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結婚前に恋人と同棲する意味って? 同棲のメリット・デメリット

ファナティック

結婚を意識して付き合っている彼がいると、結婚前に同棲しておくべきか悩みますよね。そもそも、同棲することにどのような意味があるのでしょうか? 今回は、既婚女性のみなさんに聞いた「同棲のメリット・デメリット」から、同棲する意味を考えてみましょう。

同棲

<目次>

既婚女性に聞いてみた! 「結婚前に同棲した?」

結婚とまではいきませんが、同棲も人生の中で比較的大きな決断になりえるもの。安直に同棲を選ぶわけにはいかないのですが、どれだけの既婚女性たちが結婚前に同棲を経験したのか、その数字を見てみましょう。

結婚前に同棲した既婚女性は約4割!

Q.あなたはパートナーと結婚する前に同棲しましたか?
円グラフはい……43.3%
いいえ……56.7%
(※1)

半数以下とはいえ、同棲を経験したことがある既婚女性は少なくないようですね。それでは、それぞれの回答の理由をくわしく教えてもらいましょう。

「同棲した」派の理由

同棲

お互いの生活習慣を確認したかったから

・「お互いの性格や生活習慣をたしかめ合い、愛し合えるかをたしかめるため」(29歳/機械・精密機器/事務系専門職)

・「相手がどんな生活リズムで生活しているのか、見て感じるのは大切だと思う。結婚してから気づいても遅い」(31歳/その他/販売職・サービス系)

日々、寝食を共にしていたら、否が応でも相手の生活習慣は目につきますよね。結婚をする前に、自分と相手のちがいを把握すれば、結婚をしてからそのギャップに戸惑うこともないでしょう。

一緒にいたかったから

・「毎日一緒にいたかったからです」(30歳/医療・福祉/その他)

・「通う手間もあったし、一緒にいたかったから」(31歳/学校・教育関連/専門職)

お互いに仕事が忙しく、週末も十分に会えない場合は、ひとつ屋根の下で一緒に住むのも手ですよね。少しでも長い時間、2人きりでいることができるでしょう。

彼が転勤になったから

・「相手が転勤になったため、ついて行くことになった」(34歳/その他/その他)

・「彼の転勤をきっかけに、ついて来てほしいと言われたから」(28歳/その他/その他)

今までは同棲の必要性を感じていなかった人も、「相手が転勤する」という一大事に見舞われたら、同棲を選ぶこともあるようです。彼と結婚することを前提に、同棲するのでしょうね。

「同棲しなかった」派の理由

女性

お互い実家暮らしだったから

・「お互い実家暮らしだったので、結婚するまでは一緒に暮らさなかった」(29歳/その他/その他)

・「お互いに実家暮らしだった。近郊に住んでいたので、会う時間があった」(32歳/その他/その他)

片方がひとり暮らしなら、同棲するための準備はさほど大変ではなくとも、両方ともなるとなかなかハードルは上がりそうです。貯金をしたい人もいるでしょうし、結婚が決まるまでは実家暮らしが無難かもしれません。

遠距離恋愛だったから

・「遠距離だったので、仕事を辞めて同棲のために引っ越しはできなかった」(34歳/医療・福祉/事務系専門職)

・「他県に住む者同士だったため。仕事は辞めたくなかったから」(31歳/その他/その他)

遠距離恋愛から同棲をする場合、どちらかが仕事を辞めたり、転勤したりする必要がありますよね。いくら彼と一緒にいたくても、今の仕事から離れるわけにはいかなかったのでしょう。

親に同棲を反対されたから

・「親に反対されたから。結婚して一緒に住みなさいと言われたので」(30歳/医療・福祉/専門職)

・「親が同棲を認めてくれなかったので」(31歳/商社・卸/その他)

成人しているとはいえ、やはり親に反対をされたらなかなか強く出ることはできません。将来のことも考えて、親の心象を悪くしてしまうよりも、おとなしく従った方が賢明かも。

