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彼氏のお母さんに嫌われてるかも!? と思ったらすること

沢宮里奈(婚活マッチメーカー/コラムニスト)

Kaoru Sawa

彼氏との将来を考えたとき、避けて通れないのが彼氏の家族とのお付き合い。特に彼氏のお母さんと上手くやっていけるかどうか、不安に思う女性も多いのではないでしょうか。もしかするとすでに「彼氏のお母さんに嫌われているかも」と悩んでいる女性もいるかもしれません。そこで今回は、「彼氏の母親に嫌われているかも」と感じた女性の体験談をご紹介した上で、マッチメーカーの沢宮里奈さんに彼氏のお母さんの心理と上手なお付き合いの仕方について解説してもらいます。

彼氏の母親に嫌われているかもと思った瞬間

愛する彼氏の母親ならできれば仲良くしたいものですが、現実には嫌われているかもしれないと感じる場合もあるようです。「彼氏の母親に嫌われているかも」と感じた瞬間について、アンケートで実際の体験談を聞いてみました。

【女性の体験談】彼ママに嫌われてるかもと思った瞬間

元カノと比べられた!

・「『前の子の方が素敵ね』みたいなことを言われたこと」(29歳/団体・公益法人・官公庁/技術職)

・「前の彼女の話をされた」(31歳/運輸・倉庫/営業職)

態度に出ちゃっています

・「彼と彼ママと私の3人でいた時に、彼ママが彼にしか話しかけない様子を見て、嫌われていると感じました」(28歳/アパレル・繊維/事務系専門職)

・「話していても目を合わせようとしない」(31歳/自動車関連/事務系専門職)

釣り合ってないわね

・「あの子、背が低くて理想とちがうんじゃない? と言われたらしい」(31歳/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)

・「一緒に結婚式場に打ち合わせに行ったら、ウエディングプランナーの女の子の方がかわいいし、あっちにしたら? と言われたこと」(28歳/金融・証券/営業職)

まだ他人ですから

・「家族の会話に入れてくれず、除け者にしようとする」(30歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

・「家に遊びに行ってもあまり会話をしてくれなかった」(31歳/建設・土木/事務系専門職)

デートを邪魔された

・「デートだとわかっているのに、まだ帰って来れないの? とメールが入ってきた」(28歳/電機/技術職)

・「彼氏と遊んでるときに彼氏あてに連絡がきた。普通はなかなかないと思う」(26歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)

歓迎しません

・「家にお邪魔して手土産を渡したら明らかに嫌そうだった」(25歳/医療・福祉/専門職)

・「手伝おうと思い、キッチンに入ったときに嫌な顔をされたことです」(31歳/ソフトウェア/事務系専門職)

絶対反対!

・「昔の彼のお母さんに、結婚は考え直せと言われたことがある」(31歳/金融・証券/営業職)

プライベートに干渉

・「結婚したら仕事しないの? と息子に漏らしていた」(31歳/その他)

接触はノーサンキュー

・「チャンスがあっても会おうとしてくれない」(29歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)

はっきりと口に出さなくとも、彼氏の母親から存在を無視されたり、邪険に扱われたりすると「嫌われているかも」と悲しくなってしまいます。また、面と向かって反対されたり、ほかの女性と比較されて嫌な思いをさせられたりと、彼氏の母親の発言に傷ついた経験を持つ女性も多いようです。

彼ママの気持ちを知ろう

アンケートからも、多くの女性が彼ママの言動に傷ついた経験があることがわかりました。なぜ彼ママはそのような態度をとったのか、その心理が気になるところです。彼ママが息子の彼女をどのように思っているかと、彼ママの理想の彼女像について教えてもらいました。

「息子の彼女」ってどういう存在?

邪魔な存在に感じがち

彼ママにとって、そもそも息子の彼女とは邪魔な存在に感じるものです。自分の人生を子育てに捧げてきた母親にとって、息子は自分の人生そのものであり、自身の分身のように感じています。息子の彼女はそれを奪う存在ですから、彼ママからすれば「自分の身を引きちぎられるような痛み」を与えてくる耐え難い存在というわけです。厄介なことに、息子の名義で家のローンを組ませたり、一生独身のまま家に置いて自分が妻であるかのように生活をすることを夢見たりする母親さえいます。このようなタイプの彼ママは、余計に息子の彼女の存在を邪魔に感じるでしょう。

なくてはならない存在

一方で彼ママにとって、息子の彼女はなくてはならない存在でもあります。なぜならゆくゆくは息子の妻となり、息子のサポートはもちろん、孫を産むという大役もあるためです。さらには自分たちも介護などで世話になることも想定されるので、あまり無下にはできないと考えているでしょう。

どんな女性と恋愛や結婚をして欲しいの?

