印象に残るスピーチの仕方「急に沈黙する」「具体的なイメージを持たせる」

結婚式や社内行事などでスピーチをしなければならないことがよくありますよね。「口下手でスピーチが苦手」という人にとっては、その日が近づくと逃げ出してしまいたくなるのではないでしょうか? そこで、印象に残るうまいスピーチのコツをお教えしましょう。
「沈黙の効用」を利用する
スピーチのうまい人の話を聞いていると、独特のリズムを持っていることが分かるはずです。そして、決してのべつしゃべりまくっているわけでもないのに気付きます。つまり、「間のとり方」がうまいんですよね。何か大事なことを言おうとして、いったん間を置きます。
すると周りは一斉に聞き耳を立てるので、次の一言が効果的に伝わるのです。まさに「沈黙の効用」といってもいい手法ですね。
抑揚のある話し方のコツ
「声に抑揚をつけて話す」ことは会話の上では大切です。特に大勢が注目する場でのスピーチでは、一本調子のしゃべり方ではお経を聞いているようでみんな退屈してしまいます。スピーチの内容を紙に書いてみて、強調したい箇所に印を入れてみましょう。
そしてその部分は特に意識して大きめの声で話すことを心がけましょう。これだけでも、かなり印象深いスピーチとなるはずです。
ユーモアは必須
スピーチ慣れしていない人の話は、どうしても堅苦しくなり過ぎる傾向があります。随所に「笑い」が出るような内容にするのもよい方法です。適度なユーモアは聴衆の緊張感を和らげ、雰囲気を明るくする効果があります。
しかし、笑い話ばかりではいけないので、短めのギャグを入れるつもりで考えてみましょう。もちろん、下品なギャグや差別的な言葉はNGです。
具体的イメージを持たせる
事実関係をだらだらと並べるだけのスピーチでは、聞いている人々を退屈させるだけです。面白い話し方とは、聞く人がイメージをしやすく、まるでその場にいたかのような錯覚を感じさせる点にあります。そのためには、身ぶり手ぶりを交えながら、できるだけ具体的に話すことを心がけましょう。
自分は知っていても、聞く側にしてみれば初めて聞く話題の場合は、特に分かりやすく話すように注意しなければなりません。
※この記事は2014年01月28日に公開されたものです