お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

彼氏に依存する女性は嫌われる? 恋愛依存症の特徴と克服方法

大塚統子(心理カウンセラー)

ファナティック

彼氏のことが好きすぎると、彼氏の行動や発言がすべて気になって、つい彼氏のことばかりを考えてしまいがち。それが極端になると、彼氏依存の状況になり、恋人からは重い女だと嫌がられてしまう可能性も。恋愛依存の女性が「彼氏に依存しすぎるのをやめたい」と思っていても、なかなか克服できなかったりしますよね。そこで今回は、女性のアンケートデータを参考に、彼氏に依存しやすい女性の特徴と、重い女になってしまう原因を探ります。また、心理カウンセラーの大塚統子さんに、恋愛依存症の原因と克服方法についても教えてもらいました。

こんな女性は要注意! 彼氏に依存しやすい女性の特徴

それでは、どんな女性が彼氏に依存してしまいやすいのでしょうか。その特徴について、働く女性に聞いてみました。

1.自分に自信がない

・「自分に自信がない人。恋愛関係になって、相手に肯定されたいと思っていそう」(30歳/食品・飲料/事務系専門職)

・「自分に自信がない人。自分が今そんな感じ。昔は彼に依存するようなことはなかったけど、今は自分に自信が持てないのもあって彼がいなきゃって気持ちが高まっている。なんとかしなきゃ」(31歳/不動産/経営・コンサルタント系)

・「自分に自信がない。居場所がわからないから。必要としてくれる人がいるということにすがりたくなるんだと思う」(34歳/情報・IT/技術職)

自分に自信がないと、どうしても彼氏にすがってしまうことが多くなりがちですね。離れたくないといった気持ちが強くなってしまうのではないでしょうか。

2.さみしがりや

・「さみしがりやで友だちが少ない人。友だちが少ないと彼氏とばかりいて依存しやすいから」(26歳/医療・福祉/技術職)

・「さみしがりやで、かまってほしいといつも思っている女性」(29歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

・「さみしがりやで甘えん坊な人は頼りがちだと思う」(27歳/金融・証券/その他)

さみしがりやの人は、誰かと一緒にいないと不安で仕方がないというのもあるのではないでしょうか。

3.自分の趣味がない

・「自分の趣味を持っていない、時間を持て余している女性」(34歳/情報・IT/事務系専門職)

・「自分の趣味がない。恋人ができると恋愛より優先順位が上のものがなく、恋愛中心の生活になってしまうため」(30歳/機械・精密機器/技術職)

・「趣味やほかの楽しみがなくて自立していない人は依存しやすいと思う。彼氏に夢中になりすぎてLINEの返信スピードを気にしたり、一緒にいない時間も不安になったりしてしまうと思う」(28歳/団体・公益法人・官公庁/その他)

自分の趣味に時間を費やす習慣がない女性だと、時間を持て余してしまいがち。その時間も彼氏に充てることで、ほとんどの時間が彼氏のためとなってしまうのかもしれませんね。

4.彼氏中心になってしまう

・「彼氏中心で生活がまわっていて、彼氏のためなら何でもするし、貢ぎ癖があると思います」(30歳/医療・福祉/専門職)

・「彼氏中心の生活を送っている。約束していたのに、彼氏からの連絡がきたからドタキャン」(30歳/学校・教育関連/専門職

・「彼氏のことが好きすぎて四六時中、彼氏のことが気になったりして、恋愛が生活の中心になる感じ」(33歳/生保・損保/事務系専門職)

彼氏のことが好きすぎるあまり、すべてが彼氏中心となってしまうのかもしれませんね。

5.友だちが少ない

・「友だちが少ないと彼氏しか遊ぶ相手がいないので……」(26歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)

・「友だちが少なく、趣味もなく、どこか自分に自信がない女性。かわいい顔の子が多いような気がします。かわいいからモテるのに、依存してしまうので重たがられるか変な男と共依存になる」(31歳/医薬品・化粧品/専門職)

・「友だちが少ない女性が多い印象。強がっているが、実はガラスのハートで傷つきやすい人」(31歳/医療・福祉/その他)

友だちが少ないと、友だちと遊ぶ時間も少なくなりますよね。そのため、あいている時間はすべて彼氏と、ということになってしまうのかもしれませんね。

6.彼氏への連絡がマメ

・「毎日の連絡を欠かさずする人。いつでも相手のことを知っていたい人だから、依存度は高いと思う」(27歳/その他/販売職・サービス系)

