既婚女性がモテるって本当? 不倫したくなる瞬間6つ
「既婚女性はモテる」と聞いたことはありませんか? 実際に結婚前よりモテている気がするという人もいるのではないでしょうか。そんな時に脳裏にちらつく“不倫”。絶対してはいけないことですが、既婚女性はどんな時に不倫したくなるのか、またなぜモテるのかをコラムニストの二宮ゆみさんに解説してもらいます。
春。それは出会いの季節です。
「あれ、なんか、この頃、私、モテてない……!?」
……なんて、うっかり錯覚するような事態に直面している既婚女性の方も中にはいるのではないでしょうか?
思わず不倫に突っ走りたくなるレベルのイケメンからの甘いお誘いなんてものもあったりなかったり、あったりあったり、してますよね?
「私まだイケるじゃん!」って心の中でこぶし握り締めて、テンション上がりついでに、うっかりお誘いに前のめりでOKしちゃいたくなる気持ち、分からなくはないです……。
でも、悲しいかな既婚女性がモテる理由って「魅力」ではなく、大抵の場合とっても残念な理由だったりするんです。
安易に不倫へと一歩踏み出さないでください。粗相しちゃいたくなる時もあるけど、結構危険です。
既婚女性が不倫したくなる瞬間
人生の伴侶を得て、他人から見たら「幸せ」が服を着て歩いているように見える「既婚女性」。
でも、自分が独身の頃憧れた「妻」という存在になってしばらく経って、「あれ? 私そんなに満たされてなくない? あれ? あれれ?????」と、はたと気付くことありませんか?
そんな時に、あなたに好意を寄せている男性が現れたら……。
今回は、既婚女性110人に「どんな時に不倫したくなるのか」アンケートを取りました。(※)
(1)思いやりが感じられない時
・「自分への扱いがひどいなぁと感じた時」(29歳/その他/その他)
・「体調が悪い時に大事にされない。他の人だったら、こういう時優しいかなと思うことがある」(27歳/小売店/販売職・サービス系)
(2)けんかした時
・「けんかした時は少しだけ思います。昔思い合っていた人を思い出します」(23歳/その他/その他)
・「彼とけんかした時に、男性に悩みを聞いてほしくなる」(30歳/小売店/販売職・サービス系)
(3)生活に疲れた時
・「毎日同じ生活でうんざりした時」(33歳/その他/その他)
・「貧乏が嫌になった時、育児に協力してくれなかった時」(22歳/その他/その他)
(4)夫の顔をふと見た時
・「半目で寝ているのを見た時。何となくこの人で良かったのか? と漠然と思う瞬間(冗談半分)」(30歳/その他/その他)
・「旦那の顔を見ていたら、いつも不倫したくなる」(29歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
(5)男性として魅力を感じなくなった時
・「最近ドキドキしていないし、男の人と話してないなと思った時」(33歳/その他/その他)
・「夫婦間の営みがほとんどなく、夫に性的魅力を感じなくなってきた時」(33歳/小売店/販売職・サービス系)
(6)寂しい時
・「毎日一人ぼっちにされている時」(32歳/その他/その他)
・「仕事が忙しく、休みもほとんどないので、自分が家にいなくても気付かないだろうなと思うと、浮気していても気付かないかもと思ってしまう」(30歳/建設・土木/事務系専門職)
夫はもう甘い言葉なんてかけてくれない。恋愛から遠のいて、毎日仕事と家を往復するだけの毎日。トイレットペーパーはいつまで経っても補充されないし、食洗器に入れたお皿はもちろん食器棚に戻らない。
「それくらいやってよ」ってスマホから目を離さない夫に優しく優しく伝えたのに、イヤな顔をされて今日の朝も会話がほとんどなかった。
私だって同じくらい働いてるのに。
スーパーを駆け足で回るくらい毎日精一杯生きてる私のことを、少しくらい癒してくれたっていいじゃない?