家庭環境にもよりますが、誰でも子孫には優秀な遺伝子を残したいと思うもの。一般的には、息子の結婚相手にはきれいで知的な女性がいいと考えることが多いでしょう。ただし知識をひけらかしたり、彼や彼の家族を見下すような発言をしたりする女性は嫌われます。息子の彼女や妻には、謙虚で従順、相手を立てることのできる女性を望むでしょう。

彼氏のお母さんに気に入られる方法

彼ママの気持ちがわかったところで、彼ママといい関係を築くにはどうしたらいいのかが気になります。彼ママに気に入られるにはどうしたらいいのか、また、嫌われるNG行為についてアドバイスをもらいました。

彼氏のお母さんが気に入るタイプになろう

第一印象が大切

まず大事にしたいのが第一印象。ブランド物で固めるよりは、清楚で上品な服装が好まれます。ピアスなどのアクセサリーも小ぶりなものを選び、フレグランスも強すぎるものはやめましょう。また派手なネイルは「料理をしない、できない」と見られてしまうので避けるのが無難。ファッションタトゥーはよい印象を持たれませんので、テープなどで見えないようにしましょう。

言葉遣いをていねいに

言葉遣いは印象を決める上で重要ですので気をつけましょう。若者言葉や流行語など、年配の方に通じない言葉は使わないように。優しい口調でゆっくり話すと好印象ですよ。また、彼への態度もよく見られています。彼ママの前ではあまり彼にベタベタせず、彼の名前を呼ぶときも「○○君」あるいは「○○さん」と呼ぶように意識しましょう。彼ママのことは「○○さんのお母様」と呼ぶのが無難です。

彼ママにアピール

直接的な働きかけも効果的です。彼ママのファッションセンス、若々しさ、知的さなどを具体的に褒めたり、彼を通して「彼ママを尊敬していること」を伝えてもらったりするとよいでしょう。あるいは身内のお世話をした経験談をして、さりげなく介護経験があることをアピールするのも有効。また、プレゼントや手土産も活用して印象アップを図りましょう。彼ママの誕生日には花やメッセージを贈るなど、細やかな気遣いが大切ですよ。

彼氏のお母さんに嫌われるNG行為

マナーが悪い

大人の女性としてマナーは大切にしたいもの。マナーが悪いと常識が疑われ、悪い印象を持たれてしまいます。彼の実家を訪問する場合には、手土産、挨拶、しきたりなどに注意が必要です。レストランなど、外で会う場合でも、全員の料理が揃うまで待つなど、最低限のマナーを守れないと、一気に印象が悪くなってしまうので日頃からマナーには気をつけるようにしましょう。

自己主張しすぎる

自己主張のしすぎは嫌がられることが多いです。話の最中に「昔とちがって」などと世代のちがいを強調したり、頑なに持論を曲げずにいたりすると、あまりいい印象は持たれません。特に結婚後の生活や子育て論に関しては、世代間で対立しがちです。彼ママの言うことには、完全に肯定しないまでも、できるだけ同調するようにしましょう。

彼をいじる

また、無意識にやってしまう「彼いじり」。彼をいじって盛り上がるというのは恋人や友人の間では珍しくないことですが、彼ママにとってはまったくおもしろくありません。彼への親しすぎる態度は、彼ママの「息子を取られる」という感覚を強めてしまうのです。たとえ彼ママの方から彼をいじることがあっても、便乗は厳禁。できるだけ彼を立て、一歩下がって接するようにしましょう。

地雷を踏む

最後に人には誰しも触れられたくない「地雷」があるもの。たとえ自分にその気がなくても、学歴や家柄、海外経験などが彼ママの劣等感を刺激してしまうこともあります。事前に彼から情報を仕入れておき、触れてはいけないポイントを確認しておきましょう。また、自慢話を聞いて気持ちのいい人はいません。「相手の聞いてほしいことを聞く」というスタンスで、謙虚な態度を崩さないように気をつけましょう。

地道な努力で彼氏のお母さんと良好な関係づくりを

息子がかわいくてしかたない彼ママからすると、つい息子の彼女には「息子を取られた」と感情的になりがちです。これは彼女に非がなくても起こりうる感情なので「嫌われているかも?」と思っても、あまり落ち込む必要はありません。はじめはぎくしゃくしたとしても、細やかな気遣いや謙虚な姿勢を見せ続けていくことで、少しずつ彼ママとの関係も改善していくことでしょう。身なりやマナー、言葉遣いに気をつければ、素敵な女性になれるだけでなく、彼ママにも気に入られて一石二鳥です。

(文:沢宮里奈、構成:Kaoru Sawa)

※画像はイメージです。

※『マイナビウーマン』にて2015年2月にWebアンケート。有効回答数243件(22~34歳の働く女性)

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