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働くアラサーが今買うべきコスメとは? @cosmeベストコスメアワード2023上半期新作ベストコスメ発表!【前編】

#ビューティーニュース

マイナビウーマン編集部

2023年ももうすぐ半分が終わる……そう聞くと時の速さに思わず震えてしまいますが、この時期のお楽しみといえば上半期ベストコスメ! コスメの総合口コミサイト「@cosme」の「@cosmeベストコスメアワード2023上半期新作ベストコスメ」が先日発表されました。

この半年で人気だったコスメは? そして、下半期のトレンドは? ……などなど、コスメ好きの編集部員がベストコスメ発表会、解説会に参加し、「マイナビウーマン」らしく働くアラサー女性に向けて今年のトレンドをお伝えします!

総合大賞は「ディオール アディクト リップ マキシマイザー」! メイクを楽しむ気持ちが復活

まず、総合ランキングを一挙に紹介します!

1位 ディオール ディオール アディクト リップ マキシマイザー
2位 ヴィセ ヴィセ エッセンス リッププランパー
3位 セザンヌ パールグロウニュアンサー
4位 ディオール カプチュール トータル ル セラム
5位 コスメデコルテ サンシェルター マルチ プロテクション トーンアップCC
6位 ディオール ディオールスキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー
7位 ルルルン ルルルン ハイドラ V マスク
8位 マキアージュ ドラマティックスキンセンサーベースNEO
9位 KANEBO カネボウ ラディアント スキン リファイナー
10位 ナチュリエ ハトムギ化粧水

@cosmeリサーチプランナーによると、メイクアップアイテムが4年ぶりに総合大賞に。上位3位までメイクアップアイテムが並んだところ今期最大の特徴なんだとか。

たしかに、マスクの着用が個人の判断となったことでマスクを外す機会が増え、改めてメイクの楽しさを感じることができた半年でした。

メイク熱復活! リップはツヤ、ベースメイクは過渡期

まず、メイクに関するトレンドから解説していきます。この半年はツヤリップやチークを久しぶりに楽しんだという人も多いのでは?

リップはとにかくツヤ!

そして、1位、2位どちらも「リッププランパー」というところも特徴的。マスクが必須だった期間はマスクにつきにくいリップをメインで使っていた人が多いはず。しかし、今期はランクインした2ブランドだけではなく、さまざまなブランドからツヤのあるリップが発売され、人気を集めていました。

その中で総合大賞となったディオールの「ディオール アディクト リップ マキシマイザー」は、リップメイクを楽しみたいという気持ちが高まっている中で、テンションを上げてくれる見た目、カラーバリエーションが人気の理由になったよう。

「ディオール アディクト リップ マキシマイザー」は2007年に初代が発売されたロングセラーアイテム。2023年1月に16年ぶりのリニューアルを遂げ、カラーが24色展開になりました。

また、デザイン変更でジュエリーのように華やかなものにアップグレードされたことも人気の秘密なのではないかと語られました。

一方、マスク崩れの悩みは増加

リップメイクに関しては「マスクにつく/つかない」があまり重視されなくなってきた傾向にありますが、その一方でマスク崩れ、マスクヨレに関する悩みが増えたとアンケートで回答する人が3割を超え(※)、アイテムごとのランキングを見るとマスクにつきにくいことを売りにしたコスメも多数受賞していました。

例えば、「ベストリップスティック1位」「価格別賞 ロープライス部門 リップ」を受賞した「セザンヌ リップカラーシールド」は、ティントじゃないのに色もツヤも落ちにくいリップスティック。落ちにくいのにツヤもある仕上がりが人気です。

また、「ベスト化粧下地3位」に輝いた「TIRTIR MASK FIT TONE UP ESSENCE」は、マスクにつきにくいと話題になったクッションファンデーションが人気のブランドからの新作アイテム。

トーンアップしつつ、乾燥しにくいのにマスク崩れも防げるところが支持されました。

ベースメイクはノーファンデ派とファンデ派が混在!?

コロナ禍をきっかけにファンデーションを使わなくなった人が増えましたが、この半年でファンデ派がまた以前のように戻ってきたかというと、一概にそうは言えないよう。

総合5位を受賞した「コスメデコルテ サンシェルター マルチ プロテクション トーンアップCC」のようにファンデ無しでもきれいな仕上がりが評価されたアイテムと、総合8位の「マキアージュ ドラマティックスキンセンサーベースNEO」のように「ファンデーションがきれいに仕上がる」ことが評価されたアイテムが混在しています。

そして総合6位に輝いた「ディオール ディオールスキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー」は、ノーファンデ派にもファンデ派にも支持されているマルチなアイテムでした。

読者の中にも、シーンに合わせてベースメイクアイテムを使い分けている方が多いのではないでしょうか。

どの世代も「透明感爆上がり」コスメが気になる!

2023年上半期は、口コミの中で「透明感爆上がり」というワードが登場する回数が急激に増えたそう。

総合ランキングを見てみても、「セザンヌ パールグロウニュアンサー」「コスメデコルテ サンシェルター マルチ プロテクション トーンアップCC」「マキアージュ ドラマティックスキンセンサーベースNEO」のようにラベンダー、ライラックカラーのコスメが3つもランクインしています。

特に若い世代においては、自分の肌よりも明るめなベースメイクアイテムを選ぶことが多い傾向にあり、それはボディ・ヘアにも表れているそう。日焼け止めを首にもしっかり塗る人が増えているんだとか!