そんな時にイケメンからのお誘いなんてスパイスがあったら、楽しくなるのも分かります。ふわふわしたい。たまにはピンクのオーラを振りまきたい。「かわいがってくれない夫が悪いよね? 私、悪くないよね?」って、自分にご褒美をあげたくなる気持ちも、分かります。
お金や自由な時間を手に入れて自分を満たすことはかなり難しいけど、誰でも簡単に自分を満たすことができるのが恋愛です。
結婚すると、今まで自分を満たしてくれていた彼からの愛とか彼への愛が、日々の生活という厚い皮に覆われて見えづらくなります。子どもが生まれたら、日々の生活がさらに重くのしかかってきて、その皮の厚さは100倍以上に感じたりすることだって、たくさんあります。
高負荷に耐えられなくなりそうなくらい疲れている時に、タイミングよくイケメンが誘惑なんてしてきたら、違う道もあったのかな……と、ふと考えちゃったりして、正しい判断ができなくなってそのまま不倫コース。なんてことも、あったりするんですよ。
不満だらけの毎日だと、周りがキラキラ美しく、おいしく、優しく、すてきな世界に見えてしまうのです。
既婚女性がモテる理由
では、そもそもどうして既婚女性はモテるのでしょうか? 詳しく解説します。
(1)余裕があるように見える
女性が男性の余裕みたいなものに惹かれるのと同じで、未婚男性も既婚女性が出す余裕というか大人な雰囲気に、安心感とか一種の癒やしとかを感じるようです。
安めぐみさんとか鉄板ですね。まあ安めぐみさんだったら独身だって既婚だってモテるんですけど、イメージです。
癒し系は既婚者になってからも強し。
(2)“誰かから選ばれている”ラベル
「結婚できる=誰かに選ばれた魅力的な人」と無意識下に感じる男性も多いように思います。
同世代で結婚していない人は売れ残りしかいない……! どこにイイ男が落ちているの……!? と嘆いている女性(というか過去の私)もいますが、それは男性から見ても同じこと。
“誰かに選ばれている”という確固たる実績は、その人の魅力を高めます。「誰かのモノ」というだけで、彼らの脳内で+α補正がかかります。
隣の芝はいつも青々としてそれはそれは魅力的なのです。
(3)人生の先輩である
未婚男性からしたら、結婚以降の酸いも甘いも知っている先輩なわけで。
いろいろ教えてくれそうだとか、相談にも乗ってくれそうだとか、想像するわけです。
(4)エロそうに見える
彼がいるかいないかを周りに公表する女性は少ないですが、既婚かどうかは大抵指輪で判別できます。
そうすると、「あの夫と毎晩……」とか、「肌ツヤが良いのはもしかして……」とか、結婚生活が未知なのを良いことに、勝手にゲスな想像が始まります。
既婚女性に好意を寄せる未婚男性の本心って?
さまざまな理由から既婚女性が魅力的に見える理由はお伝えしましたが、ではなぜリスクを負ってまで既婚女性と関係を持とうとするのでしょうか? 一個人の意見ではありますが、私は以下のような本心があるのでは、と思っています。
(1)話が早そう
「既婚女性との恋愛=体の関係だけ」と、都合よく解釈されていることもあるようです。
確かに女性側だって欲求不満な時も多々あると思いますが、でもそれって性的な欲求不満だけじゃないからね!
ていうか仮に性的な欲求不満だったとして、あなたは私を満足させられるんですか? どんだけ自信過剰なんですか? と、うっかり本音を漏らしてしまいたくなりますが、ここは彼らのプライドのためにガマン。
互いの欲望だけのためだけに激しく熱くなんて、夢のまた夢です。
(2)甘えられそう
「彼女」には強がったりイイ男でいようと頑張ったりしがちな彼らですが、「既婚女性」には甘えさせてもらえそうと思ってしまう傾向も。
母性とか居心地の良さを「既婚」という言葉から感じちゃうんでしょうか。
確かに日々の家事とか育児でそのあたりは激しくスキルアップしてはおりますが、「お前の親じゃないっつーの!」と一喝したくなります。全く。
(3)各種ヘンタイ
一部の自信家とかイケメンに多い気がしますが(個人の見解です)、スリリングな恋愛に燃える人が一定数います。彼らは女性が「押し」に弱いことを知っています。
そして、彼らは恋愛ではなく「ゲーム」として人の感情を弄ぶのです。
秘密の恋愛が楽しくて仕方ない性癖の男性や、他人の妻を心身ともに奪うことで自分の優越感を満たそうとする性癖の男性。
挙げるとキリがないですが、正直不倫をしたがる人はみんなそろってろくでもないです。イケメンだろうと引っかからないように!
