タロットカード「死神」の意味は？ 正位置・逆位置別に解釈を紹介
タロット「死神」は死と再生を表すカードです。このカードが表す恋愛運・金運・仕事運とは？ 本記事では、タロットカード「死神」の意味と正位置・逆位置別の解釈について紹介します。カードからのメッセージを読み解き、未来に役立ててくださいね。
タロットカードの絵柄にはさまざまな意味が隠されています。これを深く読み取れば、未来に役立つヒントが得られるかもしれません。
本記事では、タロットカード「死神」の意味や正位置・逆位置別の解釈を紹介。また、「死神」が表す恋愛運・金運・仕事運を読み解いていきます。
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【大アルカナ一覧】タロットカードの解釈を正位置・逆位置別に紹介
※本シリーズでは、マルセイユ版タロットに準じたカード番号を採用しております。
タロットカード「死神」の基本的な意味
死神として描かれた骸骨は、死や終了を表します。恐ろしい意味を持つカードに思えるかもしれませんが、死には「決着」「区切り」といったポジティブな側面もあります。
カードの右側を見ると遠くに太陽が昇っていることからも読み取れるように、死の先には新たなステージが待っているのです。
もちろん、死がもたらす変化は小さなものではないはず。しかし、それを乗り越えることで、また1つ魂が成長するでしょう。
正位置の意味
「死神」が正位置で出た場合、物事の終わりや決別、そこからの再スタートを表すと解釈できます。
強制的に縁を断ち切ることで、新たな展開が訪れるかもしれません。今は無理に抵抗するより、流れに乗った方が良い時期です。
「死神」は別れや消滅を意味することもあるカードなので、ネガティブな印象が強いかもしれません。しかし、後で振り返ると自分にとって必要な決断だったと気づくことがあります。
【正位置のキーワード】
終了、停止、消滅、別れ、変更、決別、再生、新たなスタート、変化、気持ちの切り替え、新しい展開
逆位置の意味
「死神」の逆位置は、断ち切れない思いや停滞を暗示します。
今のあなたは、変化への恐れや終わったことへの未練を断ち切れない状態にあるようです。また、本当はやめたいのに惰性で続けていることから目をそらしているのかもしれません。
しかし、このままではつらい状況が長引いてしまう可能性も。現状を打破するためにも、思い切って決断すべき時が近づいてきているといえるでしょう。
【逆位置のキーワード】
執着、未練、断ち切れない思い、足止め、停滞、変化に適応できない、癒えない傷、惰性
絵柄・シンボルから読み解く「死神」の意味
タロットの絵柄にはたくさんのシンボルが散りばめられています。ここでは「死神」のカードに隠されたシンボルのメッセージを紹介します。
（1）骸骨
死神として描かれた骸骨は、死や終了を表します。
不吉な意味だけでなく、「何かに決着がつく」「区切りを迎える」という前向きな意味として受け取ることもできます。
（2）赤い目の白馬
死神が乗っている赤い目の白馬は、死神と相反する存在です。その赤い目はエネルギーや生命力を表し、新たなスタートを暗示しています。
また、死をより際立たせている存在ともいえるでしょう。
（3）死神が持っている旗
死神が持っている黒い旗には、白いバラが描かれています。この旗が表すのは、「生と死」「終わりと始まり」です。
また、死や終わりといったネガティブになりがちな状況でも屈しない、誇り高い精神も象徴しています。
（4）倒れた王
死神が乗る馬の足元では、王が倒れています。身分に関係なく、死は平等に訪れるということでしょう。
また、この王は過去の栄光の象徴でもあります。輝かしい時代が終わりを迎えるように、区切りがやってくることを暗示します。
他のタロットカードとの関係から読み解く「死神」の意味
タロットカードは前後のカードと深い関わりがあり、お互いに影響を及ぼし合います。そのカード同士の関係性を読み解くことで、より深く意味を理解できるでしょう。
ここでは、13番「死神」の意味を、12番「吊るされた男」・14番「節制」との関係から考察します。
12番「吊るされた男」
12番「吊るされた男」が表すのは、試練を乗り越えること。次のカードである「死神」との関係を考えると、死を受け入れる心構えがある状態ともいえます。
「いずれ終わりが来る」と悟りながらも希望を捨てず現実と向き合えば、新たな道が開けるということを暗示しているのかもしれません。
14番「節制」
14番「節制」は、浄化や安定を暗示するカードです。
「死神」のカードで悩みと決別したり物事に決着をつけたりした後には、清らかで落ち着いた状態が待っているというメッセージを読み取れます。
▶次のページでは、タロットカード「死神」が表す恋愛運と相手の気持ちを解説します。
