お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

大人になって知り合った私たちの川遊びと限定ジンソーダ

#20代最後の夏、何を飲む?

マイナビウーマン編集部

夏はお酒をおいしく感じる。「暑い~」と言うのがなんだかんだ楽しいテラス席でのビール、涼を求めて川辺で飲むレモンサワー、火照ったカラダをすっきり流れるようなお茶ハイ……これは20代最後の夏を過ごす女性たちとお酒のお話。

学生時代、メグミはいわゆる「グループ」での友だち付き合いが苦手だった。

小学生の時、一年生から一番の友だちだと思っていたシオリちゃんは、三年生のクラス替えで一緒になったアキちゃんも含めて三人で仲良くしているうちにメグミよりもアキちゃんが気に入ったようで、だんだん疎遠になっていった。

中学時代は修学旅行のグループ分けで余らないように必死で同じ部活の子にアピールをしたし、高校時代は、同じクラスの子みんなと仲良くできていた一方で、お弁当を一緒に食べる“いつメン”をなかなか作れなくて、結局一人でさっさと食べ終わって課題に取り掛かるようになった。

大学生になったらアルバイトで稼いだお金を好きなバンドのライブに注ぎ込むのに夢中になり、サークルに所属してはいたものの、「たまに顔を出す人」くらいの立ち位置であった。

だから、社会人になってSNSで友だちができるなんて思ってもみなかった。いわゆる「リア垢」ではなく、かといって「趣味垢」でもなく――あえて名前をつけるならば「生活垢」。大学3年のときに「リア垢」以外の場所がほしくて始めたアカウントに、だんだん同年代の相互フォロワーができて、そのうちの一人の“ミナちゃん”と「会ってみよう」という話になったのが社会人3年目の時。

これまで一度も会ったことが無かったのに、アルバイトの話から趣味の話、彼氏の話を共有してきて5年目の関係。同い年のミナちゃんとは就活や卒論だってオンライン上で励まし合って一緒に乗り越えてきた。だから、初めて会ったのに全然初めてな気がしなくて、代々木上原でおしゃれに夜ご飯を食べていたはずが、気がついたら三軒茶屋で朝を迎えていた。あっという間の夜だった。

メグミがSNSで知り合った人と直接会ったのはミナちゃんが初めてだったが、ミナちゃんはというと、メグミと共通のフォロワーの5人ほどに会ったことがあるらしい。「次は“ココちゃん”も呼ぼうよ」「今度“ばんちゃん”も含めてライブに行こう」「“アスカちゃん”がメグミちゃんに会いたいんだって」――ミナちゃん経由でメグミの交友関係はじわじわと広がり、そうしているうちに20代後半にして人生で初めての「いつメン」ができたのである。

そんな私たちが一緒に過ごす何度目かの夏となった今、奥多摩でキャンプをしている。ばんちゃんの趣味のひとつがキャンプで、完全にそれにのっかる形で初心者3人―ミナちゃん、アスカちゃん、私―がついてきた。

「ココちゃんも来れたら良かったね」SNSでつながった私たちは職業も経歴も、出身地もバラバラ。なのになんだか話が合う。あと、みんなお酒が好き。そんなゆるい繋がりだからなのか、予定が合わなくても「じゃあ、次の機会にね!」とあっさりしていて、メグミはそこが気に入っている。

ばんちゃん主導のもと、テントやタープを張って一息。近くの川で冷やしていたお酒を開けてだらだらと話している。飲んでいるものは4人とも違って、アスカちゃんは途中のコンビニで最近ハマっているという角ハイの缶を何本もカゴに入れていたし、ミナちゃんはもっぱらビール党。ばんちゃんと私は目新しい限定品をいくつか試そうとしている。

「翠ジンソーダに最近ハマってるんだよね」と言いながら、新しく缶を開ける。どうやらこれは限定の柚子フレーバーらしい。通常品よりさらに柚子の香りが立ち、ほんのり甘みを感じるジンソーダ。山の空気と一緒に暑さをやわらげてくれるようだった。

「これおいしいよ」「え、ちょっと飲ませて」

29歳の今、友だち付き合いがすごく楽しい。

今回飲んだのは「翠ジンソーダ〈柚子搾り〉」

暑い日にもすっきり飲める柚子の風味

「翠(SUI)」をソーダで割った「翠ジンソーダ」の爽やかで飲みやすく味わえる「翠ジンソーダ缶」から初の限定品が登場。「翠(SUI)」の味わいの特長となる和素材のうち、柚子の香りと甘みが引き立つ、やさしい味わいとなっています。

(イラスト:フルカワチヒロ、編集:マイナビウーマン編集部)

※この記事は2024年08月28日に公開されたものです

SHARE