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都会暮らしと田舎暮らし、どっちが幸せ? 自分に合った道を選択する方法

#お仕事ハック

ヨダエリ(コラムニスト)

仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。

今回のお仕事ハックは「都会と田舎に住むのはどっちが幸せになれる?」とのお悩みについて、コラムニストのヨダエリさんがアドバイス。

都会と田舎、どっちが幸せになれる?

私は社会人になると同時に上京をしました。もともと都会に憧れていたし、欲しい物もすぐ手に入る生活に満足していました。でも先日久しぶりに帰省をしてゆっくり過ごしていると「こんな生活もいいな~」と感じました。このまま東京で生きていくのか、それとも田舎に戻ってゆっくり生きていくのかすごく迷っています。どっちの道が幸せになれるのでしょうか?(営業職/30代)

私も知りたーーーい! と思った人、たくさんいるのではないでしょうか。

便利で楽しみも刺激も多いけど、ストレスも多い都会。
不便で退屈になることもあるけど、のんびり過ごせる田舎。

どっちの道が幸せになれる?

その答になっているかは分かりませんが、私はこう考えています。

迷っている間は、今いる所にいてヨシ!

確かに田舎暮らし、惹かれますよね。私の周りにも、東京から地方に移住した女友達が何人かいます。旦那さまのUターンについて行ったケースもあれば、出身地ではない土地で街おこしの仕事をすべく単身移住したケースもあります。

2人とも東京生まれ東京育ちで、親を東京に残しての移住。一人は家族がきっかけ、一人は自ら開拓。プロセスは違えど本人が納得して決めたことであれば、後悔はないはず。実際、2人ともイキイキと毎日を過ごしているようです。

ちなみに私も、「田舎暮らし、いいよな……」と10年くらい前から思っています。が、いまだ実現できていません(笑)。

夫が今いる会社でやりたいことがある、母親が東京にいるなど、都会にとどまっている理由はいくつかあります。が、見方を変えると、「そんなの関係ねぇ!」と強行突破するほど移住欲が強いわけではないのです。

人は本当に欲しいもののためには行動します。本当に無理だと思った時は、その場所から離れます。

強いストレスなどで心と体が壊れてしまうと、離れるべき場所を離れることすらできなくなったりもしますが、今回のテーマにおいてそれは稀かなと。

なので、今いる場所を去らなければいけない事情があるわけではなく、移住欲が爆発しそうなわけでもないなら、現状維持で良いと思うのです。

と、これだけでは「田舎と都会どっちが幸せか問題」への答として物足りない人もいると思うので、付け加えると。

「移住をしたものの数ヶ月で戻ってきた」という場合、原因の多くは人間関係だという話をよく聞きます。

つまり、刺激が多いか少ないか、便利か不便か、パワフルかゆったりか、といった側面以上に、「この人(たち)がいる土地でなら頑張れる!」と思えることが、幸せになる鍵ではないかと。

もっと分かりやすく言うと、その土地に、話しやすくて信頼できる人がいるかどうか。

そういう意味では、同じ移住でもUターンは幸せになれる確率が比較的高めかもしれませんね。信頼できる家族や友人、知人がいるのであれば。

テレワークが普及し業種によってはどこでも仕事ができ、終身雇用制度も一部の企業を除いては過去のものに。「都会or田舎」で迷う人が増えている背景には、そうした変化も影響していそうです。

でもその変化のおかげで、ここではない場所に自分の魂が向いている時、「えいやっ」とジャンプしやすくなった部分もありますよね。

一度しかない人生。とどまるも良し、移るも良し。「これでいいのかな」と迷った時は、田舎に帰ったり気になる地域を旅行したりして、自分とのフィット感を確認してみるのもいいかもしれません!

Point.

・人は本当に必要なもののためには行動するし、本当に離れたい場所からは離れる
・都会と田舎のどちらがいいか迷っている段階なら、今いる場所にいれば良い
・「この人(たち)がいる土地でなら頑張れる」と思えるなら、都会でも田舎でも幸せになれる
・「これでいいのかな」と迷った時は、帰省や旅行を通じて、どの土地が自分とフィットするか確認してみては

(文:ヨダエリ、イラスト:黒猫まな子)

※この記事は2024年08月20日に公開されたものです

ヨダエリ(コラムニスト) (コラムニスト)

コラムニスト/恋愛アナリスト。慶應義塾大学文学部卒業後、PR会社勤務を経てフリーに。思春期はドイツ在住。メトロセクシャルについて分析したコラムが『AERA』『anan』など多数の媒体で話題になると同時に、携帯サイトで連載していた恋愛相談コラムが口コミで人気に。現在は新聞・雑誌・ウェブでライフスタイルやトレンド、男女の心理にまつわる記事を執筆するかたわら、エキサイトお悩み相談室で電話相談も実施。著書に「その恋、今のままではもったいない!」(情報センター出版局)「今度こそ『信じられる人』と恋愛する本」(すばる舎)など。

●ブログ「cafe dayorin」
https://ameblo.jp/dayorin/

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