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友だちができない人の特徴って? 社会人になってから友だちを作る方法

小田都呼

大人になってから友だちを作るのが難しくなったなぁ……そんな風に思っていませんか? でも、会社の人と休日に出かけるほど打ち解けている人もいますよね。両者のちがいはどこにあるのでしょうか。

今回は友だちができない人の特徴や社会人になってから友だちを作るポイントについて、恋愛・婚活アドバイザーでありコミュニケーションに詳しい小田都呼さんに教えていただきました。

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大人になるほど難しい? 友だちづくりの実態

マイナビウーマンが社会人女性にアンケートを実施したところ、社会人になってから友だちができたと答えた人は79.3%いました。

Q.社会人になってから友だちができましたか?%e7%94%bb%e5%83%8f

はい 79.3%
いいえ 20.5%

しかし、そのうちの66%の人が、社会人になってからの友だち作りについて「難しい」と感じていることもわかりました。このことから、社会人になって友だちを作ることに多くの人はハードルを感じていながらも、作っていることがわかりました。

Q.社会人になってからの友だち作りは難しいと感じますか?2

はい 66%
いいえ 34%

大人になるほど友だち作りは難しくなる?

約7割の人が、「難しい」と感じている、社会人になってからの友だちづくり。実際に大人になると、難しくなっていくものなのでしょうか? 小田さんに聞いてみました。

変化に順応できない人だと厳しい

年を経るごとに、就学や就職、結婚や出産など、ライフステージがどんどん変化していきます。そしてそれに応じ、取り巻く人間関係も自然と変化していくもの。友人作りが上手な人は、こうした環境の変化に動じず、順応が早い人と言えるでしょう。一方、柔軟性や積極性にかける人は、こうした変化についていけず、「友人作り(新たな人間関係の構築)は難しい」と、感じやすいと言えるでしょう。

しかし、環境の変化に順応するのが苦手な社会人でも、友だちを作りやすい場所があります。それは「職場」です。顔を合わす頻度が高いため自然と仲良くなりやすい、という理由のほか、共通の目標に向かって行動することで、「結束力」や「絆」が生まれやすいでしょう。

蹴落としあう環境では「友情」は芽生えにくい

とはいえ職場によっては同僚や先輩はライバル、または敵であり、友人になんてなれない、という人もいるでしょう。このような環境では、「思いやり」や「助け合い」の精神が生まれにくいため、友人を作るのは難しいと言えます。しかし「敵に塩を送る」ということわざがあるように、ライバルが窮地に立たされているときに手を差し伸べることで、よきライバルとして関係が築けるかもしれません。または、退職や転職など、2人の間に競争関係がなくなった後、友だちとして付き合えるようになるかもしれません。

どうして? 友だちができない人の特徴&原因5つ

続いて、友だちができない人の特徴や原因について見ていきましょう。今一歩踏み込んで人と仲よくなれない人たちには、どんな共通点があるのでしょうか。

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外的要因

引っ越しが多い幼少期を過ごした

子どもの頃、引っ越しが多かったという人の中には、人との距離の縮め方がわからなかったり、「どうせ仲良くなっても別れが来るから……」と、人と深く関わるのを避けたがる傾向があります。

幼少期、大人にだけ囲まれて育った

子どもの頃、大人にだけ囲まれて育ったという人も、友人作りが苦手な傾向があります。自分から動かなくてもつねに気にかけてくれる大人がいたため、自分から誘ったり、声をかけたりすることができないためです。

友だちの作りにくい環境にいる(競争の激しい会社など)

社員同士が競い合う会社では、友人づくりは難しいと先ほど紹介しましたが、相手と協調するのではなく、戦わなければいけない環境にいる場合、「仲良くしよう」といった意識は芽生えにくいでしょう。

内的要因

他人を信用できない

過去に他人から裏切られたり、ひどく傷つけられた経験がある場合、他人を信用できなくて友人も作れない、というケースもあります。

他人を見下しがち

誰でも、「周りの人間は低レベル」「自分が一番」と思っている人と、「友だちになりたい!」とは思わないでしょう。自尊心が高くて他人を見下す傾向にある人は、友だちができないタイプと言えます。

社会人になってからでも遅くない! 友だちを作る方法

最後に、実際に友だちを作る方法について見ていきましょう。小田さんに教えてもらいました。

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会社の飲み会に顔を出すようにする/ときどき人に頼るようにする

社会人が友人を作るなら、やっぱり職場はチャンスの多い場所です。お酒を飲むのが好きならまずは、会社の飲み会に顔を出してみましょう。飲み会を中心に、人脈の輪が広がるかもしれませんよ。

また、職場ではめったに人に頼らない、という人は、ときどき人に頼ることも大切です。人は弱みを見せてくれる相手に親近感を抱きやすいもの。まずは気兼ねせず構えず、素直な自分を出してみることからはじめてみましょう。

バーに行く

家で一人飲みも楽ですが、たまにはバーなどに出向きカウンターに座って飲んでみるのはいかがでしょうか? 職業柄多くのバーテンダーは、人の話を聞いたり話すのが上手なので、コミュニケーションの練習ができますよ。また、その店のなじみの客になることで、バーテンダーやマスターから気の合いそうな人を紹介してもらえることもあるかもしれません。

趣味を作る、新しいことに挑戦する

趣味がなければ、趣味を作ってみたり、新しいことに挑戦してみるのも一つです。最近はインターネットを使って共通の趣味や仲間を探せる場所やチャンスが増えています。お試しレッスンや見学ができる習い事やスポーツもたくさんあるので、一度トライしてみたら案外ハマルかもしれません。気になるものを見つけたら、迷わず参加してみましょう。友人作りに積極性は重要です。

オフ会などに参加する

ネットやオンラインゲームを通じて友人と呼べる人がいる、という人も多いでしょう。しかし、それだけじゃもったいない! 出会いのきっかけはオンラインでもいいですが、オフ会などに積極的に参加して、オフラインの世界で友情を育みましょう。

まとめ

友だちができない人の特徴や社会人になってから友だちを作る方法について紹介してきました。いかがでしたか? 小田さんが言っていたように、友人作りに必要なのは、「積極性」です。環境によっては友人づくりが難しい場合もあるかもしれませんが、今はインターネットを通じて簡単に自分と同じ趣味や考えを持つ人に出会える時代。友人作りに億劫にならず、変化する環境をポジティブに受け入れ、友人作りを楽しんでみてはいかがでしょうか?

(監修:小田都呼)

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ
調査日時2017年5月16日~2017年5月17日
調査人数:371人(22歳~34歳の働く女性)

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