ウェブギフトが運営する「オフィスギフト」は、オフィスワーク経験者を対象に実施した「音ハラスメント」に関するアンケート調査の結果を発表した。
■最も不快に感じる音は「溜息や舌打ち」
セクハラやパワハラをはじめ、近年では職場でのハラスメントがさまざまな形で問題となっていますが、その中の1つが「音ハラ」。音に関する配慮を求められるケースが増えています。
職場で、他人が発する「音」に悩まされた経験があるか尋ねたところ、98%が「ある」と回答しました。
どのような音を不快に感じるか尋ねると、最も多い回答が「溜息や舌打ち」(162票)で、次いで「談笑する声」(112票)、「キーボードのタイピング音」(102票)となりました。
「音」によるストレスの影響について聞くと、「ストレスが溜まった」(215票)、「仕事に集中できなかった」(205票)、「その人に苦手意識を持つようになった」(147票)が多くなっています。
同じ音でも、人によって不快に感じる度合いが違うと思うか尋ねると、83%が「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答しました。「嫌いな人が大きな音を出していると、仲の良い人が同じ音を出すときよりも大きく感じる」といった理由が挙げられています。一方、「どんなに好きな人や仲が良い人でも、自分にとって不快な音に変わりはない」という意見もありました。
職場での「音ハラ」にどう対応するか尋ねたところ、44.7%が「自分が対策する」、33.3%が「我慢する」と回答しました。「注意するのも気を遣うし、関係を悪くしたくない。ノイズキャンセリングイヤホンを使用する」「自分も迷惑をかけているかもしれないから我慢する」といった声が挙がっています。
職場での音ハラに関する配慮について聞くと、「配慮すべき」(35%)、「多少は仕方ない」(34%)がほぼ同数の結果になりました。
■調査概要
調査期間:2025年3月26日~4月1日
調査機関:クラウドワークス
調査方法:インターネットでのアンケート調査
調査対象:オフィスワーク経験者
有効回答人数:300名
(フォルサ)