言霊は恐ろしいほどの力を持っているとされています。言葉にはエネルギーが宿っているのです。
この記事では、言霊が持つ力と、運気を下げる言葉・運気を上げる言葉を具体的に紹介します。
■言霊とは?
言霊とは、辞書で以下のように説明されています。
こと‐だま【言霊】
古代日本で、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力。発した言葉どおりの結果を現す力があるとされた。
(『デジタル大辞泉』小学館)
こと‐だま【言霊】
〘 名詞 〙
① 古代、ことばにやどると信じられた霊力。発せられたことばの内容どおりの状態を実現する力があると信じられていた。
[初出の実例]「しき島のやまとの国は事霊(ことだま)のたすくる国ぞまさきくありこそ」(出典:万葉集(8C後)一三・三二五四)
② 予祝の霊力を持った神の託宣。
[初出の実例]「こと玉のおぼつかなきに岡見すと梢ながらも年をこす哉〈源俊頼〉」(出典:堀河院御時百首和歌(1105‐06頃)冬)
(『精選版 日本国語大辞典』小学館)
つまり言霊とは、言葉が持つ力のことです。
■「言霊が恐ろしい」といわれる理由
古来より言葉に魂が宿ることが信じれこられ、その影響力は強いとされています。ポジティブな言葉にはポジティブなエネルギーが、ネガティブな言葉にはネガティブなエネルギーが宿るのです。
それは、現代でも「アファメーション」「引き寄せの法則」などと表現を変えて取り入れられています。
実際のところ、それが科学的に証明されているわけではありません。しかし、言葉にエネルギーが宿っているとすれば、ネガティブな発言によってネガティブな現実を引き寄せてしまう可能性があるということ。
その点で「良くも悪くも影響力がある」ということから、「言霊は恐ろしい」といわれるのかもしれません。
■運気が下がる言霊
ここでは、運気を下げてしまう可能性のある言霊を紹介します。
◇(1)「無理」
「無理」「できません」など、否定形の言葉を使うのは避けた方が良いでしょう。
これらは自分の可能性を否定するエネルギーを持つ言葉。気づかないうちに可能性にフタをして、それはやがて潜在意識にまで浸透していきます。
自分を否定したり、自信が持てなくなったりする言葉は使わないようにしましょう。
◇(2)「死ぬ」「死ね」
「死ぬ」「死ね」という言葉には強力なパワーがあります。
他人に向かって言ってはならないことはもちろん、自分に対しても使わないようにしましょう。
◇(3)「面倒くさい」
「面倒くさい」が口癖になっている方は多いかもしれませんが、言えば言うほどに面倒くさい現実を引き寄せてしまう可能性があります。
また、言霊のエネルギーによって気力が奪われていくことも考えられますので注意しましょう。
■運気が上がる言霊
続いては、運気を上げるため意識的に使いたい言葉を紹介します。
◇(1)「ありがとうございます」
「ありがとうございます」は、非常に波動が高く運気をあげるには最上級の言葉。良いエネルギーを放つ言霊です。
誰かに何かをしてもらった時は、「すみません」ではなく「ありがとう」を使うのが運気アップのコツですよ。
◇(2)「楽しい」
「楽しい」と言葉にすると、気持ちが上がるだけでなくエネルギーも上昇していきます。
緊張する場面や不安な気持ちに襲われている時にも、あえて「楽しい」と口にしてみましょう。言霊の力によって、楽しいと思える現実が引き寄せられるはずです。
◇(3)「ツイている」「運が良い」
「ツイている」「運がいい」という言葉を使うと、そう思える現実が引き寄せられてきます。
たとえ自分にとって悪いことが起きても、「これ以上悪くならなくてよかった」という意味で「ツイてる!」と口にしてみましょう。言霊に引っ張られて、運気はどんどん上がってくはずですよ。
■言霊は恐ろしいほどにエネルギーを持っている
古くから、口にした言葉は現実になると言霊の力が信じられてきました。 悪口は言った相手に影響を与えるだけでなく、負のエネルギーとして自分にも跳ね返ってきます。
ぜひポジティブな言葉を使って、運気を好転させていきましょう。
(LIB_zine)
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