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育ちが悪いと思われる4つの特徴と改善法

E子

ちょっとした言動で「育ちが悪い」と思われてしまうことがあります。そうはいっても、「生まれた環境でこうなっているのだし、仕方がないじゃん」と思っていませんか? しかし、自分の努力次第で、そう思われてしまう原因を改善することができるとコラムニストのE子さんは言います。一体何をすれば良いのでしょうか?

「育ちが悪い」という言葉がややこしいのは、「育ち」という、本人の努力では変えることのできない部分を指摘されているように思うところです。

ただし、その言葉の意味や内容をひもといていくと、生まれた環境によるもので後天的にどうすることもできない……というものばかりではないことが分かります。

言われた瞬間に「うるせぇな、育ちなんか後から変えられないんだから仕方ねぇだろうが!」などとキレると、ますます「育ちが悪い」と思われてしまいます。

本人の努力でいくらでも改善できるので、しっかりと向き合っていきましょう。

「育ちが悪い」の意味

「育ちが悪い」というのはその言葉の通り、

・親が満足なしつけをしてくれなかった
・行儀の悪いことをしていても誰にも注意されず大人になった

というところからきているのでしょう。

しかし、育ってきた環境がダメだったら一生ダメなのか。また、大人になってから変えることのできないものなのかといえば、そんなことはありません。

「育ちの悪さ」で言及される要素は大抵、マナーや行儀など、立ち振る舞いの部分です。

つまり、しっかり意識することで、大人になってからでも改善できるのです。

「育ちが悪いな」と思う瞬間

では、一般的に「あの人、育ちが悪いな……」と感じるのはどんな瞬間なのでしょう? アンケート(※)のリアルな声を元に、分析していきましょう。

食事のマナーが悪い

・「食事のマナーや箸の持ち方、食べるスピードが速い」(29歳/機械・精密機器/営業職)

食事のマナーは、気を付けている人にとってみればとても気になる部分。「マナーで判断されたくない」などと言う人もたまにいますが、正しいマナーを身に付けておいて損はないはず。少し練習すれば誰でも習得できるものですよ。

言葉遣いが汚い

・「言葉遣いが汚い。テメェとかそういうことを使う女性は育ちがうかがえる」(35歳/その他/事務系専門職)

言葉遣いが悪いのも下品で教育が行き届いていない印象に。私もTwitter映えを意識するうちに言葉遣いが悪くなっているので、気を付けようと思います。

足癖が悪い

・「足癖が悪い。乗せたり広げたり。不快なことをする」(26歳/医療・福祉/秘書・アシスタント職)
・「足を開いて座って、パンツが見えている」(28歳/学校・教育関連/事務系専門職)

足癖が悪いのはどう考えても美しくありません。電車で足を開いて座っている人をたまに見かけますが、意識して日ごろから閉じるようにしないと筋力が付かず、ここぞという場面でも足を閉じていられなくなりますよ。

物の扱いが雑

・「物を乱雑に扱う。ドアの閉め方なんかに如実に出る」(25歳/その他/その他)

・「足で戸を閉めたり、物を投げるように置くこと」(32歳/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)

物の扱いも、所作の一つとして気になるところです。大きな音をたてたり、物を投げたりする様子は、かなりガサツに見えます。

店員に横柄な態度を取る

・「お店の店員へ絡んで困らせる。店員への態度が大きい」(27歳/医療・福祉/事務系専門職)

店員に対して横柄な態度を取る人は、男女問わず評価が低くなりますね。他人には敬意をもって接しましょう。

悪意のある行動を取る

・「影でこそこそと陰口を言ったり、嫌いな人を必要以上に構っていじめる人」(25歳/医療・福祉/専門職)

執拗にいじめる……などは道徳的にもどうなのかな? と思ってしまいますよね。幼稚な感じもするので、大人になったらそれは恥ずかしいことだと分かってください。

育ちが悪い人の特徴

アンケートの結果を元に、育ちが悪い人の特徴をまとめていきます。

(1)大人になりきれていない

多くの人が大人になるまでに習得してきているマナーや分別・道徳観などが身に付いておらず、子どものままのような人です。きちんとした教育が受けられなかったことが原因かもしれませんが、これこそ“キングオブ育ちが悪い”だと思います。

(2)自分を客観視できていない

動作や挙動・発言がガサツ……などは、自分を客観視できていないためではないでしょうか? 誰しも若いころは自分を客観視することが難しいものですが、大人になってからふと気付くと、とても恥ずかしいものです。

(3)マナーを軽視している

マナーというものが世に存在することは、大人ならご存知でしょう。親がきちんと教えてくれなくても、自分で学んで身に付けている人はたくさんいるのです。

それをしてこなかったのはつまり、「マナーなんてくだらない」などと軽視しているからかもしれません。そういった姿勢は、「育ちが良い」人から見ると、気になるものです。

「育ちが悪い」と思われないための改善法

誰しも「育ちが悪い」と言われて良い気分ではないですよね。言われたことのある人も、もしかしたら誰かにそう思われているのでは? と不安な人も、意識して改善していきましょう。

(1)他人の忠告を素直に聞く

マナーや所作について、やんわりと注意をしてくれる人は案外いたりします。もしかすると、あなたの親だって、言葉遣いや足癖などについて叱ってくれていたかもしれません。

その都度、素直に言うことを聞いていたら「育ちが良い」と言われたかもしれないのに、いつも「うるさい」などと反抗してきたから、「育ちが悪い」状態になってしまったのかもしれません。

人からの忠告をしっかりと聞いて、素直に改善していくことが大事ですよ。

(2)自分の所作を客観視してみる

自分の所作・話し方・振る舞いを客観的にチェックすることはとても重要です。自分の普段の姿を動画に撮ってみるとか、一人で食事をする時に鏡を置いて見てみるといった工夫をしましょう。自分がどんな行動をしているのか観察すれば、きっと改善点が見つかりますよ。

(3)正しいマナーを知る

今までそういった知識を身に付けてこなかったのであれば、本を読むなどしてマナーを習得しましょう。生きていく上で絶対必要なものでもないし、やらなくてもいいはず……などと勝手に判断せず、やるべきマナーはきちんと守ってみることです。

ただ、自分がマナーに詳しくなったからといって、マナー違反の人におおっぴらに指摘をするのはナンセンスである、とも覚えておきましょう。

育ちが悪いと思われる原因は結局自分にある

冒頭でもお話しましたが、「育ちが悪い」という言葉を見ると、まるで親の育て方が悪かったかのように見えます。本人は悪くない、環境要因が一番の原因のようにも感じられますね。

しかしその実態は全て、自分自身で改善できるものです。

自分ができていないことを親のせいにするのではなく、自ら学び、身に付けようとする姿勢。この素直な姿勢さえ持っていれば、「育ちが悪い」などと言われる機会は激減するはず。

だまされたと思って、今日から実践してみてください。

(E子)

※画像はイメージです。

※『マイナビウーマン』にて2016年10月にWebアンケート。有効回答数203件(25歳~35歳の働く未婚女性)

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