたら、思ったより太っていたとか、かわいくなかったとか言われて、連絡が途絶えた」(26歳/医療・福祉/専門職)
◎女性意見・まとめ
婚活をはじめるときは「どんな男性と結婚したいか」「どの婚活サービスを利用するか」を考えるものですが、その選択をまちがえてしまって失敗する女性が多いようです。また、せっかく理想の男性と出会えても、そこから進展させるのは難しいのかもしれません。
専門家に聞いた「婚活に失敗する人と成功する人のちがい」
女性たちの婚活失敗談をご紹介しましたが、自分も思い当たるエピソードがあるという人もいるのではないでしょうか? 婚活に成功する人もいる一方で、どうして失敗してしまうのか気になるところ。カリスマ婚活コンサルタントの澤口珠子さんに、「婚活に失敗する人と成功する人のちがい」を解説してもらいました。
「婚活に失敗する女性」の特徴
まずは、「婚活に失敗する女性」の特徴を見ていきましょう。
「次に付き合う男性と結婚したい」と思っている
「次にお付き合いをする男性と結婚したい」と思っていると、恋愛や交際に慎重になりすぎる傾向があります。結果「本当にこの男性でいいの?」と石橋を叩いて割ってしまい、結婚どころか交際すらはじまらない事態に陥りがち。長く生きてきて、欠点や粗のない人はいません。ご自分もそうですよね。人の粗探しをする前に、まずは気軽に交際してみることが大切です。
結婚を焦っている
結婚を焦っていると気ばかりが先走ってしまい、婚活自体が楽しめなくなります。そして、「婚活=つらい」という心理状況に陥りがち。つらいと思いながら婚活をしているとき、自分は魅力的でしょうか? 答えはNOですよね。また、そんな自分をいいと思う男性は、魅力的でしょうか? こちらも答えはNOだと思います。
婚活や男性との新たな出会いを楽しんでいるとき、自分の本来の魅力が輝きます。その輝きに魅力を感じ、いいと思ってくれる男性が、あなたの本当のパートナーですよ。
思考優先になっている
自分の感情ではなく、思考が優先になっている女性は、どんな男性と出会ってもときめきにくく、恋愛がはじまりにくいです。フィーリングや直感ではなく、相手の条件など、先に頭で考えてしまう癖があるからです。私たち人間は動物です。相手の条件や結婚するメリット・デメリットよりも、「一緒にいて居心地がいい」「疲れない」など、動物的な感覚を大切にしましょう。
「婚活に成功する女性」の特徴
続いて、「婚活に成功する女性」の特徴も見ていきましょう。
心に脂肪がついていない
婚活に成功する女性は行動的で、フットワークが軽い女性が多いです。受け身ではなく、積極的に行動し、気軽に異性との出会いを楽しんでいるのです。結婚適齢期の男性は、心に脂肪がたっぷりついた、いわゆる「フットワークが重い女性」を敬遠しがち。男性の質は、出会った数に比例します。フットワークが軽ければ軽いほど、たくさんの男性と出会えるので、婚活も成功しやすいでしょう。
自分の人生で「大切にしたいもの」がわかっている
自分の人生の中で「大切にしたいもの」がわかっている、自分軸がしっかりしている女性は、結婚相手に求めるものも明確でぶれがありません。たとえば、「自分にとって仕事がとても大切だから、共働きを理解してくれる男性がいい」など。自分の幸せの形がわかっているので、出会うべき男性に出会ったら結婚まで早いでしょう。
恋愛や婚活以外にも「夢中になれるもの」がある
恋愛や婚活以外に夢中になれるものがある女性は、人生を謳歌していて心に余裕があるので、男性からすると魅力的です。またこのような女性は、同じく自分の世界を持っている男性や、結婚後も自分ひとりの時間も大事にしたい男性と相性がいい傾向があります。お互いの世界を尊重し合えたり、お互い刺激を与え合えたりするので、結婚後も円満な関係が築けるでしょう。
専門家に聞いた「婚活を成功させるためのコツ」