・「連絡をひたすらとりつづける。どこにいても何をしているのか気になっている」(26歳/医療・福祉/専門職)

・「連絡をマメにしないと不安になる。彼氏と一緒にいないときは何をしているか気になる」(29歳/食品・飲料/営業職)

彼氏との関係で不安があると、彼氏を離したくない気持ちが強くなってしまいますよね。そのため、連絡の回数も多くなってしまうのかもしれません。

彼氏を好きすぎたり、自分自身に自信がないと、どうしても彼氏にすがってしまうことが多くなるのではないでしょうか。彼氏からすれば、束縛感を感じることになるのかもしれませんね。

参考記事はこちら▼

あなたは危険な状態!? 彼氏への依存度を詳しく診断します。

気づいたら重い女に……彼氏に依存してしまう原因は?

自分でも気づかないうちに、重い女になってしまっていることもあるもの。では、なぜ彼氏に依存してしまうものなのでしょうか。働く女性にその原因を聞いてみました。

1.嫌われたくないから

・「嫌われたくないから。依存していないと相手が離れていってしまうから」(27歳/その他/その他)

・「嫌われたくないからと相手の都合に合わせる」(26歳/小売店/販売職・サービス系)

・「嫌われたくない、捨てられたくない。愛してほしい」(34歳/医薬品・化粧品/販売職・サービス系)

嫌われたくないという気持ちが強すぎると、彼氏に合わせたりすることが多くなりがちですね。

2.自分に自信がないから

・「自分に自信がなくて嫌われたくないから相手に合わせてしまったり、相手を信用していないから不安になって嫉妬したり束縛したり依存的な行動をしてしまうように思う。そして依存していることに気づいていない」(28歳/団体・公益法人・官公庁/その他)

・「自分に自信がないから。必要とされていると感じたいから」(33歳/電機/事務系専門職)

・「自分に自信がない人。相手の言うことを聞かなければ、一緒にいられないとか、自分の都合を言えずに無理してしまう人」(32歳/自動車関連/その他)

自分に自信がないと、恋愛関係を続けるためには、彼氏のことばかりになってしまうのではないでしょうか。

3.さみしいから

・「さみしいから。人に求められたいから」(33歳/人材派遣・人材紹介/秘書・アシスタント職)

・「さみしがりやで彼氏によって満たされようとしている人」(25歳/その他/事務系専門職)

・「さみしがりやで孤独癖がある。だから自分を認めて受け止めてくれる人に依存する」(27歳/自動車関連/販売職・サービス系)

さみしがりやだと、誰かにすがってしまうということも多くなってしまいそうです。彼氏がいれば、すべてが彼氏中心になってしまいそうですね。

4.ほかに楽しみがないから

・「趣味がないから、彼氏と関わる以外にすること、したいことが特にないとか、仕事や家で少しでも嫌なことがあれば、逃げ道にしていそう」(32歳/小売店/販売職・サービス系)

・「趣味がなく、友だちもおらず、ほかに楽しみがないから」(33歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

・「ほかに楽しみや趣味があまりないため、好きな彼氏との時間が人一倍幸せに感じるため」(32歳/金融・証券/事務系専門職)

ほかに何もなければ、楽しみは恋愛だけということになるのではないでしょうか。そのため、常に彼氏にかまってもらいたくなってしまうのかもしれません。
彼氏のことだけを考えていたり、ほかに何もすることがなければ、彼氏を中心とした生活になってしまうのかもしれません。

働く女性に聞いた! 彼氏への依存度を抑える方法

彼氏に依存したままでは、いつか振られてしまう可能性もあるものです。そこで働く女性に、どうすれば彼氏への依存を抑えられるか、教えてもらいました。

1.趣味を見つける

・「趣味を見つける。自分ひとりの時間を楽しめるようになる。彼と休みがかぶった日に彼とはちがう予定を入れる」(28歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)

・「趣味や習い事に割く、時間をとる。実際友だちでも趣味に忙しい人は彼への依存度が少なく、これといった趣味がない人はデートくらいしか休日やることがなかったり、普段も携帯を常に見ていて常に連絡が取れていないとイヤという人が多く、依存度が高い傾向にある気がするので」(28歳/情報・IT/事務系専門職)

・「趣味を見つける。自分の時間をひとりで楽しめるようになる。もしくは他人には期待しないという信条を持つ」(30歳/建設・土木/事務系専門職)

