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オフィスカジュアルが苦手。通勤服にかかる費用とストレスを最小限に抑える方法

#お仕事ハック

ヨダエリ(コラムニスト)

仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。

今回のお仕事ハックは「通勤服にお金をかけたくない」とのお悩みについて、コラムニストのヨダエリさんがアドバイス。

通勤服にお金をかけたくない

私の会社では、女性はオフィスカジュアルでの出勤が暗黙の了解となっています。でも最近自分の好みでもないオフィスカジュアルファッションにお金をかけるが馬鹿らしくなってきました。世の中の女性はどうやってこの葛藤を乗り越えているのか知りたいです……。(営業職/20代)

オフィスカジュアル、人によってはうれしくない説。

確かに、確かに。これは新たな視点、というか盲点ですね。

女性は半袖やワンピースOK、ジャケット不要。いいやん! 楽やん! 涼しいやん! と男性はうらやましがり、女性もラッキーに思っている人はたぶん少なくない。でも、「別にこういう格好が好きなわけじゃない」と思っている女性だって当然いるわけで。

しかも女性のファッションは、パターン化されている男性のファッションと違って、アイテムの種類も組み合わせも無限大。トップスは襟つきにするか襟なしにするか、スカートにするかパンツにするか、スカートはフレアかタイトか、柄はどれならOKか……などなど、男性に比べて選択肢が多いゆえに考えることも多い。

試行錯誤の末に自分の定番スタイルが決まったとしても、いつも同じというわけにもいかず、シーズンごとに買い足しも必要。

それが好きなファッションならいいけれど、全く趣味じゃないファッションだとしたら、なんでこんなにお金と気力を使わにゃならんのだーーーー! とイライラ・モヤモヤもしますよね。

「世の中の女性はどうやってこの葛藤を乗り越えているのか」。……たぶん、ファッションにそこまでこだわりがない人はあなたほど悩んでいず、こだわりがある人は、仕事だからと割り切っているか、制限がある中で工夫しているか、のどちらかかも。

これに関連して思い出したのが、「婚活ファッションが全く自分の趣味ではない」というお悩み。「男ウケのいいファッションは着ていて全然楽しくないし、自分らしさを表現できない、これで好かれてもうれしくない」との相談を受けたことがあるのです。

分かる。分かるよ。私もファッションで自分を表現したいタイプ。でも、ある時、気づいたよ。

個性は服ではなく、アクセサリーや持ち物で表現すればいい! と。

パッと見た時の印象を左右するのは服やメイクや髪型。そこは好印象最優先で無難にまとめ、顔周りから離れた指輪やバッグなどで趣味を炸裂させる。

なんか面白い指輪してるな。こだわりを感じさせるバッグだな。気づく人は気づきます。つまり、自分らしさはそれで充分表現できるのです!

これは職場でも応用可能。私も取材や目上の人に会う時なんかに実践してます。

うーん、でも自分の好きな物は職場では浮くかも……という場合は、行き帰りに身につけるだけでも気分が変わるはず!

あとは、職場での服は手頃な物を購入して、アクセサリーやバッグに情熱とお金をかける。傷んできた仕事服はメルカリで売るなどして、プライベートで着る本当に好きな服を買うための足しにする……とか、どうでしょう?

毎日の通勤で、好きなおしゃれを完全に諦めるのはもったいない。あなたの趣味が垣間見られるアクセサリーや持ち物に「それいいですね」と言ってくれる人、絶対にいます。あなたらしいおしゃれ、楽しんで!!

Point.

・オフィスカジュアルは選択肢が多いゆえに悩ましく、趣味じゃない人には楽しくない
・それは婚活ファッションが好きになれない悩みとも通ずる
・解決策として、服ではなくアクセサリーやバッグで自分らしさを表現するのがおすす
・傷んできた服はメルカリで売って、本当に好きな服を買うための足しにするも良し

(文:ヨダエリ、イラスト:黒猫まな子)

※この記事は2023年06月27日に公開されたものです

ヨダエリ(コラムニスト) (コラムニスト)

コラムニスト/恋愛アナリスト。慶應義塾大学文学部卒業後、PR会社勤務を経てフリーに。思春期はドイツ在住。メトロセクシャルについて分析したコラムが『AERA』『anan』など多数の媒体で話題になると同時に、携帯サイトで連載していた恋愛相談コラムが口コミで人気に。現在は新聞・雑誌・ウェブでライフスタイルやトレンド、男女の心理にまつわる記事を執筆するかたわら、エキサイトお悩み相談室で電話相談も実施。著書に「その恋、今のままではもったいない!」(情報センター出版局)「今度こそ『信じられる人』と恋愛する本」(すばる舎)など。

●ブログ「cafe dayorin」
https://ameblo.jp/dayorin/

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