「透明感」はネイルやハンドクリーム、そしてヘアカラーの口コミにも登場するようになり、これまでは自分の肌の色にファンデーション等の色を合わせていたところから、なりたい肌の色に手肌の色を合わせる……なんて未来も近い!?

スキンケアは「守り」から「攻め」へ

次に、スキンケアの2023年上半期トレンドをお伝えします。マスクを外す機会が増えて、「あれ、私の肌ってこんなだっけ……!?」「このままの肌でマスクを外すわけにはいかない!」と思った人が多数いたのでは……と感じる結果でした。

実際に、アンケート結果を見ても「この半年で『安心感』を求めるようになった」と回答した人は2022年よりも減少(※)。お守りスキンケアから攻めのスキンケアへがらりと変化した半年でした。

美容医療を想起させるアイテムが人気。成分でスキンケアを選ぶ傾向も継続中

近年、消費者もスキンケアに関する専門的な知識を求めるようになり、特定の成分や美容医療について話題になることも増えました。そんな空気が表れていたのが、総合7位の「ルルルン ルルルン ハイドラ V マスク」。新開発の“HIFU感覚シート”が話題を呼びました。

そして、攻めの成分「レチノール」は2021年から口コミ登場回数を伸ばし続け、引き続き人気であるといえます。

一方、総合10位となった「ナチュリエ ハトムギ化粧水」はこれまで支持されていたところはそのままにアルコールフリーにリニューアルしたところが評価されたよう。

ユーザーそれぞれが自分の肌に合うアイテムを探すきっかけとして成分知識を使っているようです。

ノーマスク生活に向けて毛穴、角質ケアに注力!

マスクを外す機会が増えて、これまでに多かった「マスク荒れ」の悩みが解消されると思いきや、今度は鼻の黒ずみや毛穴が気になるようになった人が多かったよう。

総合9位を受賞した「KANEBO カネボウ ラディアント スキン リファイナー」のように、拭き取り化粧水などの角質ケアアイテムが人気を集めました。

一方、角質ケアのしすぎは「ビニール肌」につながる危険も……。「ビニール肌」が口コミに登場した回数は昨年よりも急増中で、新たな悩みとなっているようです。

2023年下半期のトレンドは?

上半期のベストコスメアワードと同じタイミングで、2023下半期トレンド予測も発表されました。@cosmeトレンド予測部が発表したトレンドは以下の5つ!

鼻意識(びいしき)向上
#無加工主義
スパウトパウチ
スキンケア欲再燃
イマーシブ消費

どれも気になるところですが、今回はアラサー女性に特に関係してきそうな「鼻意識向上」「スキンケア欲再燃」について詳しくご紹介します。

ケアもメイクも「鼻」がポイントに

これまでマスクで隠れていた「鼻」。いざマスクを外すとなったタイミングで、鼻の黒ずみや毛穴、形状が気になるようになっている人が多いようです。

鼻に特化したケアアイテムも話題になっており、インフルエンサーのやみちゃんがプロデュースする「YAMMY‘S TOY 毛穴モップ」などがヒット中。角質ケアブームの流れも汲んで、今後もヒットしそうです。

また、ノーズシャドウなどの「鼻メイク」アイテムが@cosme TOKYOで売り上げを伸ばしており、トレンドから今や定番メイクの仲間入りをした人中短縮メイクとあわせてより細かく、より自然なノーズシャドウが求められているよう。

この夏はKANEBOから鼻メイクアイテムが登場するなど、大人世代にも鼻メイクが定着しそうな予感です。

メイク映えする土台はスキンケアでつくる

上半期はメイク欲が復活した一方で、スキンケアに時間をかける人が増えているというアンケート結果も(※)。

@cosme TOKYOのスキンケアカテゴリの売上は昨対比178%もアップし、マスクで隠れていたフェイスラインのもたつきやたるみが気になるようになったと語る人が多いそう。

@cosme TOKYOのシートマスクの売上TOP3のラインナップにもそんな変化が表れており、昨年は「今起きている肌荒れを解消したい」という守りのケアアイテムが人気でしたが、今年はリフトアップやハリアップを歌う、肌をアップデートしてくれるような攻めのケアアイテムが人気なんだとか。

今後はフェイスラインだけではなくボディラインにもそのトレンドが波及しそうです。

後編ではトレンドをさらに深掘り!

@cosmeベストコスメアワード2023上半期ベストコスメ、2023下半期トレンド予測発表会の様子をお伝えしました。

後編の記事では働くアラサーの女性に向けて、前編で紹介したトレンドをさらに深掘りしていきますので、そちらもぜひチェックしてみてくださいね。

◆Check!

後編の記事はこちら
https://woman.mynavi.jp/article/230614-2_12000673/

※化粧品に関するアンケート
調査地域:全国
調査方法:Webアンケート
調査時期:2023年5月19日~21日
調査対象者:@cosmeプロデュースメンバー 女性20~69歳(@cosmeの年代構成比に合わせて割付)
調査対象者数:6,954人

(取材・文:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部)

※この記事は2023年06月14日に公開されたものです

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