彼氏以外のことに興味が向けば、彼氏に依存することも少なくなりますよね。趣味ができれば、そこに時間も必要ですから、依存度も低くなりそうですね。

2.友だちと遊ぶ

・「彼氏以外の友だちや家族と過ごす時間をちゃんととって、楽しむ。自分の時間を持つ」(30歳/医療・福祉/専門職)

・「友だちと遊ぶこと。彼氏以外の人にも頼ることができれば、依存を抑えられる」(26歳/医療・福祉/技術職)

・「友だちとの予定をたくさんつめこんだりして、とにかく彼氏に費やせる時間がない状況を作ってみる」(30歳/医療・福祉/専門職)

友だちと遊ぶことによって、彼氏のことを考える時間も減ってくるのではないでしょうか。いろいろな楽しみも見つけられそうですよね。

3.仕事を充実させる

・「仕事に打ち込んで成果を出すしかない」(25歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

・「仕事を忙しくするとか楽しい趣味を見つけるとか、友だちと深く接するとか」(25歳/情報・IT/販売職・サービス系)

仕事に集中できるようになれば、彼氏どころではなくなってくることもありそうです。仕事に打ち込むことで、彼氏とはほどよい距離感になれることも。

4.自分磨きをする

・「自分に自信を持てるよう、自分磨きをすること。趣味や仕事、友だちと遊んだりなど夢中になれることを見つけること」(26歳/自動車関連/その他)

・「自分磨き。自分をよく理解し、いいところと悪いところを見極めて認めること」(26歳/医療・福祉/専門職)

・「自分自身を磨いてスキルアップをすること」(29歳/自動車関連/事務系専門職)

彼氏依存の原因のひとつに、自分自身の自信のなさというのもありますよね。それを解消するには、自分磨きというのも有効となるようです。

5.自立する

・「自立した気持ちを持つこと。仕事や他人との関係も大切にすること」(33歳/小売店/販売職・サービス系)
・「自立すること。ひとりでも生きていく力をつけること」(33歳/商社・卸/事務系専門職)
・「自立する。男性だけがすべてではないことを理解する」(34歳/医療・福祉/専門職)
自分自身が自立できれば、彼氏への依存もなくなってくるのではないでしょうか。自分である程度のことはできるということも大切ですよね。
恋愛に対する依存を抑えるには、彼氏以外のための時間を積極的に作ることがカギとなりそうです。また、自分に自信を持ち、自分自身がしっかりと自立することが必要ではないでしょうか。

【プロが解説】恋愛依存症の原因と克服法

続いて、心理カウンセラーの大塚統子さんに、恋愛依存症の症状や原因、克服法を教えてもらいました。

恋愛依存症とは~症状~

恋愛依存症とは、恋愛や恋愛相手がないといられない状態、恋愛が生活の中心の状態、恋愛のことで気持ちが不安定になりやすい状態、恋人への執着が強くてほかのことが手につかない状態などを指します。次のような症状がみられることが多いです。

とにかく恋人が最優先

彼からのお誘いがあるかもしれないと休日の予定が入れられず、恋人がいる期間は友だちとはまったく遊ばなくなります。彼の好みに合わせた服装・メイク・髪型をしたり、食べ物や趣味・考え方まで彼に合わせようとしたりする人もいます。

不安が強い

あまりにも彼の存在が特別で、「彼がいなくなったら生きていけない」くらいに思っていて、「彼から嫌われたらどうしよう」「彼に見捨てられるのがこわい」と常に不安を抱えています。
メールやLINEで既読がつかない・なかなか返事が来ないと不安になったり、返事がきても「この言い方って……」とネガティブなとらえ方をしたりします。愛されている実感を持てず、会っている時間以外は不安ばかりという人もいます。

尽くしすぎてしまう

彼が自分を求めてくれることに自分の存在意義を感じるので、本当は自分がイヤだと思うこともがまんして断れません。時間や金銭面などでも尽くしすぎる傾向があります。

友だちから「その彼はやめておきなよ」と言われても、「彼を理解できるのは私だけだから」と離れることができません。

「重い女」「激しい女」と思われてフラれることが多い

さみしさや不安がつのった結果、彼を束縛して重い女と思われたり、普段がまんしているぶん、会った時に感情をぶつけて激しい女と思われたりして、彼から別れを告げられる恋が多くなったりします。

なりやすい人の特徴

以下のような特徴のある人が、恋愛依存症になりやすい傾向にあります。

自己肯定感が低い

自信がない、コンプレックスがある、「自分はダメ」などと自己嫌悪がある場合、自分に否定的な気持ちを感じるのは辛いものです。自己肯定感が低いと、「どうせ周囲からも良く思われないだろう」と思いやすくなります。

