タロットカード「月」の意味は？ 正位置・逆位置別に解釈を紹介
タロット「月」は不安定な気持ちを表すカードです。このカードが表す恋愛運、金運、仕事運とは？ 本記事では、タロットカード「月」の意味と正位置、逆位置別の解釈について紹介します。カードからのメッセージを読み解き、未来に役立ててくださいね。
タロットカードの絵柄にはさまざまな意味が隠されています。これを深く読み取れば、未来に役立つヒントが得られるかもしれません。
本記事では、タロットカード「月」の意味や正位置、逆位置別の解釈を紹介。また、「月」が表す恋愛運、金運、仕事運を読み解いていきます。
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【大アルカナ一覧】タロットカードの解釈を正位置・逆位置別に紹介
※本シリーズでは、マルセイユ版タロットに準じたカード番号を採用しております
タロットカード「月」の基本的な意味
月明りの下では、足元がはっきり見えず、あらゆるものの輪郭が曖昧に見えます。それと同じで、「月」のカードは曖昧な状態を表します。
また、カードに描かれた月は物憂げな表情を浮かべており、不安を暗示しているよう。犬と狼が月に向かって吠えている様子も、どこか不穏な空気を感じさせます。
今のあなたの心は、はっきりしない事柄へのストレスや不安で揺れているかもしれません。自分が曖昧な状況の真っただ中にいるのか、それとも抜け出しつつあるのか。カードの正逆で判断してみてください。
正位置の意味
「月」の正位置は、不安、秘密、曖昧、動揺などを表します。悩み事にとらわれて、冷静に物事を判断できない状況であると解釈できます。
また、未来に対して根拠のない不安を抱える場面もあるかもしれません。
今はあなたの性格の繊細な一面が際立ちやすい時期であるといえます。
【正位置のキーワード】
不安、恐れ、曖昧、迷い、失望、疑い、動揺、秘密、先行き不透明、ゆううつ
逆位置の意味
「月」が逆位置で出た場合、「気持ちの安定」「心が晴れる」などの良い意味に解釈できます。
近々トラブルから解放されたり、前向きな気持ちになれたりしそうです。悩んでいる人は、良い解決方法を見つけられるでしょう。
タロット占いで「月」の逆位置が出た時は、運気アップの兆しなのです。
【逆位置のキーワード】
安定、希望、課題の解消、事態の好転、先が見通せる、神秘的
絵柄・シンボルから読み解く「月」の意味
タロットの絵柄にはたくさんのシンボルが散りばめられています。ここでは「月」のカードに隠されたシンボルのメッセージを紹介します。
（1）月
「月」には、その名の通り月が描かれています。月の顔がうつむいていることから、不安や曖昧さを読み取れます。
また、月は満ち欠けを繰り返しさまざまな形になることから、変化を告げているとも受け取れるでしょう。
（2）建物
両脇に描かれた建物は、精神と現実の象徴です。
心で感じていることと現実世界で見えていることのアンバランスさが表現されています。
（3）犬と狼
カード中央部分には、犬と狼が描かれています。犬は知性、狼は野性の象徴です。
状況に合わせて知性と野性を使い分けた方が良いというメッセージと解釈できます。
（4）水の中のザリガニ
手前には、水に入ったザリガニが描かれています。水は潜在意識の象徴で、そこに潜むザリガニは潜在意識で不安におびえる心理を表すと解釈できるでしょう。
表面上は冷静に見えても、心の奥底では脅威を感じているといえます。
他のタロットカードとの関係から読み解く「月」の意味
タロットカードは前後のカードと深い関わりがあり、お互いに影響を及ぼし合います。そのカード同士の関係性を読み解くことで、より深く意味を理解できるでしょう。
ここでは、18番「月」の意味を、17番「星」・19番「太陽」との関係から考察します。
17番「星」
17番「星」のタロットは、希望を意味するカードです。他にも、自由や無限の可能性を表します。
そんな「星」のカードに「月」が続くことから、何にでもなれるという希望はあるものの、挑戦して良いのか迷いや不安がある状態と読み解けます。
希望をかなえるには、不安を乗り越える必要があるということでしょう。
19番「太陽」
19番「太陽」のタロットは、成果や無邪気さを表すカードです。前向きで強いエネルギーを感じられるカードといえます。
「月」のあとに「太陽」が続くことから、不安を感じても無垢な心を忘れず、とにかくやってみると良い結果が得られるというストーリーを読み取れます。
▶次のページでは、タロットカード「月」が表す恋愛運と相手の気持ちを解説します。
