女ひとりで現実逃避。「センタラグランドホテル大阪」で本場タイのスパと絶景に癒やされた話
みなさん、夏の楽しみ方を忘れていませんか? 長かったコロナ禍の外出自粛やマスク生活のせいで夏あそびをずーっと我慢してきた人も多いはず。でも、ついに今年こそ思いっきり夏を満喫できそうな予感です。だから今年の夏は、思いっきり遠出して、思いっきり夜更かしして、思いっきり友達と会って、欲張りな夏を過ごしましょう。今回は、7月1日にオープンしたばかりの「センタラグランドホテル大阪」を紹介します!
新しい年度が始まってから駆け抜けてきた2023年。筆者は想像以上に忙しくなってしまい、「ちょっと一回、癒やされたい……」という想いが込み上げてきました。もはやリゾートに行って現実逃避したいけれど、そんな時間が取れないのが悲しいところ。
忙しく働く女子でも週末にふらっと行けちゃう都会のオアシスが、「センタラグランドホテル大阪」! クラブフロアで絶景を楽しみながらタイ気分を味わってきたので、詳しくレポートします。本場タイ仕込みの極上スパ、最高すぎてやばかったです……。
地上33階建て! タイ発ホテルブランドのセンタラグランドホテル大阪
センタラグランドホテル大阪は7月1日、なんばパークス サウス内にオープンしたばかりの新ホテル。タイを代表する高級ホテルブランドの日本第1号店で、「タイと⽇本の美と⽂化の融合」をコンセプトにしています。アクセスは南海電鉄「なんば駅」より徒歩約4分、御堂筋線「なんば駅」より徒歩約8分。駅から歩いていると、どーんとそびえ立つ地上33階建てのビルが見えてくるのですが、この1階から最上階まですべてがホテルです!
2階のメインロビーは「タイと⽇本の美と⽂化の融合」のコンセプト通り、日本らしさにタイの遊び心を効かせた空間。茶の間があったり、フロントはお茶碗だったり! 1,000円以内でランチができるレストランやコワーキングスペースとしても使えるカフェもあるので、ふらっと食事を楽しみに来るのもおすすめです。
今回は高層階の雅クラブフロアへの宿泊なので、チェックインのために32階へとエレベーターで上がります。「何ここ素敵……!」と心の中でひっそりテンションが上がった空間がエレベーターホール。タイのランタン祭りをモチーフにしており、ランタンに見立てた照明が天井に吊るされていました。鏡の効果で、よりたくさんのランタンが天井に浮かんでいるように見えます!
32階にあるクラブラウンジ「The Club」は雅クラブフロア(26~31階)に宿泊した人だけが入れる特別な空間です。いすに座って飲み物を飲みながら、ゆったりとチェックインできます。
素晴らしいのが、この32階からの景色! 地上100mをゆうに超える高さから、大阪の街並みを見下ろせます。周りに高い建物がほとんどないので、抜けのある開放的な景色が見られるのが特徴。大阪湾、京セラドーム大阪、そして晴れた日には淡路島も見える抜群の眺望です。
チェックイン後はクラブラウンジでゆったりティータイム。クラブラウンジでは時間ごとに特別なフードが提供され、14:30〜16:30はアフタヌーンティーの時間です。32階からの絶景とともに、マンゴームース、チーズケーキといったスイーツと、プレミアムティーブランド「スティーブンスミスティーメーカー」の紅茶を楽しみました。あぁ……幸せ……!
非日常感あふれる高さ。26~31階の雅クラブフロアに宿泊
センタラグランドホテル大阪は客室が6〜31階にあり、26~31階の雅クラブフロアは高層階が確約。今回宿泊した「コーナークラブ」に入ってみると、ドアを開けた瞬間にベッドが見えないほど広々! 広さは約40平米となっており、バスルームとベッドルームの空間が分けられています。
コーナークラブは角部屋で、2方向から絶景を見ることができる非日常MAXな客室! ホテルは観光に便利な立地ですが、もはや客室から出たくなくなるほどの景色です。
雅クラブフロアのアメニティはタイ発のオーガニックスキンケアブランド「PANPURI(パンピューリ)」。シャンプー、コンディショナー、シャワージェル、ボディーローション、ハンドソープが環境に配慮した詰め替え用ボトルで用意されています。ジャスミン&マンダリンの香りはタイムード満点。手を洗うだけで心をタイに誘ってくれます。
寝落ちしそうになるほどの気持ちよさ。極上のスパ
センタラグランドホテル大阪に宿泊したら必ず体験してほしいのが「スパ・センバリー」。伝統的なタイ式マッサージやフットマッサージで心身ともにリラックスできるスパです。ラグジュアリーホテルには珍しい、タイベッドも備わっているほど本格的!
