おまじないといえば、「願いごとをかなえる」といった願掛け的なものをイメージする人が多いのではないでしょうか。
しかし、「塩まじない」は、願掛けよりも「縁切り」「悪い気をはらう」という意味合いが強くなりますので、悪縁や悩みを追い払いたい時におすすめのおまじないです。
今回は「塩まじない」の意味と共に、正しいやり方や注意点について紹介します。
■塩まじないとは? どんな効果がある?
^塩まじないとは、スピリチュアルの世界では有名なおまじないで、塩の浄化作用を用いて、悪縁や望まないことなど悪い運気を遠ざけることができるといわれています。^
効果が非常に高いといわれているので、ここぞという時に試すのがおすすめです。
■塩まじないの正しい手順
塩まじないは、正しい方法を用いることでより効果がアップするといわれています。まずは、正しいやり方を知りましょう。
◇(1)塩まじないに必要なものを用意する
塩まじないをするために必要なものは、主に以下の通り。
*・天然塩(神社で頂けるものだとなおよし)
・紙
・ボールペン
・灰皿
・マッチ、ライターなど火をつけるもの*
◇(2)願い事を丁寧に紙に書く
次に、紙に「なってほしくないこと」「悩み」「縁を切りたい人の名前」を書きます。
この時に^願いをそのまま書くのではなく、望まないことを書くのが塩まじないのポイント^。
◇(3)紙に塩を振りかける
紙に願い事を書いたら、塩をかけて包みます。塩は入れすぎると燃えづらくなるので、「指でひとつまみ」の量を、ふわっと振りかける程度でOK。
◇(4)塩を包んだ紙を燃やす
塩を包んだ紙を灰皿に入れ、火をつけて燃やします。ただし、^「紙を火で燃やす」行為は火事ややけどの危険性もあるので、十分注意しましょう^。
また、紙を燃やすのが難しい(または火事が怖い)場合は、そのまま次のステップに進んでもOKです。
※火の使用を含め、塩まじないを行う際の注意事項は後で詳しく解説しますので、そちらも確認してから実践するようにしてください。
◇(5)紙はトレイに流さずごみ箱に捨てる形でもOK
紙が燃えて灰になったら、^必ず水にぬらしてからごみ箱に捨てましょう^。
トイレに流す方法もあるようですが、詰まりの原因となる可能性もあるので本来の用途とは異なる使い方は避けるのがベター。ごみ箱に捨てるのがおすすめです。
■塩まじないの効果的な書き方例【恋愛に関する悩み】
塩まじないは、かなえたいことの「逆」を書くことで、その願いを引き寄せることができるといわれています。
ここからは、効果的な書き方の例を見ていきましょう。まずは恋愛編です。
◇(1)恋愛を成就させたい場合
恋愛成就を望む場合は、「○○(好きな人の名前)と付き合いたい」というように、^願いをそのまま書かないように気を付けましょう^。
また、片思いの相手からの連絡が欲しい時に塩まじないを行うのもおすすめです。
書き方の例は以下を参考にしてください。
*「○○(好きな人の名前)とは付き合えない」
「〇〇(好きな人の名前)からLINEが来ない」*
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◇(2)復縁したい場合
復縁したい場合は、具体的な悩みや願いを思い浮かべてみましょう。そして、それらを逆の意味になるよう紙に書いて、おまじないを進めてください。
以下が例です。
*「○○(元恋人の名前)と再度付き合うことができない」
「○○(元恋人の名前)は自分のことを愛してくれない」*
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■塩まじないの効果的な書き方例【お金に関する悩み】
次に、お金に関する悩みの書き方例を紹介します。
◇(1)金運を上げたい場合
金運を上げたい場合は、具体的な希望を考えてみましょう。「宝くじを当てたい」「貯金がしたい」といった願いであれば、その逆のことを書くようにしてくださいね。
書き方の例は以下の通りです。
*「宝くじが当たらない」
「貯金ができない」*
◇(2)給料をアップさせたい場合
塩まじないで給料アップを願う人もいるかもしれませんね。その場合は、シンプルに以下のように書いてみましょう。
*「給料が下がる」
「昇給しない」*
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■塩まじないの効果的な書き方例【仕事に関する悩み】
次に、仕事に関する悩みの書き方例を紹介します。
◇(1)就職・転職活動を成功させたい場合
就職・転職活動がうまくいかずに悩んでいる人が塩まじないをする時も自分の願いとは反対のことを具体的に書いてみましょう。それにより、効果アップが期待できるかもしれません。
*「○○(具体的な会社名など)へ入社ができない」
「転職がうまくいかない」*
◇(2)出世したい場合
出世を願う場合の例は以下の通りです。^言葉の反対の意味が思い浮かばない時は、「~できない」という表記でも問題ありません^。
*「なかなか出世できない」
「○○(具体的な役職)になれない」*
■塩まじないの効果的な書き方例【人間関係に関する悩み】
人間関係に関する願いの書き方例は、以下の通りです。友達と仲直りしたい場合は、友達の名前まで書くとより効果が期待できるでしょう。
*・仲直りしたい場合:「〇〇ちゃんとけんかしたまま仲が戻らない」
・同僚と仲良くなりたい場合:「同僚の○○さん、△△さんと不仲」*
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■塩まじないをする時の注意点
塩まじないは火を使う分、火事にならないよう気を付ける必要があります。その他にもいくつか注意点がありますので、実践する際はよく読んでから試すようにしてくださいね。
◇(1)相手の不幸を願うと代償の恐れあり
他人に危害を与えたり、不幸を願ったりする魔術のことを「黒魔術」といい、願った人物にも災いが起きるといわれています。
塩まじないでも他人の不幸を願う内容だと「黒魔術」や「呪い」の一種となってしまい、あなたの方に代償が発生する恐れがあるかもしれません。
例えば、好きな人に恋人がいる場合に、「彼が彼女と別れますように」と書いてしまうのはNGです。
^塩まじないをする時は、くれぐれも人の不幸を願わないよう気を付けてくださいね。^
◇(2)火事・やけどに気を付ける
^紙を燃やす時は、火事ややけどにならないよう火の元の扱いに十分注意してください。^
例えば、灰皿の近くに紙くずやごみがある環境で塩まじないをしてしまうと、火が燃え移ってしまう恐れがあります。火を扱う際には、周囲に余計なものがない状態に整えるようにしましょう。
また、^捨てる時は紙を水にぬらして、火がきちんと消えたことを確認するようにしてください。^万が一の事態に備えて、近くに水や消火器を準備するのもお忘れなく。
◇(3)薄い紙に書く時は、裏に新聞紙などを敷く
基本的に紙の種類は問いませんが、ティッシュペーパーなど薄い紙に願いを書く時は、机に文字が写ってしまう恐れも……。そんな時は、不要な新聞紙などを下に敷いてから書くと机が汚れず安心ですよ。
また、あまり筆圧を強くしすぎると破れてしまう可能性もあるので、気を付けましょう。
■塩まじないで悩み事を浄化させよう
塩まじないは、家にあるもので簡単にできる上に、願いをかなえる効果も高いといわれています。
効力があるからこそ、くれぐれも中途半端な気持ちで行わないよう注意しましょう。また、人の不幸を願う内容もNGです。
願い事を書く時は、なるべく具体的に書くと、より効果がアップするのでおすすめ。「塩まじない」を実践して、悪い気や縁をはらって良い運気を呼び寄せましょう。
(みくまゆたん)
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