野心家な男性の特徴とは。結婚したらどうなる？

「野心がある男性」と聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか？　多くの人はポジティブイメージとネガティブイメージの両方を思い浮かべるのではないでしょうか。今回は、そもそも「野心家」とはどういう人を指すのか、野心家男性との恋愛や結婚など、さまざまな側面から野心家を分析してみたいと思います。

野心家とは

野心家ってどういう人？

野心とは、「野生を忘れない狼や豹などはのように人に飼われても野生を忘れないため飼い主に慣れず、ときに襲うような獣のような心」という意味です。野心家はそこから派生し「権力や名声など自分が手に入れたいもののためには努力を惜しまず、ときに人を蹴落とすことも厭わずに突き進む」という人の性質を表す言葉です。

野心家男性の特徴

行動力がある

自分が触れたこと興味を持ったことに対して素早く取り掛かり、かつ粘り強く推し進めていく力が強いです。たとえば、何人かで話していてその場のノリで「こういうイベントを立ち上げよう！」となったときなど、翌日にはすでに企画書が出来上がっているというような感じです。

自分に自信がある

自分の目的を達成するまでにはいろいろな反対意見や、ときには妨害・誹謗中傷が入ったりもします。しかし、野心家は、自分の信念や価値観に自信があるため、そうした逆風に動じません。

タフ

体力的にも精神的にもタフです。昨日○○にいたのに今日は○○にいる、といった短時間での移動距離の長さ、前夜遅くまで飲み会に出席していたのに翌日は朝からジムでトレーニング、といった体力的なタフさだけでなく、SNSなどで批判的なコメントがついても意に介さないといった精神的なタフさも持ち合わせています。そのため、野心家の男性はSNSで自分自身をどんどん発信する傾向にあります。

プライドが高い

前述したようにタフで行動力があるので、プライドが高くなるのは当然の流れともいえます。プライドを傷つけるようなことを言われても「じゃああなたは自分のように行動できますか？　実行力がありますか？」という正論で返せるため、彼のプライドは崩れないのです。

女性が野心家の男性に惹かれる理由

野心家の男性が好きな女性の割合

それでは実際こうした野心家の男性のことを女性はどう思っているのでしょうか。女性のアンケートから分析していきたいと思います。

野心家の男性は嫌い、という答えが半数近くあるのは現代社会を象徴しているともいえます。バブル時代は三高（高学歴、高身長、高収入）の男性がモテる男性の三大要素でしたが、現代は「三優」だといわれています。三優とは「家族に優しい人」「浮気をせず自分だけに優しい人」「家計に優しい人」のこと。以前は野心家というと男性のみのイメージがありましたが、今は「バリキャリ女性」という言葉に代表されるような野心家の女性も増えています。もしかすると「野心は自分にあるから男性には求めない」という女性もいるのかもしれません。

野心家の男性が好きな理由

男らしくてかっこいい

・「前向きでかっこいいと思う」（31歳／食品・飲料／事務系専門職）

・「野心家な男性のほうが男らしくて魅力的だから」（28歳／医薬品・化粧品／事務系専門職）

「男らしくてかっこいい」という回答は、雄としての男性本来が持つ攻撃的な力強さに惹かれているといえます。時代が変わっても本能的に男性に力強さを求める女性は一定数います。

上昇志向がない男性はつまらない

・「野心がないなんてつまらない。上昇志向のない人間は嫌いだから」（29歳／金属・鉄鋼・化学／事務系専門職）

・「上昇志向がない人とはいても楽しくない」（24歳／医療・福祉／秘書・アシスタント職）

・「あまりギラギラしているのは疲れるが、向上心のない男はつまらない」（31歳／情報・IT／クリエイティブ職）

上昇志向がない人は、未来の展望がないということですので一緒にいても退屈するというイメージがあり、それを女性側が嫌うのだと思います。しかし、「あまりギラギラしているのは疲れる」といった回答もあるように、野心がありすぎるのも敬遠されがちですね。

女性が野心家の男性に惹かれる心理

社会的には男女が均等になってきても、基本的な体力はやはり男性には敵いません。そのため、個人差はあれど、女性はメスの本能として「守ってほしい」という欲求を常に抱えています。野心家の男性は、こうした女性の本能欲求を満たすことで自分の存在価値を測る傾向がありますので、やはり女性にとっては居心地がよいタイプであり続けることは変わらないと推測します。また、アンケートを取った女性の年齢が出産適齢期であることも加味すると、やはり男性の経済力は重要なポイント。野心家には経済力がある人が多いという現実も今回の結果の一因といえるでしょう。

あなたの彼氏は？　野心家診断

自分が好きな人や彼氏は野心家なのか？　また、その度合いが気になる人もいると思います。野心家の男性をさらに分析してみましょう。

野心家男性診断

まずは、以下に野心家の特徴を挙げてみましたので、ご自分の彼や好きな人が当てはまるかどうかチェックしてみてください。5つ以上当てはまったら、彼は野心家といえるでしょう。