同棲するに至るには、お互いの住んでいる環境、仕事の状況などが大きく関わってくるようです。それらの条件が揃い、なおかつ結婚を意識して「お互いの生活を知りたい」「関係をさらに深めたい」と思った2人が、同棲に踏み切るのかもしれませんね。

同棲した既婚女性に聞いた「同棲のメリット」

続いて、同じく既婚女性のみなさんに「同棲のメリット」を教えてもらいました。結婚のために同棲するか否か悩んでいる人にとっては、重要なポイントのはず。さっそくチェックしてみましょう。(※1)

歯ブラシ

生活習慣のちがいがわかる

・「結婚前にいろいろな面が見られる。生活習慣のちがいや、価値観のちがいを見極められる」(33歳/その他/その他)

・「お互いの生活スタイルや、家での過ごし方などがわかる。そのときから家事分担していれば、いざ結婚したときにもめることもない。メリットだらけな気がする」(34歳/食品・飲料/販売職・サービス系)

生活習慣をあらかじめ知ることにより、相手とちがう部分があれば、どうすり合わせていくか考える時間を得ることができます。できれば、結婚をする前に知っておきたいですよね。

結婚するべき相手か判断できる

・「結婚後の夫婦生活のイメージがつかめるところ。結婚前に相手のことがわかるので、万が一自分に合わないと思ったら、リスクなく関係を終わりにできる」(27歳/その他/その他)

・「うまくいかなかったときに、本当に籍を入れて大丈夫か、考え直すことができる。こういう風にしたらうまくいくというルールを提案することができる」(32歳/その他/その他)

生活習慣だけではなく、今まで知らなかった相手の一面を知ることで、彼が本当に結婚相手としてふさわしいかどうかも見極めることもできるでしょう。

生活費を節約できる

・「生活費の無駄が省ける、時間共有するのが簡単」(29歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

・「生活費を折半できる、通う手間がない」(31歳/医療・福祉/専門職)

お互いにひとり暮らしだと、生活費はかさみがちに。しかし、一緒に住むことで、家賃・光熱費などが安く済み、結婚資金の貯金をすることができるでしょう。

2人で過ごす時間が増える

・「常に好きな人と一緒にいられる。寝るときも一緒にいられて、幸せだと思う」(29歳/その他/その他)

・「2人で過ごす時間が増える。相手の知らなかった部分を知ることができる」(29歳/その他/その他)

大好きな相手なわけですから、一緒にいられることは何よりも幸せでうれしいはず。なかなか会う時間が取れないカップルでも、一緒に暮らせばその悩みも解決ですね。

結婚する前に知っておきたいことを知れるのが、同棲の主なメリットのようです。一緒に生活することで、お互いのことをより深く知り、結婚資金を貯めつつ、結婚するか否かを決断する。ここまでしたら、安心して結婚できるでしょうね。

同棲した既婚女性に聞いた「同棲のデメリット」

メリットを確認したところ、今度はデメリットを教えてもらいましょう。同棲から結婚という流れはベストな感じがしますが、一体何がマイナスポイントとして挙げられるのでしょうか?(※1)

喧嘩

相手の嫌な部分を知りすぎてしまう

・「同棲で嫌な部分が見えすぎると別れる」(33歳/その他/販売職・サービス系)

・「相手の嫌なところが見えて、結婚が先送りになる可能性がある」(27歳/その他/その他)

相手のことを深く知りすぎてしまって、気持ちが冷めてしまうこともあるでしょう。お互い、いい面ばかりがあるとは限りませんからね。

まわりの目が気になる

・「親世代以上の人たちに、一緒に住むなら結婚と言われるのがウザい」(29歳/医療・福祉/その他)

・「親の手前、世間体などが悪い印象がある」(34歳/その他/その他)

