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元日テレキャスター・丸岡いずみが伝授! アラサー期に鍛えておくべき仕事の“筋力”とは?

元日本テレビキャスターの丸岡いずみさんがこのほど著書(主婦と生活社)を上梓しました。同書は、北海道文化放送のアナウンサー時代から「ひとたらし」と言われていた丸岡流のコミュニケーション術をつづった自身2作目となる著作で、仕事や人間関係に悩むアラサー世代の女性に響くエピソードやヒントがギュッと詰まった一冊です。「人間関係自体が白黒はっきりできるものではないし、社会の中で生きていくとファジー(あいまい)な面が多いことに気づく。悩み解決へのヒントをつかみとるような感じで読んでもらえれば」と話す丸岡さんに話を聞きました。

『ひとたらし』を上梓した丸岡いずみさん

世間の評価に振り回された時期も……

同書では、「怒っている相手」や「決めつける相手」など、「いるいる! こんな人」と働く女性なら誰もが出会ったことがあるであろう“ちょっと厄介な”相手への対処法をストーリー仕立てで紹介しています。

同書に登場する、無理に群れようとするのではなく、自分がラクだと思う距離感で人と付き合う「リアル既読スルー」もぜひ見習いたい人付き合い術のひとつですが、丸岡さん自身、他人の評価に振り回された時期もあったと言います。

「キャスターをやっていると局の看板を背負っているという自覚もあって、ネットの批判とか他人からの評価が気になっていた時期もありました。でも、うつ病になって週刊誌の記者が追っかけてきたときにメディアの中にいる限りそういうこともいたし方がないのかなと吹っ切れたんです。あることないこと書いた記事を読んで『そうなんだ』と思う人がいる一方で、『本当にそうなのかな?』と懐疑的に見る人もいる。会社員を辞めてフリーになってからは背負うものもないので、批判でも批評でも好きに書いてくれという感じですね」と明かしました。

丸岡流「コミュ力」とは?

同書のメインテーマのひとつになっているのが「コミュニケーション力」、いわゆる「コミュ力」。世間でも頻繁に使われ、仕事をしていく上でも「コミュ力が高いこと」が求められますが、そもそも「コミュ力が高い」とはどういうことを言うのでしょうか?

「誰にでも同じようないい顔を見せるというよりは、その人の立場に立って考えてその人が欲している環境をこちらが提供する、それを誰に対してもやるということでしょうか」と丸岡さん。

仕事をする相手が自分と合わない相手だった場合は「割り切ることも必要」と言います。

「上司も部下も選べないし、フリーになっても一緒に仕事をする人を選ぶのは至難の業だと思います。割り切って考えれば、会社の人は仕事をするだけに集まっている人たち。仕事を遂行するためだけにどうコミュニケーションとればいいのか考えたら割り切れるのではないでしょうか。私は嫌なことがあっても、そんなに引きずらないタイプなんですが、難しいのは、こちらが気持ちを切り替えていても相手が引きずる人だった場合。合わない人はどこの職場にもいるものなので、そういう場合はその人と直接やりとりしないようにする。“クッション”になる第3者を介してやれば仕事は大抵まわるものです」

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