未来を語りだすと熱くなる

普段から未来のことばかり語っているというよりも、普段は言わないのにお酒が入ったり機嫌がよくなったりすると熱く語り出すというタイプのほうが野心家度が高いです。

女性に容姿のスペックの高さを求める

女性に対しては、まず容姿のスペックの高さを求める傾向にあります。好きな芸能人・有名人に正統派美人の女優やモデルを挙げてくる人は野心家度が高いです。

自分の見た目を気にする

最近は洋服や髪型ではなく男性の筋肉美や歯並び・色といった「自分の肉体」への投資がブームですよね。野心家の男性は、お洒落にこだわりがあるというよりも、こうした「今の時代に受ける容姿」にこだわります。

負けず嫌い

総じて負けず嫌いです。ゲームなどの遊びでも、勝つまでやめないということがよくあります。

タフ

肉体的にも精神的にもタフです。デートでも、欲張りすぎと思えるくらいプランを詰め込んできたりします。「彼とデートすると楽しいけどちょっと疲れる」という感覚になることも。

見栄っ張り

プレゼントには高価なブランド物、デートの食事はお洒落なレストランなど、「豪華」「キラキラ」「お洒落」といったわかりやすい見栄を張りたがります。

性的欲求が強い

いわゆる性欲が強いということではなく、性的バリエーションという部分でも好奇心が旺盛です。また、付き合っていなくても好意を持つと比較的短期間で男女関係になりたがる傾向にあります。

どうなる？　野心家男性との恋愛＆結婚

野心家の男性を好きな女性は、好奇心が旺盛で欲望が強い彼に「安心感」という意味では不安を抱いている人も多いかと思います。ここからは、野心家男性との恋愛傾向や結婚生活はについて解説していきたいと思います。

野心家男性との恋愛の傾向

嫉妬が絶えない

向上心に燃えており、マメな男性に惹かれる女性は多いです。そのほかでも前述したように、野心家の男性はモテる要素が多いため、嫉妬深い女性には辛い恋愛になってしまうケースが多いです。

寂しい時間が多い

仕事はもちろんプライベートでも付き合いを大切にする人が多いので、付き合っても寂しい思いをすることは多くなりそうです。

キラキラ感を楽しめる

いい意味で身の丈以上の演出が好きな人が多いので、一緒に過ごせる時間は少なくても、2人で過ごす時間はゴージャスでサプライズもあるものとなります。

野心家男性との恋愛をうまくいかせるには？

ドンと構える

「最終的には自分に戻ってくる」くらいのドンと構える覚悟が必要です。自分以上に彼と合う女性は絶対にいない、くらいの強い気持ちで信じましょう。

甘えさせてあげる

高い目標を掲げてそれに向かって突き進むということはエネルギーが必要。だからこそ安らげる場所が必要です。野心家の人は意外と甘えん坊ですので、彼の甘えを大きな心で包み込める心の余裕を持つように心がけてください。

お守りを持つ

彼の野心に振り回されないように必死について行くだけでは疲れてしまいますよね。不安になりがちな人は、彼と2人だけのお守りを持ちましょう。物でなくても構いません。自分だけが知っている彼の特徴（ほくろの位置や言動など）を心の中で「お守り」として持っておくだけでも安心感が生まれます。

野心家男性と結婚したら

刺激的な生活になる

野心家の男性が成功すると、経済的にもかなり余裕がある生活を送ることができるので、妻が夫の資金を元に事業を興すといったことも可能です。ただ、野心が失敗をすると大きな痛手を共に背負うことにもなりかねません。よくも悪くも刺激的な生活になるでしょう。

人付き合いが多くなる

野心家の男性は人脈も多くなるので、妻もその流れで必然的に人付き合いは多くなります。したがって、人とコミュニケーションを取ることが好きな人には楽しい結婚生活になります。

忙しい

夫が忙しく出かけることが多い生活になりがちですので、家庭内のさまざまなことはどうしても妻側が請け負うことになります。家事や人付き合い、家計管理など忙しい日々になります。

野心家の男性と付き合う際はポジティブ思考を大切にしよう！

野心家の彼と付き合っていくためにはポジティブ思考が大切。、ネガティブ思考でいると女性側の心が疲弊してしまいます。「浮き沈みも人付き合いも彼と一緒に楽しんでしまおう」くらいのポジティブ思考が大切です気持ちでいましょう。彼について行くという感覚ではなく、共に向上心を磨くという意識を持つと、野心家の彼と過ごす時間はとても楽しいものとなりますよ。

（小日向るり子）

※画像はイメージです

※『マイナビウーマン』にて2014年12月にWebアンケート。有効回答数143件（22歳～34歳の働く女性）