そんな気持ちを一発解消するのが恋愛です。自分を好きでいてくれる人がいるというのは、「自分はダメじゃない」証明になるからです。
自己肯定感をもてるのが唯一恋愛をしている時だけだとすると、恋愛に依存しやすいでしょう。

さびしさや不安の解消が他人任せ

「彼といると、さびしくない」「彼がかまってくれると、愛されていると思う」「彼が受け止めてくれると、安心できる」など、自分の気持ちを満足させる方法が「彼が○○してくれるときだけ……」と他人任せになっていると、相手に依存しやすくなります。

自分のさびしさや不安を減らすために、「なんとかして愛されよう」とするのが依存の状態です。

そのために、本当はしたくない犠牲やがまんをすることもありますし、逆に、気持ちが暴走して束縛やわがままの形であらわれることもあります。

恋愛依存症の原因

「愛すること」と「愛されること」とのバランスが崩れていることが原因でしょう。そのルーツとしては、生まれ育った家族との関係や、過去の失恋にあることが多いです。

たとえば、家族から充分愛情を得られなかった人が、恋愛で得られる特別な愛情に固執するとか。相手に尽くすことが愛される条件と思っているとか。「愛とは○○すること」と思い込んで人に接しているとか。

小さな子供が自分の欲求のすべてを親から満たしてもらおうとするように、「今の恋人との関係でしか自分の心を満たすことができないにちがいない」と視野が狭くなっていると、生活の中心が恋人になり、恋人との間で感じる気持ちに振り回されてしまいます。

克服方法とは

以下の方法を試してみましょう。

自己肯定感を高める

根底に自己否定があると、自分を愛してくれる恋人がめったにいない特別な存在になります。自己否定が原因で特別な存在に執着しているならば、自己肯定感を高めるのがオススメです。

自己肯定感を高めるひとつの方法としては、いろいろな人に感謝すること。「ありがたい」と心が喜ぶたびに、相手の善意や好意を感じることができて、自己肯定感が高まるでしょう。

これまで出会った人を思い出して「ありがとう」を書き出してみてもいいですし、まわりにいる人たちに積極的に「ありがとう」を伝えるようにしてもいいでしょう。

自分を大切にする

「彼が私のすべて」になっていると、彼に嫌われないようにと、知らず知らずのうちに自分の気持ちを抑え込んでいることが多いものです。

彼にしてもらうこと以外で「本当はこうしたい」、「本当はこういう自分でありたい」「本当はこういうパートナーシップを築きたい」と望んでいることはありませんか。それらの望みを叶えていいよと、自分に優しく接しましょう。

相手を思いやることは大事ですが、自分を大切にするのも同じように大事なことです。自分の本当の気持ちを大切にして、それに沿った行動をしていきましょう。

自分の感情に責任を持つ

誰かが私をさびしくさせているのではなくて、私がさびしいと感じているのだと、感情の主体性を取り戻しましょう。

自分が感じていることだと責任を持てたら、気がつけることがありますし、自分自身で変えられることが見つかるでしょう。

練習としては、主語を「私は(私が)」にすること。「彼がいないからさびしい」ではなくて、「私がさびしいと感じている」にすると、自分がしていることと自覚しやすいでしょう。

自分の時間を楽しむ

「彼といるときだけが幸せ」だと、私の幸せは彼次第になってしまいます。「いろいろ幸せな時間があるけれど、彼といるときが一番幸せ」と思えるようになると、「彼がすべて」の依存状態から抜け出せるでしょう。彼と過ごす以外の時間を充実させていきましょう。

今までしてみたかったことに取り組んだり、新しい場所に出かけたり、友だちと過ごす時間を増やしたりしてみましょう。

ひとりの時間を楽しめる、自分のご機嫌は自分で取れるようになると、お互いを大切にし合う恋愛関係が築きやすくなるでしょう。

まとめ

彼氏との関係を良好に保つには、あまり依存しすぎてもダメですよね。重たい女だと嫌がられないためにも、自分の時間も彼氏との時間も、バランスよく楽しめる自立した女性でありたいもの。大塚先生の教えてくれた恋愛依存症の克服法を参考に、、彼氏に依存しすぎずいいカップル関係を保っていけるように心がけてみてください。

(大塚統子、ファナティック)

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2017年3月21日~3月23日
調査人数:406人(25~34歳の女性)

SHARE