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少しでも安く旅行を楽しむには?

#令和のマネーハック

丸山晴美

働き方も、恋愛も、生活様式も、全てのあり方が少し前とは違う令和の今。数えきれない変化の裏にある「新マネーハック」を、さまざまな分野の専門家たちが回答します。今回の回答者は、FP(ファイナンシャルプランナー)の丸山晴美さん。

今回のお話「少しでも安く旅行を楽しむ方法」

新型コロナウイルス対策の規制が緩和され、旅行を楽しむ人も増えてきました。久しぶりにいろいろな場所へ行きたい! その分、節約できるところは抑えていきたいですよね。飛行機・新幹線などの交通費や、宿代を抑えるハックとは?

旅行するなら「割引」を活用しよう!

旅行代金の割引や地域クーポン付与をしてもらえる「全国旅行支援」は、コロナのワクチン接種証明書(3回以上コロナのワクチンを接種している)か、PCR検査などの陰性証明書を提示すれば利用することができます。

2023年も「全国旅行支援」が1月10日から再開。最低利用金額は1人1泊(回)あたり平日3,000円・休日2,000円と、最大で7,000円の補助が受けられます。各都道府県の予算がなくなり次第終了のため、早めに利用するといいでしょう。

飛行機はJALやANAなど基本的にどこの会社も早割を行っているので、そちらを利用して早めに予約しましょう。時期によっては、出発日直前まで早割を行っていることも。

新幹線はJR東日本なら「えきねっと」という予約サイトで「えきねっとトクだ値」という割引を利用できます。通年設定ではありませんが、20日前までの申し込みで乗車券と特急券が50%割引になる「お先にトクだ値スペシャル」など上手に使えばかなりお得になります。早朝や夜遅い時間になることもありますが、少しでも節約したい方にはおすすめです。

他にも「TRAICY(トライシー)」という情報サイトでは、交通機関のセール・特別運賃の情報が詳しく掲載されているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

安いって聞くけど……「LCC」って実際どう?

LCC(格安航空会社)は、安く利用できるメリットがある反面、デメリットもあることをしっかりと理解しておきましょう。

例えば、航空会社側に理由がある遅延や飛行機トラブルで欠航となった場合、大手航空会社だと代わりの飛行機への振替や到着が深夜になった場合の上限はありますが、ホテル手配、タクシー代の補償、チケットの払い戻しがあることが多いですが、LCCには航空会社によって対応は異なりますが、基本的に払い戻しや自社別便への振替はあっても、ホテル手配やタクシー代の補償がありません。

仕事や結婚式など絶対に外せない予定がある場合は、リスクがあるため利用しない方がいいでしょう。確実に到着したい場合は大手航空会社を利用するのが安心です。

また、座席の間隔が狭く、窮屈で居心地が悪い場合も。国内旅行ならまだしも、海外旅行となると乗っている時間が長くなるので、自分の体力と相談しましょう。

宿代を少しでも抑えるには?

宿代を抑えるのにおすすめなのが、交通機関とホテルがセットになっているツアーを利用すること。交通機関とホテル別々で予約を取る前に、「トラベルズー」などのサイトで一度パックのツアーがないか確認してみましょう。

また、旅行サイトでホテル検索をした後に、宿泊したいと考えるホテルの公式HPをチェックしましょう。場合によっては旅行サイトから予約をするよりも、公式HPから予約した方が安くなることもありますので、旅行サイトの付与ポイントなども考えて、よりお得になる方で予約を入れましょう。

また、宿の種類でいうとゲストハウスやAirbnbは安く利用できますが、海外旅行で女性1人〜数名で利用するのは注意が必要です。

日本人女性は体格も華奢で、外国人からだと幼く見えることがほとんど。宿代をぼったくられる・盗難に遭うなど、トラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。特に初めて訪れる場所であれば、危険性があるということをしっかり理解しておきましょう。

逆に、高級ホテルの宿泊特典に惹かれて、ホテル提携クレジットカードを契約する方もいますが、年会費で数万円かかったり、年間で150万円以上利用しないと宿泊特典がもらえなかったりすることも。

この特典のために余計な出費をするくらいなら、身の丈に合ったホテルをその都度予約して泊まる方がお得な場合もあります。自分の財力や価値観に見合っているか、条件を確認するようにしましょう。

令和のマネーハック67

旅行をするならお得な割引特典・ツアーを利用するのがおすすめ。ただし海外旅行の場合は、格安飛行機・宿には要注意! 安心で快適な旅行プランを立てましょう。

(監修:丸山晴美、取材・文:高橋千里、イラスト:itabamoe)

※この記事は2023年02月06日に公開されたものです

丸山晴美

節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。

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