「嫁入り前に男と暮らすだなんて!」という考え方の人も、世の中にはまだまだいます。そういう人が周囲に多いと、同棲は躊躇してしまいますよね。

結婚のタイミングを逃しがち

・「あまり長々と同棲してしまうと、結婚のタイミングを逃す」(22歳/人材派遣・人材紹介/その他

・「早く結婚したい人にとっては、時間がかかるというデメリットがある。同棲で満足してしまい、結婚の意義を見失う可能性がある」(32歳/その他/その他)

同棲することで疑似結婚生活を経験してしまうと、「結婚はいつでもいいか」とルーズになってしまう人も中にはいます。自分は早く結婚したいのに、相手がのんびりタイプだと、かなり苦労するでしょうね……。

結婚後に新鮮さを味わえない

・「結婚しても、付き合っているときと変わらない。結婚したという実感がない」(26歳/運輸・倉庫/その他)

・「結婚したからといって新鮮さがなくなる」(29歳/電機/その他)

新婚生活といえば、2人の新しい門出、新生活がはじまるわけですから、新鮮さにあふれているはずです。しかし同棲していると、結婚後あらゆる新鮮さが失われがちに……。

一見いいことばかりの同棲ですが、見逃すことのできないデメリットもあるようです。相手の嫌な部分など、結婚後なら「もう結婚したから仕方ない」と諦められることも、同棲中だと厳しい目で見てしまいそうですね。

同棲する前に「決めておいたほうがいいこと」

メリット・デメリットを理解したうえで、「それでも同棲したい!」という人もいるでしょう。そこで、同棲をする前に「これは決めておいたほうがいい」という約束ごとを、女性たちにアドバイスしてもらいました。(※2)

同棲

お金のこと

・「お金面。生活費はいくらか、食費、光熱費等もあるんだよって。わかってもらう」(26歳/その他/その他)

・「お金の管理の仕方。生活費の使い方。飲み代や遊び代の価値観」(27歳/医療・福祉/専門職)

結婚資金を貯めたいのなら、余計にお金のことはきちんと決めておかないといけません。どちらか一方ばかりに支出の負担が増えたり、独身貴族的なお金の使い方をしたりしないよう、気をつけたいですね。

家事の分担

・「家事の役割分担と、お互いの苦手なことは補い合うこと。月々の支払いの担当」(34歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

・「家事の分担。全部女性がやるとかなりの負担だから、曜日でわけて負担を減らす」(25歳/学校・教育関連/専門職)

家事が得意な男性も中にはいますが、進んでやってくれる人はあまり多くはないかも。自分にばかり押しつけられないように、そこはきちんと役割分担をしたいですね。

結婚する時期

・「何年同棲が続いたら結婚するとか、結婚を前提にした同棲であることを確認しておく。同棲がズルズル続くと婚期が遅れるので」(34歳/学校・教育関連/その他)

・「ずるずると同棲期間が延びないように、結婚する時期を決めておくべき」(28歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

いつまでも続きがちな同棲生活ですが、期限さえきちんと決めておけば、それも回避することはできるでしょう。お互いに「結婚を前提とする」という意識を持つことが大事ですよね。

生活の基盤となるお金や家事のことは、ルーズにするわけにはいきません。そしてなんと言っても、結婚がズルズルと延びないためにも、同棲期限を決めることは重要ですね。この3つさえきちんと決めておけば、同棲から結婚まで、スムーズにことが運ぶでしょう。

まとめ

同棲は、やはり「結婚の準備期間」という意味合いが大きいようです。その一方で、同棲に対して高いハードルを感じている人も少なくないと思います。しかし、同棲のメリット・デメリット、気をつけるべきことをしっかりと押さえれば、結婚するにしても、「やっぱりちがう人がいい」と考え直すにしても、いい結果が得られることでしょう。

(ファナティック)

※画像はイメージです

(※1)マイナビウーマン調べ
調査日時:2016年4月6日~4月8日
調査人数:138人(22~34歳の既婚女性)

(※2)マイナビウーマン調べ
調査日時:2016年4月10日~4月11日
調査人数:370人(22~34歳の女性)

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