子供がテレビを観るときに気を付けたいこと
子供も大人も、テレビ好きは多いですよね。しかし大人はともかく、子供が際限なくテレビを観てしまうのは、やはりちょっと心配、という人も多いでしょう。でも、テレビの楽しさを知ってしまった子供に全く見せないというのは無理があるというもの。
では上手に付き合っていくにはどうしたらいいのでしょうか?
【誰ともうまく付き合えない「メディア漬けの子供」の特徴5つ】
テレビの内容について会話してみる
子供向けの番組には、知育的要素が多分に含まれていたり、番組の作りがとても丁寧で「見せる価値がある」と思わされるものも多いですよね。とはいえ、子供がテレビに熱中し過ぎてしまうことで、「本物の人間とのコミュニケーションが不足してしまう」という点を心配する人も多いでしょう。
確かに、テレビから情報や楽しみを与えられるばかりで、周りとのかかわりが不足してしまったら、子供の人間性を形成する上で問題があるのでは……と心配になりますよね。その心配を現実のものとしないためには、「15分程度でちょっとした会話を挟む」ことを試してみましょう。
そうすることでテレビは「親子の会話ツール」となります。番組の内容についてでもいいし、その感想でもいいのですが、お互いに会話することで「ひたすら情報を受け取るだけ」という環境からは脱することができます。
画面に近づかないように注意し、自分の行動をコントロールすることを教えよう
テレビとの距離、皆さんはどのくらいとっていますか? 子供は離れて観るべき、という説が一般的ですが、具体的には画面の縦の長さの4倍程度は離れた方がいいようです。しかし幼児期の子供に多いのは、見ているうちについつい画面に近づいて、気が付いたらテレビに張り付くようにして観ているというケース。
これはちょっと心配ですよね。特に幼児期の子供の場合は、テレビを観る際の定位置を決める、寝ながら観ない……など、ルールを作ってしまいましょう。そしてルールを守れなかったら消すという決まりを作っておくのも有効です。
子供の目を保護する意味でも、約束をきっちり守らせることが大事なのです。
一日の視聴時間を決める
テレビとの距離なども重要ですが、それも、一日中だらだらとテレビを観るようになってしまっては意味がありませんよね。目に悪影響があるのはもちろん、テレビから与えられる楽しみを受け取るばかりで、自分で何かを創造するという能力から遠ざかってしまいます。
小さい子供なら、別の遊びに誘うということでテレビを中断……というやり方ができますが、小学生くらいになるとなかなかうまく誘導できないこともあり、文句だけ言われるなんてこともありますよね。まずは子供としっかり話し合い、一日の視聴時間を決めましょう。
そして時間の計算ができるなら、自分自身で管理させるのも一つの方法です。ちょっとしたゲーム感覚で「25分観たから残りは何分で……」などと計算をさせると、意外と「残り5分で何を観るか」など、楽しんで時間を作ったりもするものです。
テレビの観すぎは悪影響を伴いますが、「情報を得るための手段」ともとらえることができます。今回ご紹介した内容を参考に、テレビとの上手な付き合い方を子供と一緒に考えてみてはいかかでしょうか。