午後の紅茶の“味”がリニューアル! より香り豊かに、上品な甘さへ
6月に都内でキリンビバレッジ株式会社の「午後の紅茶 戦略発表会」が行われ、6年ぶりに大刷新した「午後の紅茶 ストレートティー/ミルクティー/レモンティー」のリニューアルポイントや、7月に発売される新商品についての詳細が明かされました。
「午後の紅茶」の2024年のブランド戦略は、カテゴリーNo.1ブランドとして、紅茶そのものの上質なおいしさや報酬感を伝えながら、紅茶カテゴリーを魅力化し定着を図る「カテゴリー拡大戦略」の継続。
紅茶好きから、紅茶に興味・関心が低いお客様まで、「暑い夏。アイスティー(午後の紅茶)が飲みたい!」と思うよう、色々な接点を作り、体験とイメージ刷新を狙うといいます。
「午後の紅茶」のリニューアルポイント
なかでも、紅茶派ユーザーとして注目したいのが「午後の紅茶 ストレートティー」、「午後の紅茶 ミルクティー」「午後の紅茶 レモンティー」のリニューアル。
38年にもわたるロングセラー商品のリニューアルは、ブランド進化を狙ったポジティブなものだそうで、時代にあったブランドとして愛されるための取組みだそうで、今回変わったのはボトルデザイン、パッケージ、中味の全て。
2018年以来、6年ぶりとなるボトルリニューアルでは、500ml手売りペットボトルを、正方形からダイヤカットが特徴的な新容器にリニューアル。紅茶の液色がよりクリアにおいしそうに見える「アイスティーグラスボトル」と名付け、一部容器を「シュリンクラベル」から「ローラベル」に変更し、プラスチック樹脂使用量を削減させました。
パッケージは、「午後の紅茶」を主張するアンナ・マリア夫人のサイズを大きくし、上部をアーチ状に。品質感をアップさせ、陳列した際に目立つようにするだけでなく、現代的で上品な大人っぽいデザインへと変えました。
「午後の紅茶」がより香り豊かに上品な甘さに
なかでも中味のリニューアルは大胆な施策。これまでも「午後の紅茶」はフレーバーごとに茶葉の特徴を生かした相性の良い品種を選定しており、ストレートティーはティンブラ茶葉を20%、レモンティーはヌワラエリア茶葉を15%、ミルクティーはキャンディ茶葉を全茶葉のうち使用していましたが、それは変わらずそのまま。
砂糖の量も微差の範囲でしか変えず、入れ方や温度などを変えることによって、より香り豊かに、上品な甘さに仕上げたそうです。茶葉や砂糖の量を変えずに風味を変えるってすごいですよね……!
会場では新旧の飲み比べが実施されましたが、特にストレートティーは一口目から新旧で変化が感じられました。リニューアル前のものは強い甘さが最初にくる感覚がありますが、リニューアル後のものは甘さがより上品に、控えめになった印象で、より食事に合いやすそうです。こだわったという香りも、甘さが少し控えられたことによって引き立っています。
さらに、ミルクティーはミルク感がアップしたことによりコクが、レモンティーは爽やかな香りを立たせたことによって、甘酸っぱいレモン感がさらに感じられるように。
午後の紅茶はかなり甘い印象があったのですが、その甘さを自然で上品な“ちょうどいい甘さ”にアップデートし、苦味を抑えたため、後味もすっきり。夏は氷を入れて飲むのがおすすめだそうです!
午後の紅茶、夏にぴったりの新商品
また、7月2日(火)からは「午後の紅茶 Sparkling ライチスカッシュ」が期間限定で発売されます。ライチ味の爽やかなティースパークリングに、隠し味にトニックや爽やかなスパイスの香りを加え、すっきりとした甘さが特徴の大人の炭酸飲料です。
一方、7月9日(火)からは「午後の紅茶 TEA SELECTION SUMMER BLEND ICE TEA」も期間限定で登場。爽やかな香りと飲み心地の茶葉を選定・ブレンドをした「特製サマーブレンド」となっており、茶葉のおいしさを引き立てる低温抽出にこだわり、無糖でもすっきりと満足感のある味わいに仕上げたそう。
実際に会場で振る舞われた「午後の紅茶 TEA SELECTION SUMMER BLEND ICE TEA」を飲んでみましたが、一口目からマンゴーやパッションフルーツ、ライチなどのフルーティーな香りが口いっぱいに広がります。
氷をたっぷり入れてキンキンに冷やした状態で飲んだのですが、「夏にごくごく飲みたい」と思えるような、苦味を抑えた味わいでした。これは、発売されたらぜひ飲んで欲しいですし、本当に夏にぴったりです!
これから夏に向けて暑くなる季節、リニューアルしてより香り豊かに、上品な甘さへとアップデートされた「午後の紅茶」定番商品と共に味わってみてくださいね。
(取材・文:瑞姫)
※この記事は2024年06月15日に公開されたものです