危険な恋に踏み込まないための心得
ここまで話しても、不倫に片足突っ込みそうな人もいると思います。ダメですよ!
そんなあなたに、不倫してしまいそうになった時に思い出してほしい3つのことをご紹介します。
(1)最悪の事態を想像する
とりあえず、まずはこれです。
不倫した芸能人とか友人とか会社の人とか、自分が今進もうとしている道の先輩たちの成れの果てを見てください。そして、自分と重ねてください。
夫はどうなる? 子どもは? それだけで、「あっ、これダメなやつ……!」とすぐ思い直すことができます。
不倫から幸せになる人は、ほぼいません。
(2)信用している人に相談する
本当に信用できる友人がいれば相談してみてください。大体「友達やめるよ」とかあなたのことを思って言ってもらえるはず。
人としてマトモな人であればあるほど、反対されることでしょう。
(3)ひどい罪だということを再認識する
ニュースでも頻繁に不倫が出てくるので、カジュアルに感じているかもしれませんが、本当にひどい罪です。
法的に罰金が発生するだけで命を取られるような加害行為じゃないように感じてしまいますが、「病める時も、健やかなる時も……」 と宣誓しあったパートナーの心を殺すわけです、不倫って。
好意をうまくかわす方法
興味本位で声をかけてくる男性がいたなら、こんな風にうまくかわしましょう。
(1)相手が本気ならシンプルに振ればいい
既婚だろうと未婚だろうと関係ない。お相手が本気なら、こちらも本気でお断りすればいいだけです。
興味のない人からの誘いはみなさんうまく流しますよね。「私、結婚しているので」と断るだけで、とても簡単です。
(2)目には目を
「簡単にヤレそう」みたいな目で見てくるクz(失礼)男は痛い目に遭わせてやるのも一つの手です。
えっ? セックス? じゃあまずは離婚しないとだね! 離婚してって夫のところに一緒にお願いしに行ってくれる? 結構慰謝料かかっちゃうかもしれないけどいいよね? もちろん払ってくれるよね? ついでにウチの両親にも挨拶に行こう! まあ5発くらい殴られると思うけどしょうがないよね♡
などと真顔でまくし立ててみましょう(笑)。
(3)危険を感じたら
押しが強いな、何か変だな、と思ったら距離を取り、相手の行動を記録し、一人になる時間を極力減らし、信頼できる人に相談をしましょう。
何かあってからじゃ遅いので。
不倫は一生消えない汚点
誰かと結婚した瞬間からあなたは、その人の妻です。その事実が分かっていながら世の男性たちがあなたに寄って来るのは、あなたが魅力的だからという側面もあるのかもしれません。
「かわいいよ」と褒められるのは良い気分です。
「イイ女だね」と認められるのはもちろんうれしいです。
ただ、それを有象無象からのチヤホヤで得たって、所詮は一瞬の自己満足にしかなりません。
それより、今あなたがいる世界を少し良くしていきませんか?
「若いイケメンに口説かれた!? 何!? 俺の愛する嫁に色目を使うなんてふざけんなよ!」 なんて夫が冗談でも怒ってくれたら多少はキュンとなりません? 私もまだまだ愛されているんだなと実感できたら、排水溝の髪の毛を見て見ぬ振りをされたとしても許せるかもしれません。
それでも、どうしても不倫に走ってしまうなら、離婚してから。
どうでもいい人に「不倫」なんて消えない汚点を付けられるのだけは、やめておきましょうね。
(二宮ゆみ)
※画像はイメージです。
※マイナビウーマン調べ
調査日時:2016年10月17日〜10月18日
調査人数:110人(22歳〜34歳の既婚女性)