久しぶりに会う友達とのおすすめ話題7選。避けるべき会話とは?
数カ月や1年以上連絡を取っていない友達との再会は緊張しますよね。せっかくなら楽しい時間を過ごしたいものです。そこで今回は、久しぶりに会う友達とのおすすめの会話ネタや避けるべき話題について、恋愛コラムニストのひろたかおりさんが解説します。
どんなに昔は仲が良かったとしても、最後に話してから数カ月や1年以上たっているなど、連絡を取らなかった期間が長い友達ほど、次に会う時に緊張を覚えますよね。
「気まずくなりたくない」とは思うけれど再会をポジティブに想像できないのは、会っていなかった間の「変化」を恐れるからです。
しかし、せっかく会えたのなら、会話を盛り上げ、楽しい時間を過ごしたいもの。今回は、久しぶりに会う友達とはどう接するのが良いのか、NGな話題は何なのかについてお伝えします。
久しぶりに会う友達とは何話す? おすすめの話題7選
久しぶりに会う友達とは、基本的にお互いに今の状態を知らないまま話が始まりますよね。
いきなり以前のような距離感を取り戻すことを目指すのではなく、「リラックスして会話が続くこと」を意識するのがおすすめ。
では、どんな話題なら気まずくならず、楽しく話すことができるのでしょうか。
(1)仕事の話
お互いに仕事をしているなら、今の状況を語ることで打ち解けるきっかけになるかもしれません。
例えば、友達が「実は転職して……」と以前とは状況が変わっている場合もあり、そこからお互いの近況やこれからについて知っていくことができるでしょう。
ただし、専門用語を使うような細かな業務の話や「セクハラに困っている」などの重たい内容は避け、「だよね」「分かる」とうなずき合えるような軽さが大切です。
また、相手が仕事をしていない場合は、先に「仕事について話してもいい?」と確認することも大事。
分からない世界の話をされても相手は退屈なので、仕事の話題については「気持ちを共有できるかどうか」をまずは考えましょう。
(2)趣味の話
性別に関係なく盛り上がる話題に趣味の話があります。
相手の好きなものを知っている場合は、「最近、◯◯はどうなの?」と話を先に振ると良いでしょう。
促されると人は話しやすさを感じるので、相手の好きなものについて楽しく話してもらえたら、そこから以前のような距離感が戻ってくることもあります。
ただ、趣味の話題をする時は、社会的に問題になったニュースなどネガティブな内容について触れるのは避けましょう。
明るく話したい話題なのに嫌な感情が生まれると気分が萎えてしまう可能性があるので、あくまでも楽しさを意識するのが会話を盛り上げるコツです。
(3)ドラマや映画の話
ドラマや映画が好きな人なら、「最近は何を見たの?」「映画館には行った?」と話題を振ってみると良いでしょう。
好きな作品の実写化や続編だったり有名な俳優の話であったり、いろいろな方向に広げることができるのでおすすめですよ。
自分の知らない作品が出てきても、「どんな内容?」と耳を傾ける姿勢を見せることで相手も安心して話せます。
(4)今ハマっていること
「新しくサイクリングのサークルに入ったの」など、以前とは変わった自分の状況を打ち明けるのも親密度を取り戻すきっかけになるでしょう。
「自炊に目覚めちゃって」「ダイエットが順調で」など前向きな話題なら、相手も相づちが打ちやすく、その流れで自分のことについても話してくれるかもしれません。
反対に、「前は好きだったけれど今はやめたもの」もあり、そんな変化も今のお互いを知る大切な情報です。
(5)最近行ったお店や場所
「そういえば、この間◯◯ってお店に行ってね、おいしいパスタを食べたの」など、自分が足を運んだお店や場所の話題は口にしやすく、相手の関心も引けるのでおすすめ。
新しくできたスポットや改装した店舗など、それぞれが持っている情報を出し合うと、「今度一緒に行こうよ」と次の約束ができるかもしれません。
会わない期間があったからこそ盛り上がる話題でもあり、相手の話もしっかりと聞く姿勢を持ちたいですね。
(6)恋愛の話題
「恋バナ」は特に女性同士だと盛り上がりやすいですが、相手の状況が分からない場合は気を付ける必要があります。
なぜなら、相手が失恋したばかりであったり、けんか中で落ち込んでいたりする可能性があるからです。