たくさんのメニューの中で、筆者はシグネチャートリートメントの一つ「ハイムアイ-タイリチュアル フォーバックリリース(60分 21,000円)」を体験。まずは白いカーテンに囲まれたソファでゆったりとくつろぎながらカウンセリングを行います。
ハイムアイは上半身のアロマセラピーやタイらしいストレッチなどを組み合わせたホテルオリジナルのメニュー。レモングラスや生姜で筋肉の緊張を和らげる「ディープマスキュラー」、ユーカリやティーツリーでデトックスする「リバイブ」、リラックスできるローズウッドやゼラニウムの「スリープ」の3種類からオイルを選べます。
スパ・センバリーには日本人とタイ人のセラピストが在籍していて、今回はタイ人のセラピストさんが担当してくれました。この方はタイやその他のリゾート地で経験を積んできたセラピスト歴10年目のプロフェッショナル。開業に合わせて、日本へ移住したそうです。
服を脱いで、フットバスからトリートメントスタート! 紅茶とシーソルトを使って、足の角質をとりつつきれいに洗います。セラピストとのコミュニケーションは英語ですが、「Temperature OK?」など簡単な英語で会話ができます。随時、気にかけてくれるのがありがたく、英語だったので海外リゾートでスパを受けている気分でした。
いよいよマッサージベッドに移動し、シンギングボールの音色とともにトリートメントのスタートです。ハイムアイはディープティシュー、スウェディッシュ、ストレッチの技術を組み合わせたメニューで、全身の指圧、優しく流れるようなタッチ、肘を使ったコリへの強めのアプローチ、タイ式のストレッチ……など、プロのテクニックのオンパレード! なんとかこの技術を堪能したいと思いつつ、あまりの心地よさに眠ってしまいそうでした(ちょっと寝た)。
さらにレモングラス&ジンジャーなどが入ったハーバルボールを使い、ハーブの力で身体の巡りを高めていきます。温かいハーバルボールはただ撫でるだけでなく、コリをほぐすようにあててくれるので、これまた気持ち良い! ハーブの香りにも癒やされます。
夢見心地なトリートメントのあとは、ジンジャーティーを飲みながらゆっくり目を覚まして現実へ。「日本に来てくれてありがとう、コップンカー……!」と伝えたいほど極上体験でした。
夕日や夜景を眺めながら、クラブラウンジでカクテルタイム
日暮れにはクラブラウンジでお酒とタパスを堪能。17:30〜19:30はカクテルタイムとしてお酒が登場し、夕日や夜景を見ながら軽い食事ができます。ブッフェ台に並ぶのは、アヒージョ、トルティーヤ、ブルスケッタなど工夫を凝らした料理ばかり。クラブラウンジの横のキッチンで作る、ホテルメイドの料理を楽しめます。
お酒はワイン、ウイスキー、スピリッツなど多彩なラインナップです。ビールはタイの「チャーンビール」と「シンハービール」が選べました。タイのビールは暑い日にぴったりの爽やかさ!
部屋に戻ると、広がっていたのはきらめく大阪の夜景。高層階からの夜景は幻想的で、日中以上に非日常感を高めてくれました。33階のレストランでも夜景を見ることができますが、人の目を気にせず、完全にリラックスした状態で見れるのはとても贅沢。宿泊者だけの特権です。
タイ料理も好きなだけ! 「スアンブア」の朝食ビュッフェ
翌朝は2階のレストラン「スアンブア」で朝食ビュッフェに舌鼓。タイの屋台がモチーフになっているので、ビュッフェ台には車輪がついています! ネオンや遊び心あるデザインがおしゃれで、写真映えも抜群です。
メニューはタイ料理、洋食、和食、フルーツ、サラダ、ドリンクから自由にチョイス可能。グリーンカレー、麺が選べるポークヌードル、コングーなどタイらしい料理はセンタラグランドホテル大阪ならでは! 大阪グルメの定番「たこ焼き」もありますよ。
12:00まで客室やクラブラウンジで過ごし、ゆっくりチェックアウト。南海電鉄なんば駅までは歩ける近さですが、タイから取り寄せた「トゥクトゥク」で送迎も可能です! 吹き抜ける風が心地よく、束の間のタイ気分を味わえました。
極上のトリートメントとタイの温かなおもてなしに癒やされる、センタラグランドホテル大阪。おひとり様にも優しく、シティホテルながら海外リゾート気分を楽しめるラグジュアリーホテルでした。ちょっと観光したくなったら、大きな獅子がユニークな難波八阪神社や活気あふれる道頓堀も徒歩圏内です。お疲れモードの働く女子のみなさま、次の休日は現実逃避できる最新ホテルへと行ってみませんか?
ホテル概要
センタラグランドホテル大阪
住所:大阪市浪速区難波中2丁目11番50号
HP:https://www.centarahotelsresorts.com/centaragrand/ja/cgoj
(撮影・取材・文:小浜みゆ)
※この記事は2023年08月03日に公開されたものです