エピソードトークとは? ネタの具体例や作り方のコツ、効果を紹介
エピソードトークの作り方・話し方のコツ
ここでは、エピソードトークを作るコツや、上手に話すための方法について紹介します。
(1)聞き手が状況を想像しやすいよう具体的に話をする
面接の自己PRなど時間制限がある場合は調整が必要ですが、エピソードトークをする際には基本的に、聞き手が状況をイメージしやすいよう、当時の情景をなるべく具体的に話すと効果的です。
例えばその時の自分の年齢、他の登場人物の様子、天気や周囲にあった建物などについて説明すると、相手もストーリーを思い浮かべることができて感情移入しやすいでしょう。
また早口で話すのではなく、適度に間を入れて、聞き手に想像する時間を与えるのも大切です。
(2)事実だけでなく自分の気持ちを述べる
エピソードトークなのに、実際に起きた事実や、どこかから得た情報だけを淡々と話すのでは、聞き手を引き付けるのはなかなか難しいもの。
その時にあなたはどう思ったのか、どういった心の動きがあったのかを交えながら、状況を自分の言葉で伝えるようにしましょう。そうすることで、よりリアルな話となり、相手はあなた自身に興味を抱くはずです。
(3)会話文や擬音を入れる
具体的に描写することにもつながりますが、エピソードトークの中では説明文だけではなく、なるべく会話文にし、擬音も積極的に取り入れるようにすると、ドラマチックになりますよ。
例えば「こないだ友達と歩いていたら、そいつがいきなり俺の肩をたたいてきたからすごく痛かった」という文章があります。
これを「こないだ友達と歩いていたら、そいつがいきなり『バチーン!』と俺の肩をたたいてきて、それで思わず『いってーー!』と叫んだ」とすると、より臨場感が伝わりませんか?
なお、自分や登場人物の発した言葉はもちろん、あなたの脳内での独り言も会話文にしてみるといいでしょう。
(4)ポジティブな話とネガティブな話を織り交ぜる
エピソードトークは、面接やお見合いなどのシーンにおいて、自己アピールとしても活用できます。その際は、「ポポネポの法則」を意識すると、より効果的でしょう。
これは「ポジティブ・ポジティブ・ネガティブ・ポジティブ」の頭文字の略。つまり「いい話・いい話・悪い話・いい話」の順で話すことで、より説得力が増すというテクニックです。確かに、最初から最後までいい話だけだと、何だかうさんくさく感じてしまうものですよね。
自分の長所や成功体験の間に、短所や挫折をうまく織り交ぜて話せば、信頼できる人だと思わせることができるでしょう。
エピソードトークを駆使して相手との距離を縮めよう
エピソードトークをすることは自己開示にもつながり、まだあまり親しくない相手との距離を縮める効果が期待できます。
特にプライベートの飲み会や合コンなどのラフな席では、共感してもらいやすい話題を選ぶ他、重すぎない自虐エピソードを織り交ぜるのもいいでしょう。より親近感アップにつながるはずです。
面接や職場の集まりといったかしこまった場所でエピソードトークをする時は、ただ面白さを追求するというよりは、ある程度、自分のアピールになるように意識するのがおすすめです。
時と場合に応じて、臨機応変にエピソードトークの内容を変えて、周囲にあなたの魅力を伝えていきましょう。
(みくまゆたん)
※画像はイメージです
※この記事は2024年06月28日に公開されたものです