恋愛に関する話題は、先にこちらから近況を打ち明け、相手が話してくれるかどうかは任せるのが吉でしょう。
自ら恋バナをすることに気が引けると感じる人も多く、先に話してもらえたら自分のことも伝えやすくなります。
あまり乗り気じゃない様子であれば話を続けるのは避け、さり気なく別の話題を振りましょう。無理に話をさせようとするのは禁物です。
(7)昔の思い出について
長らく会わない期間があれば、その間のお互いについて話すほどに「遠ざかっていたのだな」と実感して寂しさを覚えるという人もいるでしょう。
そんな時は、一緒に乗り越えたことや楽しかったことなど、仲の良かった時代を思い出すことで、忘れていた親近感がよみがえるきっかけになるかもしれません。
一方で、あまり過去の話にこだわると嫌な記憶まで思い出してしまう可能性もあるため、あくまでも盛り上がる内容を心掛けるのがその場の空気を壊さない秘訣です。
逆効果かも!? 久しぶりに会う友達との盛り上がらない話題
久しぶりに会うからこそ話す内容には気を使いますが、相手の地雷を踏んでしまったりただの自慢話になっていたりといった、場が盛り下がるような話には気を付けたいですよね。
自分では楽しめると思っても相手も同じとは限らず、避けた方が良い話題もあります。
(1)共通の友人の話題
「そういえば、◯◯さんはどうしているのかな」と共通の知り合いや友人の名前を出したら、自分の知らないところでけんかしていたり疎遠になっていたりした、というのはよくあること。
また、仲良しグループだったはずなのに自分だけ集まりに誘われていなかった事実などが分かると、ショックだし落ち込みますよね。
何もないとしても、その場にいない人を話題にするのは避けた方がベター。余計な感情を抱かずに済むでしょう。
(2)家族についての話題
「お母さんはお元気?」など相手の家族を知っていると気軽に口にできますが、離れている間に状況が変わった可能性もあり、こちらから話を振るよりは相手が打ち明けてくれるのを待つのが無難といえます。
私が実際に経験したのは、病気がちのご家族がいて、それについて尋ねたら実は亡くなっていた、と言葉を失う現実を目の当たりにするケースです。お互い悪気はなかったとしても、少し気まずい空気になってしまうかもしれません。
相手の家族に関することを思い出しても「あれからどう?」など尋ねるのは避け、まずは自分から「姉が結婚して」など切り出して相手の様子を見ましょう。
(3)病気についての話題
自分や相手が何らかの病気を抱えている、または家族や身近な人が病に伏せっている状態は誰にでもあり得るので、うかつに話題にするのは避けましょう。
例えば、自分に持病がある場合でも、「最近調子が良くて」など前向きな内容なら相手も聞きやすいですが、「病状が悪化しちゃって大変で」などはどんな言葉を掛ければ良いのか分からなくなってしまう人も多いため、持ち出さないのが正解。
離れている間に相手の身に何か起こっている可能性もあり、病全般についてはもっと信頼が戻ってからと考えた方が良いでしょう。
(4)容姿に関する話題
久しぶりに会ったら、相手が太っていたり痩せていたりというのもよくあります。
それを見て、あからさまに指摘してしまうと相手は良い気分はしないし、会話する気すら失せてしまうかもしれません。
以前の2人ならそんな軽口も許されたという場合でも、会わない期間が空いていたのならネガティブな言い方は避けるのが自分のため。
「顔色が良いね」「元気そうだね」と相手の状態を前向きに受け止める言葉が、場が和むきっかけになるでしょう。
久しぶりに会う友達と楽しいひとときを
久しぶりに友達に会うのなら楽しい時間を過ごしたいと思うのは当たり前ですよね。
緊張する時は「相手も楽しみにしてくれているだろう」と信じる気持ちが肝心で、相手が好きな話や一緒に盛り上がりそうな話題を想像することを、まずは意識したいところです。
初めは気まずくても、同じ空間で過ごしていれば少しずつ和らぎます。それを助けるのが会話ですので、離れていた期間を楽しく埋めていく話題を考えましょう。
(ひろたかおり)
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※この記事は2023年07月11日に公開されたものです