偉そうな態度にうんざり! 「オジサン上司」との人間関係をクリアする3つの方法
職場の人間関係のストレスを減らしたい! 特に、性別も年齢も立場も離れた男性上司は苦手……。偉そうで視野が狭く、いざというときは保身に走る。ただし、礼を尽くせば引き立ててくれる「建前優先ガンコ型」のオジサン上司を、思い通りに動かすための3つの「作戦」について、『戦略的、めんどうな人の動かし方』の著者である五百田達成さんに聞いてみました。
■オダテマス作戦
ほめられることに弱いオジサンに何かしてほしいときは、まず持ち上げて気持ちよくなってもらいましょう。とはいえ、「そのネクタイ、似合いますね」「髪切ったんですね、素敵です!」と、外見面をほめるのはなかなかハードルが高いもの。やりすぎると逆セクハラにもなりかねないので、仕事面でいいところを見つけてほめるようにしてください。「さすが部長!」のひと言でも効果は十分! 直接言うことに抵抗があったら、メールでさりげなく伝えるのもいいですね。
■3B作戦
海外の広告業界でよくいわれる鉄則が、「Beauty(美女)」「Baby(赤ちゃん)」「Beast(動物)」の3つの「B」は人を問答無用にひきつけるということ。これをコミュニケーションに応用するのが「3B作戦」です。外見を磨いて自分が「Beauty」になることももちろん大切ですが、それでもダメなら、打ち合わせの場に美人スタッフを連れて行って話をさせる、提案書に赤ちゃんや動物のグラフィックを盛り込んでみるなどの手があります。場の空気や相手の気持ちが和んだスキに、一気に交渉を進めてしまいましょう!
■大後悔時代作戦
誰もがかかえる、「後悔はしたくない」という心理。これを利用して、「今やらないと後悔する」という気持ちをあおり、行動を起こさせる戦術です。上の人の顔色をつねにうかがっているオジサン上司には、「それって、部署としてどうなんでしょうか」「このやり方のほうが社長の評価が得られると思います」など、その人よりさらに上の存在を匂わせる伝え方がよいでしょう。
オジサン上司の性質を読んでうまく気持ちを動かすことが、相手を自分の思い通りに動かすことにつながります。ぜひ、仕事の場面で実践してみてください!
(平林理奈/Playce)