働くアラサーが今取れ入れたいコスメはこれ! @cosme2023上半期ベストコスメと下半期トレンド予測を深堀り【後編】
先日、コスメの総合口コミサイト「@cosme」から発表された「@cosmeベストコスメアワード2023上半期新作ベストコスメ」「2023下半期トレンド予測」。
前編の記事ではそれぞれの発表内容をざっくりお伝えしましたが、後編では働くアラサー女性に向けてトレンドをさらに深掘りしていきます。
◆Check!
前編の記事はこちら
https://woman.mynavi.jp/article/230614-4_12000673-2/
働くアラサー女性の上半期ベストコスメと下半期トレンド予測をさらに深掘り!
今回は、@cosmeビューティーアドバイザーの村上宏明さんにインタビュー。より詳しく、大人の女性の美容トレンドを伺いました!
――今回発表されたトレンドの中で、大人の女性からの関心が最も高いトピックスは何でしたか?
「美容医療買い」だと思います。もともとは若年層の方が成分なども詳しい傾向にありましたが、大人の女性にもスキンケア知識がじわじわと広がっています。実際、店頭に来るお客様は特に事前に成分について調べてから来店してくださることが増えているんです。
スキンケアで対応しにくかった「たるみ」を解消したい方がこの半年で増えており、例えば、マッサージに関するアイテムのニーズも高まっています。
――メイクに関しては、ツヤのあるリップが復活したことが特徴のひとつとして挙げられますが、コロナ禍を乗り越えて発売されたツヤ系リップに特徴はありますか?
コロナ禍はマスクにつかないマットリップやティントリップが流行っていましたが、今季は世界のトレンドを含め、シアーな発色の透明感あるリップが大手ブランドから数多く発売されて人気を集めています。
もともとは韓国の「rom&nd」のようなアイテムから日本ではツヤ系リップの流れが復活してきましたが、それをさらにアップデートしたような製品がいろいろなブランドから出ています。
――総合大賞の「ディオールアディクト リップマキシマイザー」は昔から人気のアイテムがカラーバリエーションを大幅に増やしてのリニューアルでしたが、こちらに関してお客様の反応などどのように感じられましたか?
これまで1本持っていた方が、2本、3本と買うようになっているように思います。シーンに合わせて色チェンジを楽しんでいらっしゃる印象です。人気なのはくすみ系かつ血色が出るようなカラーですね。
――今期はリップの他にチークも多くのブランドから発売されましたが、ベストコスメにはそこまで反映されていないようにも感じます。チークに関するトレンドについて教えてください。
マスクをしている時期はチークをしていない方が圧倒的に多かったため、この春は「チークを入れる場所が分からない」という方が増えてきている印象でした。
マスクを外れた上半期ということでチークも復活していますが、今までのようにしっかり色を出すというよりは、ニュアンス程度に血色を足すイメージに変わっていますね。クリーム状もパウダータイプも、自然に血色感を出せるチークが人気です。
――トレンドワードとして「透明感爆上がり」が挙げられていますが、大人世代の「透明感爆上がり」について教えてください。
まず、時間が経ってもくすまないことが絶対だと思います。30代以降になると、これまでに無かった「黄ぐすみ」が出てくる方が多いです。肌そのものの黄ぐすみもそうですが、つけていたカラーアイテムが黄ぐすみしてしまうことで顔全体が土色になってしまうことも……。
そこをカバーできるアイテムやつけ方の工夫が、大人世代に求められる「透明感爆上がり」の方法だと思います。
黄ぐすみを飛ばしてくれる下地を使ったり、チークにニュアンサーを足したりすることで、内側から透明感と血色感を出しながらきれいな発色を持続させることができますよ。
――下半期のトレンドで、大人世代の関心を集めそうなトピックスはどれですか?
「スキンケア欲再燃」が一番大きいと思います。大人世代になるとメイクでどうにかできる部分が少なくなってくるので、素肌をお手入れすることで年齢に合ったお肌、そして年齢に合ったメイクに仕上げられます。
メイクに関しては、コロナ禍で出社とテレワークを併用するハイブリッドな働き方に変わって、メイクをする機会が増えてきていると思います。そこで、「頑張りすぎないメイク」がトレンドとして盛り上がってくるのではないかと予想しています。
頑張りすぎなくてもメイクが決まるという面でも、やっぱりスキンケアの熱が高まるのではないでしょうか。
――アラサーの働く女性におすすめしたい下半期のトレンドコスメ、メイクを教えてください。
マルチに使えるアイテムがおすすめです。自分らしさを表現しながら、なるべく時間をかけずに、でもクオリティはそのまま……そんなニーズをかなえてくれます。
例えば、ファンデーションとパウダーが一緒になっているアイテムや、下地とBBとパウダーが一緒になっているアイテム。1個で複数の役割を果たし、でも仕上がりは担保してくれる高機能・多機能なコスメに注目してみてください!
下半期もさらに美容を楽しんで
メイク熱が復活し、なんだか明るい気持ちにさせてくれた今回の@cosmeベストコスメアワード。皆さんが愛用しているアイテムはランクインしていたでしょうか。
下半期も新しい美容トレンドが生まれる予感。今後の新作コスメや最新美容情報もチェックし、自分らしく美容を楽しんでいきましょう!
※化粧品に関するアンケート
調査地域:全国
調査方法:Webアンケート
調査時期:2023年5月19日~21日
調査対象者:@cosmeプロデュースメンバー 女性20~69歳(@cosmeの年代構成比に合わせて割付)
調査対象者数:6,954人
(取材・文:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部)
※この記事は2023年06月14日に公開されたものです