鹿児島県の西部、薩摩半島のほぼ中央部に位置する日置市(ひおきし)は、日本三大砂丘の一つ、白砂青松の「吹上浜(ふきあげはま)」などの豊かな自然に囲まれたまち。
【鹿児島県日置市】江戸時代から栄える歴史ある温泉地で良質な湯を満喫。ふるさと納税返礼品でフルーツも
「妙円寺詣り」や「流鏑馬(やぶさめ)」、「せっぺとべ」に代表される歴史的な伝統行事と、400年の歴史を誇る「薩摩焼」や優れた泉質を誇る「湯之元温泉郷」「吹上温泉郷」など、いにしえの情緒と安らぎに満ちた貴重な資源を数多く有しています。
また、新産業を創出する取組として、光り輝く日置市産オリーブのブランド確立を産官金連携で目指しており、これらの資源を活用しながら「住んでよし 訪ねてよし ふれあいあふれるまち ひおき」を目標としているそうです。
本稿では、そんな日置市への移住の魅力、ふるさと納税返礼品について紹介していきます。
海と山の両方楽しめるまち! 日置市への移住の魅力について
日置市は、スーパーやドラッグストア、病院、飲食店などが充実しており、生活に困らない環境が整っているまちです。県庁所在地である鹿児島市までも車で30分で行くことができ、日置市に無いものは30分で解決します。
30分で生活の選択肢が広がるのが特徴。自然豊かで山と海、両方の魅力を楽しめる環境でありながら利便性が高いのが魅力的です。
東シナ海に面している同市は、マリンスポーツが盛ん。日置市への移住は、サーファーや釣り好きの人におすすめとのことです。
市内には高校が4校あります。さらに、市内中心部にある「伊集院駅」から「鹿児島中央駅」までJRで約17分で行くことができ、鹿児島市内への進学も可能。そのため、子育て世代にもおすすめなのだとか!
支援制度やサポートについて
日置市は、「子育て・医療」「就業」「住まい」に支援制度があります。
【子育て・医療】
<子ども医療費助成事業>
0歳から中学校卒業までの医療費(自己負担分)を全額免除
【就業】
<新規創業者スタートアップ支援事業費補助金>
日置市内で創業を行なおうとする事業者で一定の要件を満たす方に、店舗等改装費・附帯整備費等の経費を対象として、補助対象経費に3分の1を乗じて得た額(上限額50万円)を補助
【住まい】
<過疎地域移住定住促進事業費補助金>
市外から転入して、補助対象地区に住宅を新築・購入した方に補助金を交付(補助基本額は一律20万円、加算あり)
※当該住宅に居住した日において、56歳以上65歳以下の対象者の場合は、合計額(補助基本額と加算額の合計)の50%が上限
※補助対象経費の3分の2が補助上限額を下回る場合、補助額は補助対象経費の3分の2の額
※加算額
1 児童扶養加算:18歳以下の扶養者を有する場合、1人当たり10万円加算
2 市内業者加算:市内業者が新築、リフォーム工事を行った場合、10万円加算
<空き家改修事業費補助金>
空き家を改修して定住する方に、改修費用を補助(改修費用の3分の1以内、補助上限あり)
※補助上限額
1 相続空き家に所有者が居住する場合は、補助上限額10万円(市内事業者が施工する場合は20万円)
2 「1」以外の場合は、補助上限額20万円(市内事業者が施工する場合は30万円)
移住者に向けての活動について
お試し住宅カメハウス「黒川どんげぇ」内装
日置市では「せっかくの新天地での挑戦。日置市を選んで良かった……と思っていただきたい」との想いから、日置市公式ファンクラブ「ひおきカメカメ団住んでみ隊」所属の団員限定で、宿泊を絡めた滞在ができるお試し住宅「カメハウス」を市内5カ所に準備。 それぞれ個性豊かな滞在施設で、まちを存分に体験することができます。
お試し住宅カメハウス「黒川どんげぇ」
また、日置市では「日置市と関わりを持ちたい人」「『ひおき』とゆるぅ~くつながりたい人」に向けて、さまざまな取り組みを行っています。
・イキイキとした魅力を高頻度で情報発信する「ブログ」を中心としたウェブサイト「ひおきと」を運営。
ブログは、市職員や関係団体の有志が旬の情報、マニアックな情報を発信しており、「ひおきのリアル」を感じることができます。
・「ひおき」を想うすべての人の拠り所として、メタバース空間に「ネオ日置」を建設。
コロナ禍をきっかけに、インターネットによるリアルな交流環境を構築するために建設したのだそう。無料&インターネット上で、いつでも日置市を訪れることができます。
・「お金では買えない喜びがあふれるまち」を目指し、まちのコイン「とっぱ」を昨年10月に導入。
まちのコインは、日置市を舞台にプレイするゲームアプリで、お金に換金できないポイント「とっぱ」をためたり使ったりして、日置市を楽しみつくすことができます。
自治体からのメッセージ
日置市は歴史と自然と利便性が自慢の「ちょうどいい田舎」です。「田舎暮らしをしてみたい。でも、少し不安……」という方は、ぜひ日置市を移住先の候補として検討していただきたいです。また、「ひおきと」や「ネオ日置」、「まちのコイン『とっぱ』」などの取り組みを通して、日置市を知り、興味を持ち、楽しんで「日置市ってなんか面白そう! 」と思っていただけると幸いです。そして、そんな面白いまちを移住先として検討していただけるととても嬉しいです。
日置市のふるさと納税返礼品について
東シナ海に面した「江口浜」の地から届く干物詰合せや、禁漁期間の設定や水揚げの量を制限するなどしてサステナブルな漁業に取り組んでいる事業者が提供する「月日貝」を紹介します。どちらも日置市の中で人気の返礼品なのだそう!
旬の厳選! 干物詰合せ(計24枚)
・提供事業者:みのだ食品有限会社
・鹿児島県日置市東市来町伊作田2122
・内容量:干物詰合せ(計24枚)
・寄附金額:1万5,000円
旬の時期に獲れた魚を、良質な天然の軟水と天然塩を使用して、熟練された職人の手により1枚1枚丁寧に処理・加工された自慢の干物です。24枚の大容量で届くので、家族で存分に楽しめます。
活きた貝を急速凍結!吹上浜の月日貝(12枚)
・提供事業者:株式会社吹上浜の未来を考える漁業者たち
・鹿児島県日置市東市来町伊作田1865
・内容量:月日貝 12枚(貝殻付き)
・寄附金額:1万5,000円
鹿児島の新たな名産品! 日置市の西部に広がる吹上浜で漁獲された「吹上浜の月日貝」です。表が太陽の緋色、裏は月の淡い色をしていることからその名がついたのだそう。月日貝の本来の甘みや食感を損なわないよう、漁獲後、漁師自ら砂噛みなどをチェック。急速冷凍・真空パックで届きます。
今回は鹿児島県日置市への移住の魅力と、返礼品を紹介しました。海と山の両方を楽しめる“無いものは30分で解決! ”するまちです。マリンスポーツはもちろん、さまざまなアクティビティも楽しめます。お試し住宅で、実際に移住を決める前にまちの暮らしを体験できるのもうれしいですね。気になった人は、ぜひ一度チェックしてみてください。
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