ライフネット生命保険はこのほど、20・30代の男女計1,000名を対象に「毎月の貯蓄と将来に関するアンケート調査」をインターネットにて実施しました。
■貯蓄や資産形成について
調査の結果、毎月貯蓄を行っている人は72.5%に。月々の平均貯蓄額は2.4万円となりました。
毎月の貯蓄額の理由は「将来に備えるため」や「無理のない範囲だから」などが多く見られました。
毎月資産形成(投資)を行っている人は51.1%と過半数に。月々の平均投資額は2.0万円でした。
自分への投資(健康管理や資格の勉強など)を毎月行っている人は55.0%。毎月の平均投資額は0.7万円となりました。
現在の生活において、「経済的なゆとり」があると回答した人は全体の27.7%に留まっています。
■現在の生活の満足度について
現在の生活に「満足」と回答した人は全体で9.9%と1割を切る結果に。毎月の貯蓄額や資産形成のための投資額が多い人は、現在の生活の満足度が高い傾向が見られます。
現在の生活に「満足」「やや満足」と答えた人の中で、満足度が低い項目は「貯蓄・金融資産(24.8%)」「収入(16.0%)」。満足度が高い項目は「家族関係(67.7%)」や「食生活(57.8%)」という結果となりました。
■将来について
自身の将来について、83.7%が「不安を感じている」と回答。毎月の貯蓄額や資産形成のための投資額が多い人は、将来への不安は小さい傾向がありました。
具体的な将来の不安は「給料や年金(男性20代)」「育児の経済的な不安(女性30代)」や「老後資金(女性30代)」などとなりました。
10年後の自身について「想像できない」と回答した人は全体で71.8%と、7割以上が先行きを読めない状態であることが明らかになりました。
将来に向けて現在行っていることや気を付けていることは、「ポイ活(62.0%)」や「貯蓄(59.3%)」が主な方法となっています。
■調査結果まとめ
今回の調査では、「自身の将来に不安がある」人が8割強、「10年後の自分」を7割以上の人が「想像できない」と回答。「経済的なゆとりがある」と回答した人は3割弱に留まるなど、今の世相を表す結果となりました。
回答者の約6割が、将来に向けて「ポイ活」や「貯蓄」を行っていることから、目に見えやすく、わかりやすい方法で将来の不安を少しでも減らしたいという考えがうかがえます。
一方で、年収400万円未満の世帯では「資産形成のための投資をしていない」と答えた人が約7割でした。経済的な余裕がない世帯ほど投資に回すお金がない現状では、ライフプランを具体的に描き、将来のために投資を行うという、国が推進したい方向とはほど遠い状況であるともいえます。
同社は、開業時から「保障と貯蓄は分けて考える」ことを推奨。現在はNISAやiDeCoなどを国が推進し、生命保険以外の方法で貯蓄や資産形成をしやすい環境です。それにもかかわらず、30〜34歳の世帯払込保険料は年間で平均26.2万円、月々約2万1,833円にもなります*1。
ライフプランが変動しやすく、収入が安定しない若い世代は、保障に特化した掛け捨て型の保険で保険料を抑え、浮いた分を資産形成や自分への投資に回すことが合理的な選択の一つになります。
もしも、将来が想像できないからといって、必要以上の保障を持ったり、保険料が家計の負担となったりしているのであれば、廉価な保険料のネット保険や定期的に見直しやすい保険を選ぶことで、貯蓄や投資に回すお金をつくれるかもしれません。
*1 出典:(公財)生命保険文化センター 2021(令和3)年度「生命保険に関する全国実態調査」より
■調査概要
「毎月の貯蓄と将来に関するアンケート調査」
調査対象:20代男女500名、30代男女500名
調査方法:ウェブアンケート
調査地域:全国
実施時期:2024年10月
実施機関:マイボイスコム
(エボル)