福島県中通りの北部に位置し、福島市や宮城県とも接する桑折町(こおりまち)は、古くは仙台藩伊達氏の発祥の地、日本三大鉱山のひとつと数えられた半田銀山、奥州・羽州街道の分岐点にある宿場町、養蚕業地帯などとして時代を重ね、旧伊達郡役所など、先人たちによって築き上げられた歴史的資源が数多く残るまち。
搾りたて生乳のアイスを食べて見学もできる工場とは? 乳製品は福島県会津坂下町のふるさと納税返礼品でも
そんな桑折町では、ふるさと納税の寄附金を9つの使途に充てており、今回はその中から「農林業振興」の桃の生産を支援する事業について紹介します。
今回は、「献上桃の郷30周年記念献上桃の郷応援事業」、「新規就農者支援事業補助金」、「環境にやさしいももつくり推進事業補助金事業」、「農林水産物PR支援事業」という桑折町のふるさと納税寄附金の使い道について詳しく調べてみました!
桃の生産を応援! 桑折町のふるさと納税寄附金の使い道「桃の生産を支援する事業」について
・対象年度:令和5年度
・対象使途:農林業振興
・対象事業:献上桃の郷30周年記念献上桃の郷応援事業、新規就農者支援事業補助金、環境にやさしいももつくり推進事業補助金事業、農林水産物PR支援事業
・その事業に費やした総費用:1,012万524円
・総費用のうち寄附金活用額:847万524円
果樹栽培が盛んで、桃・りんご・柿などの果物の産地として知られている桑折町。なかでも桃は特に上質で、平成28年には「献上桃の郷」の商標登録が認められました。春の桃畑は開花とともに一面ピンク色に染まり、その景色はまさに桃源郷のよう!
そんな献上桃の郷・桑折町では、農業従事者の減少が加速している状況にあるそうです。就農者の減少に歯止めをかけるために、支援事業を展開。新規就農者に対して補助金を交付し、桃の生産を支援しています。令和5年度は、新規就農者支援事業補助金を5名に給付したとのこと。
また、ふるさと納税の返礼品として桃を登録し、集まった寄附金を利用してまた生産を支援するというサイクルを構築しています。
自治体からのメッセージ
桑折町の桃は、平成6年から連続して皇室に献上する桃に選ばれています。まちの桃農家さんが丹精込めて作った桃を全国の皆さんに食べてもらいたいです。
桑折町のふるさと納税返礼品について
生産者が自信を持って届ける最高級の桃「雅」と、桃の定期便を紹介します。「桑折町の“固くて甘い”桃を自宅用、贈答用問わず楽しんでいただき、ふるさと納税を通して、まちの桃農家さんを応援してほしい」と担当者は語っていました。
献上桃の郷桑折町 特別返礼品「雅」 糖度13.5度以上
・提供事業者:(一財)桑折町振興公社
・福島県伊達郡桑折町大字下郡字下郡前5-2
・内容量:2㎏(5~6玉)
・寄附金額:5万円
※数量限定。予定数量に達し次第受付を終了します。
透過式光センサーを通して選定された糖度13.5以上の桃の中から、選果場の職員がさらに選定した桃に限定した「雅」です。色付きや形まで最高級の桃が、桐製の箱に詰められて届きます。
献上桃の郷桑折町町制施行70周年記念桃づくし定期便【献上桃の郷桑折町産桃3kg×7回】7品種の桃を味わう!
・提供事業者:(一財)桑折町振興公社
・福島県伊達郡桑折町大字下郡字下郡前5-2
・内容量:約3㎏×7回
・寄附金額:14万7,000円
・申込期日:2025年6月10日まで
※数量限定。予定数量に達し次第受付を終了します。
桑折町は令和7年で町制70周年の節目の年を迎えます。これを記念する、桑折町で生産された桃の中から7品種が定期便で届く返礼品です。届く桃は、すべて特秀ランク。桃好きの人やおすそ分けをしたい人にもおすすめなのだとか!
今回は福島県桑折町のふるさと納税寄附金の使い道「桃の生産を支援する事業」と、返礼品を紹介しました。桃の生産者の減少に歯止めをかけるために、「新規就農者支援事業補助金」を交付し、桃の生産を支援する取り組みでした。取り組みに興味をもった人は、ぜひ一度チェックしてみてください。
・【福島県会津坂下町】会津を存分に堪能できる道の駅の魅力とは? 特産品はふるさと納税返礼品でも
・【福島県会津坂下町】趣向をこらしたザル菊アートが見ごろ! 人気のふるさと納税返礼品も
・福島県桑折町のふるさと納税「献上桃の郷 桑折町の特別返礼品『雅』」とは?