婚活に成功する人・失敗する人の特徴をもとに、婚活を成功させるための心構えを知ったら、次はいよいよ実践編。婚活を成功させるためのコツを、澤口珠子さんに教えてもらいましょう。
STEP1:異性に求める理想条件の設定方法
まずは「年収500万円以上」「安定した職業に就いている」「身長が高い」「イケメン」など、いわゆる一般的に言われている「女性が結婚相手に求める理想の条件」はいったん手放しましょう。そのうえで、将来専業主婦になりたいのか、バリバリ働きたいのか、出産を希望するのか、希望しないのか、自分の人生をしっかり考えてみましょう。
結婚の前に、自分の人生です。その人生設計により、結婚相手に求める理想の条件も変わってくるはず。自分の人生を考える前に、相手に求める条件ばかりを考える女性が多いので、婚活がうまくいかないのだと思います。
STEP2:自分に合った婚活方法の選び方
婚活を成功させるためには、さまざまな婚活方法のメリット・デメリットをきちんと理解すること。そして、さらに大切なことは、「自分の魅力を活かせる婚活方法」を選ぶことです。
若くて綺麗であれば、婚活市場ど真ん中の結婚相談所や婚活パーティがおすすめ。社交的な性格なら、街コンや大規模な異業種交流会など、大勢が集まるイベントがいいでしょう。人見知りで大勢の場が苦手な方は、友人の紹介や、最初から1対1で異性と出会えるネット婚活がおすすめです。
STEP3:気になる人へのアプローチ方法
婚活中の女性にこそ意識していただきたいのが、気になる男性には「気軽なアプローチ」をすること。悲しいかな、結婚適齢期の女性は、その存在だけで男性にとっては脅威です。そのため、重いアプローチは厳禁!
結婚適齢期の女性は、まずは気になる男性とお友だちになって、自分の内面のよさを知ってもらう機会を多く作るのがポイントです。会えば会うほど仲よくなれる「単純接触の原理」という心理学のテクニックを意識しましょう。最初は1対1にこだわらず、まずはグループ交際で気軽に飲みに行ったり、頻繁に会ったりする関係性を目指しましょう。そこから次第に1対1で会えるようにアプローチするのがおすすめです。
STEP4:デートから真剣交際に持ち込むテクニック
結婚を考える男性が女性に求めるのは、女性として魅力的なのはもちろん、人として真っ当かどうか。男性は、デート中の女性の立ち居振る舞いをしっかりチェックしています。社会常識や第三者への態度、礼儀作法など、最低限のマナーに気を配りましょう。夜遅くまで出歩いている、男友だちが異常に多いなど、派手に遊んでいる印象は一切与えないようにしてください。
また、男性はプライドが高く、勝ち戦しかしたがりません。「この女性に告白しても絶対に断られない」と確信が持てなければ、告白ができない生き物なのです。デートでは毎回、彼を大げさに褒め、彼と一緒にいる時間をとても楽しんでいることを、言葉と態度で伝えるようにしましょう。きっと、デート3~5回目ぐらいで正式な交際の告白があるはずです。
番外編:婚活で失敗したときの挽回方法
世の中にある婚活方法のメリット・デメリットをもう一度きちんと理解し、自分の魅力を活かせる、自分に合った婚活方法にシフトしましょう。人生で経験することすべてに意味があるので、本当の意味での失敗はありません。失敗は、フィードバックを得られる貴重な機会だと思ってください。
まとめ
婚活で失敗してしまうと「私には婚活なんて向いてないのかも……」とネガティブになりがち。しかし、それは相手に求める理想条件や、婚活サービスの選び方がまちがっているだけ、ということも。今回ご紹介したような方法で、自分の婚活方法や心構えを一度見直してみてはいかがでしょうか?
(監修:澤口珠子、文:ファナティック)
※画像はイメージです
※マイナビウーマン調べ
調査日時:2017年6月7日~6月8日
調査人数:91人(22~34歳の女性 ※婚活経験者)