働く女性が選んだ! 2015年芥川賞受賞作、読みたいのは「火花」それとも「スクラップ・アンド・ビルド」?
今年の芥川賞といえば、なんといってもお笑いコンビ・ピースの又吉直樹さんが受賞した「火花」が話題ですよね。芥川賞受賞はお笑い芸人としては初の快挙。同時に受賞されたのが羽田圭介さんの「スクラップ・アンド・ビルド」でした。ニュースでも連日取り上げられたこの二作、もし読むとしたら働く女性のみなさんはどちらを選ぶのでしょうか? 早速聞いてみました!
Q.2015年芥川賞受賞作、読みたいのは「火花」「スクラップ・アンド・ビルド」どちらですか?
「又吉直樹の『火花』」80.2%
「羽田圭介の『スクラップ・アンド・ビルド』」19.8%
8割の人が又吉直樹さんの「火花」と回答しました。芸人初の快挙ということで連日メディアにも取り上げられた話題性の高さが影響しているのでしょうか。それぞれを選んだ理由を聞いてみましょう。
<又吉直樹の「火花」と回答した人の意見>
話題作だから
・「話題作だから気になる!」(24歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)
・「かなり話題になっているから。それほど厚くないので、読みやすそうだから」(24歳/食品・飲料/専門職)
先輩芸人とのエピソードを書いた「火花」は、一時期書店でも売り切れるほどの人気でした。ニュースでも毎日のように取り上げられたので「話題作だからおさえておきたい!」という人が多いようです。
芸人が書いた小説を読んでみたい
・「お笑い芸人としてもともと知っているので、どんな小説を書いたのか気になる」(26歳/印刷・紙パルプ/事務系専門職)
・「お笑い芸人でありながらも、受賞したというすごさを知りたいから」(28歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
お笑い芸人とは言え、独特の雰囲気を持つ又吉さん。もともと読書好きで知られていましたが、お笑い芸人の「ピースの又吉」さんがどんな小説を書いたのか気になる、という人も。受賞できるほどの「すごさ」を読んで体験してみたいですよね。
<羽田圭介の「スクラップ・アンド・ビルド」と回答した人の意見>
逆に読みたい
・「こちらの受賞作の話を誰もしないので逆に読んでみたい」(26歳/金属・鉄鋼・化学/営業職)
・「あまり注目されていないのでどういう話なのか気になるから」(25歳/運輸・倉庫/事務系専門職)
又吉さんの「火花」ばかりに注目が集まっていた印象ですが、羽田圭介さんは過去3回も芥川賞候補にノミネートされるほどの実力者。注目という意味では「火花」には負けますが、だからこそ「逆に読んでみたい」と答えるひとがいました。
あのキャラでどんな小説を?
・「テレビに出ていた本人がとても合理主義者で、そういう人が書く本の内容に興味があるから」(25歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「羽田さんがテレビに出演しているのを見て、この人が書く本がどんなものなのか気になったから」(27歳/金融・証券/販売職・サービス系)
某テレビ番組に出演したとき、合理的すぎる考え方や無駄にノリのいいところなど、その濃いキャラが発覚した羽田圭介さん。「いかに効率的に暮らせるか」ということを一番に考えているような人が書いた小説って、なんだか気になりますよね。
2015年芥川賞受賞作で、働く女性のみなさんが「読みたい!」と選んだのは又吉さんの「火花」でした。話題性や注目度、更には芸人初ということもあって、目にする機会が多かったので「読んでみたい!」と思う女性が多かったようです。一方、同時受賞の羽田圭介さんの作品も、本人のキャラが立っているので気になると答えた方がいました。あなたならどちらの作品を読んでみたいですか?
(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません
※『マイナビウーマン』にて2015年8月にWebアンケート。有効回答数187件(22~34歳の働く女性)