東京都内で今注目が集まっている不動産開発地はどこ?「三鷹」「アメ横」
東京には、不動産開発の進んでいるところ、落ち着いているところがあるようです。現在、不動産開発で注目が集まっているところはどこなのでしょうか。中堅不動産ディベロッパーさんにお話を伺いました。
■開発の手が緩まない東横線沿線
――現在、東京都内で不動産開発が進んでいる場所を教えてください。
東横線沿線などはホットなエリアだと言ってもいいと思います。例えば「武蔵小杉」ではタワーマンションも建設されています。副都心線が横浜まで延伸して、交通の便がとてもよくなりましたしね。
同じく東急線ですが、二子玉川、等々力は根強い人気ですね。渋谷と横浜のほぼ中間地点という立地がいいのでしょう。等々力渓谷は坪単価で220-230万円はいくでしょうね。人気が常に高いところは開発業者も力が入ります。
――人気の高いエリアでは開発も止まりませんか?
そうですね。大手さんはやはりキャッシュが潤沢ですから(笑)。野村さんや三井住友さんなどは大規模な開発を進めてますね。
駅の地下化に伴い再開発が進む
――そのほかに開発が進んでいるエリアはありますか?
下北沢は再開発が進んでいますね。小田急線の地下化に伴って、地上の様子ががらっと変わるでしょう。昔の下北沢しかご存じない人はびっくりするのではないでしょうか。
調布もそうですね。こちらは京王線ですが調布駅の地下化によって、同様に開発プランがあるようです。ほかにも、西武新宿線では、新井薬師駅、沼袋駅の地下化、都営大江戸線では、大泉学園町までの延伸計画があります。
自分たちで言うのもなんですが、東京の様変わりはスピードが速いです。
穴場は下町の再開発!
――ほかに、例えば穴場的に開発が進んでいるという地域はありますか?
意外と皆さん気が付かないかもしれないのですが「下町」で開発が進んでいるんですよ。
――下町と言いますと?
例えば「アメ横」です。もう手が入り始めています。高架が古くなって防災対策の面からも再開発が必要とのことです。
ほかには町屋、根津、谷中などもそうです。古い家、古い街並みが残っているところがあります。こういったところは町意識が強いので大変だと思いますが、徐々に開発が進んでいくと思います。
――どのような業者さんが開発をしているのですか?
例えば、三鷹などでは、旭化成さんが数多くの地権者をまとめてマンション開発を行うことに力を入れています。皆さん意外とご存じないのですが、旭化成さんはこういった混み入った地域の開発には定評があるんです。有力な業者さんですね。
いかがだったでしょうか。東急沿線、下北沢、調布、また下町などが不動産開発の熱いエリアだそうです。このほかにも、私たちの知らない間に東京はどんどんその姿を変えているようです。
(高橋モータース@dcp)