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2022年12月14日 16:19 更新

【医師監修】妊娠18週の「体の変化・ 必要なこと・注意点」

多くの妊婦さんがつわりの辛さから解放され、食欲も出てくる時期。かすかに胎動を感じることもあります。また、超音波装置で赤ちゃんの性別による違いを観察できるようになるのは、だいたいこの頃以降です。軽い運動は必要ですが、無理をしないようにしましょう。

妊娠18 週ってどんな時期?

妊娠18週で体重管理のため体重計にのる女性

かすかな胎動を感じる頃

超音波装置では妊娠3~4ヶ月で赤ちゃんの手足の動きを確認できる ことがありますが、ママが胎動を感じることはなかったと思います。

妊娠18週(妊娠5ヶ月後半)ごろになると、 赤ちゃんの主要な器官が発達し、体も大きくなっているため、赤ちゃんが動くとママによっては胎動を感じることがあります。

ただし、胎動と言ってもまだかすかな動きを感じるぐらい。胎動を感じ始める時期は個人差が大きく、 また初めて妊娠したママは、経産婦(妊娠経験のあるママ)と比べ、どちらかというと胎動を感じにくいようです。このころ感じなくても、徐々にわかるようになるので焦らないで。

妊娠18週に体内で起きる変化

妊娠18週に注意することを教える医師

赤ちゃんの変化 

体の器官が発達して、手足、頭を動かす様子が胎動として伝わり始め、お腹に聴診器をあてることでも心音が聞こえるようになります。体全体に脂肪がつき始め、指紋ができ、産毛や爪が生えてきます。

聴力が完成するのは妊娠6ヶ月ごろで、もう少し先になりますが、触覚は完成し、超音波装置で指しゃぶりの様子が見られることもあります。外性器がはっきりしてくるため、17~18週以降には条件が良ければ超音波検査で性別がわかるようになります。

ママの変化

お腹や乳房が大きくなり始め、外見からも目立つようになってきます。つわりがおさまり、その辛さからは解放されますが、今度は大きくなった子宮により肺や胃が圧迫されるため、動悸や息切れが起こりやすくなります。

つわりが治まることでお腹がすくようになって食べ過ぎてしまったり、ホルモンの影響で腸の運動が鈍くなることで便秘になるママもいます。

妊娠18週にできること

妊娠18週でお腹を抱えて微笑む女性
Lazy dummy

おしゃべり、音楽も伝わる

聴力が徐々に完成に近づいていく時期です。赤ちゃんに話しかけたり、本の読み聞かせをしたりして、聴覚を刺激してあげましょう。また、ママが心地よい音楽でくつろげば、赤ちゃんにも伝わり、安心感を与えられるでしょう。

適度に体を動かしましょう

つわりは16週ぐらいでほとんどの人がおさまります。すると食欲が出て、つい食べすぎてしまいがちです。体重増の予防や気分転換のために、適度に体を動かすことが大切です。

妊娠中の運動の長さと頻度として好ましいのは、1回60分以内の運動を週2~3回、運動の種類は有酸素運動で、ウォーキング、エアロビクス、ヨガ、固定自転車、水泳などです。

ただし、心臓や呼吸器に病気がある妊婦さんや、性器出血のある場合、切迫流産や早産、子宮頸管の異常、前期破水、前置/低位胎盤、妊娠高血圧証拠群などの異常がある場合はスポーツをしてはいけません。また、スポーツをしたときに頭痛、立ちくらみ、胸痛、呼吸困難になったり、性器出血や下腹部の痛みや張りなどが出た場合はすぐに中止し、医師に相談するようにしましょう。

妊娠18週に注意すること

妊娠18週の注意を喚起するマーク

乗り物の注意点

妊娠中期から出産までは、乗り物に乗るときは特に気を付けることが大切です。車の運転はやめ、乗せてもらうときのシートベルトも、お腹を圧迫しない工夫が必要です。

肩ベルトは首にかからないようにして、胸の中央からお腹の脇に流し、腰ベルトはお腹のふくらみを避けて、腰骨のできるだけ低い位置を固定するようにします。

また、自転車やバイクはやめ、飛行機に乗る際は深部静脈血栓症を防ぐために、マッサージをするようにしましょう

体に負担のかからないセックスを

切迫流産の兆候があるなどの理由で、かかりつけ医から禁止されていない限りは、妊娠中のセックスも問題ないとされています。ただし、乳房やお腹がふくらみ始める時期なので、体に負担がかからないように注意すること、また乳房への強い刺激は子宮収縮につながるので、控えめにすることが大切です。

また、妊娠中は感染症にかかりやすいため、必ずコンドームを使うようにし、オーラルセックスやアナルセックスはやめましょう。後で出血や腹痛などがあったときは安静にし、よくならなかったら医師に相談してください。妊娠中のセックスは、心地よいスキンシップの時間として、無理のない範囲で楽しむようにしましょう。

こんなときは受診

出血にはいろいろな原因がありますが、たとえば切迫流産の場合、出血量はごく少量で、軽い下腹部痛があります。出血があったときやお腹の張りがひんぱんにあるとき、下腹部痛が続くときなど、自己判断せずに、かかりつけ医に電話で相談して、指示に従うようにしましょう。

その際には医師が状態を判断しやすいような情報を伝えることが大切です。
いつ頃からの出血か、色、量、におい、血のかたまりのようなものが混じっているかどうか、痛みはどのくらいの時間続くのか、お腹が張っているか、などを伝えるようにしましょう。

まとめ

妊娠18週は妊娠5ヶ月の後半で、妊娠中期に入って3週間目。妊娠生活にもだいぶ慣れ、なかには胎動を感じ始めたママも出てきます。ますますお腹の赤ちゃんの存在が身近に感じられ、かわいさも増してくるころですね。つわりが治まったママは開放感から食べ過ぎてしまうことにはご用心。体調の落ち着くことが多い時期ですから、妊娠ライフを満喫しましょう。

(文:山崎ひろみ/監修:齊藤英和先生)

※画像はイメージです

※この記事は、マイナビ子育て編集部の企画編集により制作し、医師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます

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