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今、見直しのチャンス。本当に「投資」したいものを見つけよう

WealthNavi

小松原 和仁

新年度の慌ただしさが落ち着き、新しいことにチャレンジしたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

仕事のスキルアップや趣味の習い事、新しく出会った人との交流、資産運用などお金の管理……。新しいことへのチャレンジは生活を豊かにしてくれます。

「価値を感じるもの」に投資しよう

こうしたチャレンジは自分への投資でもあります。「投資」というと、お金の投資を思い浮かべがちですが、そんなことはありません。スキルアップを目的に通学する、健康や美容を考えてジムに行くといったことも、立派な投資だと言えます。

とはいえ、前のめりになり過ぎて長続きしなかったり、中途半端になったりするケースもあるのではないでしょうか。さらに、新しいことにチャレンジするにはお金も必要です。
お金の投資では、将来価値が上がると考えられる資産に投資します。この考え方は、自分への投資にも共通しています。あれもこれもと闇雲に取り組むのではなく、「価値のある投資」だと感じられることを選んで、お金をかけるのが正解です。

 

大事なものを残し、そうではないものを削る

ここで、お金の考え方を整理しておきましょう。食費や通信費などの生活費がどれくらい必要かを把握したうえで、生活の満足度を下げないように意識し、投資にあてる金額を決めましょう。

たとえば支出全体を10割としたとき、「消費6割、投資2割、貯金2割」を目安とする考え方もあります。投資にどのくらいあてるかは人それぞれなので、一つの考え方として参考にしてください。

もし投資にあてるお金がなければ、家計を見直し、ムダ遣い(浪費)を減らすことをおすすめします。

ムダを減らすときに意識したいのが、大事なものを残し、そうではないものを削ることです。一見簡単なようですが、いわゆる節約術を使うと、かえって生活の質が下がることがあるので注意が必要です。

 

「誰か」ではなく「自分」の基準で選ぶ

節約の対象としてよく挙げられるのが、外食や動画視聴などのサブスク、ゲーム、ネットショッピング、コンビニでの買い物などです。しかし、これらに価値を感じている人もたくさんいます。一括りにムダだと決めつけることはできないわけです。

仕事の帰りに買うコンビニスイーツで一日を幸せに締めくくれるなら、罪悪感をおぼえる必要はありません。スマホゲームがほどよいストレス解消になっているなら、ゲームへの課金を減らさないほうが生活の質を保てます。「ここまで」と上限を決めて、お金や時間を使えばよいのです。

一方で、付き合いでなんとなく行く飲み会や、店員さんに勧められたものの心が動かない服に使うお金は減らしてもいいかもしれません。「誰かがムダだと言っていたからやめる」のではなく、本当に自分が価値を感じているものを残し、価値を感じていないものを減らすのがよいと言えます。

このように、家計を見直すなかで、自分の価値基準が明確になり、「本当に投資したいもの」も際立ってくるはずです。ムダを減らし、ぜひ自分が大切にしたいことを見つけて投資する春にしてください。

※この記事は2024年05月14日に公開されたものです

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小松原 和仁

2008年に証券会社に入社し、社会人をスタート。リテール営業に従事する中で、リーマン・ショックも経験。その後、保険会社にて、代理店向けの教育・研修に携わったのちに、信託銀行にて、富裕層向けの財務相談業務に従事した。2018年にウェルスナビの働く世代が豊かさを実感できる社会をつくりたいという理念に共感し、セミナー講師として入社。これまでに、1000回以上の資産運用セミナーに登壇し、参加者からの多くの質問にも答えている。

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