5月といえば? 風物詩・行事・食べ物・花など一覧で紹介
5月といえば何? 1月の風物詩を豆知識と一緒に紹介。また、行事、食べ物、花を一覧形式で紹介します。5月のイベントをめいっぱい楽しむため、チェックしておきましょう。
5月は春から初夏に移り変わる季節であり、青々とした緑が目立つようになります。
入学・入社・人事異動などによる新生活に少しずつ慣れてきた人が増え、生活に落ち着きが出やすいタイミングとも言えるでしょう。
反対に、五月病など思わぬ落とし穴にはまって苦労する人がいるかもしれません。
今回は、「5月といえば」をテーマに風物詩・行事・食べ物・花などを紹介します。5月らしいイベントやグルメを探している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
5月の風物詩とは?
まずは、5月ならではの風物詩を紹介します。
少しずつ新生活に慣れ始める5月ならではの、特徴的な風物詩をチェックしてみましょう。
(1)端午の節句(子どもの日)
現代は「子どもの日」として祝われている5月5日は、もともと五節句における「端午の節句」を祝う日でした。
3月3日の桃の節句(雛祭り)の対になる存在として男の子の成長を祈願・お祝いする日として広がり、柏餅やちまきが食卓に並ぶことが多いです。
なお、端午の節句で飾る鎧や兜は昔の戦道具であり、身の安全を守る象徴とされています。
交通事故や病気から子どもを守り、健やかに育って一族が繁栄するように、という願いを込めて飾られるのです。
また、端午の節句前後は町のあちこちで鯉のぼりを目にできるでしょう。鯉のぼりも健やかな成長と立身出世を願って飾るものになっています。
(2)ゴールデンウィーク
4月末から5月初めにかけて続く連休を「ゴールデンウィーク」と呼び、旅行・レジャー・帰省を計画する人が多くなります。
4月29日の昭和の日、5月3日の憲法記念日、5月4日のみどりの日、5月5日の子どもの日が祝日に当たります。
平均して5日~6日程度の連休になるのがほとんどですが、土日と祝日に挟まれている平日に有給を使うことができれば、最大で10連休程度にすることも可能です。
5月は寒すぎず暑すぎない温暖な気候になりやすいので、外遊びに向いているタイミング。アクティビティを楽しむ人も多いでしょう。
交通費やホテル代の相場は高くなりやすいので、旅行を計画している場合早めの予約をおすすめします。
(3)五月病
五月病は、5月の連休明けなどに仕事・学業に対するモチベーションが下がってしまう現象を指す言葉です。
モチベーションの低下だけでなく体調不良や気分の落ち込みを伴うこともあり、日常生活への影響を感じる人もいるでしょう。ゴールデンウィーク明けになんとなくやる気が出ない経験をした人は、意外と多いはず。
五月病が起きる原因として、新生活の始まりに合わせて常に張り巡らされていた緊張の糸が切れるから、新しい環境になかなか馴染めず疲れが一気に表面化するから、などが考えられます。
「無理に頑張りすぎる必要はない」とある程度おおらかに構えたり、体調が悪ければ良くも悪くも開き直ってしっかり休んだりすることが大切です。
(4)潮干狩り
4月末から主に5月にかけて潮干狩りが解禁され、天然のアサリを取れるようになります。
5月は大きく潮が引く時期でもあるので潮干狩りできる面積が大きく最適!
潮が引くタイミングは会場ごとに予報されていることが多いので、事前にチェックしておきましょう。
5月は夏のような日差しがなく過ごしやすい季節ではありますが、潮干狩りのように長時間外にいる時は紫外線対策を忘れずに! 日焼けなど肌のトラブルを防ぎ、暑さに慣れきっていない体を守りましょう。
(5)母の日
5月の第2日曜日は母の日であり、母親に感謝の気持ちを伝える日として有名です。
日本では、母の日にカーネーションやバラなどの花を贈るのが一般的。特に赤いカーネーションは「母への愛」が花言葉であり、直接言葉で感謝を伝えるのが恥ずかしい人でも手軽に気持ちを届けられるでしょう。
ただし、母の日前後は生花店が非常に混み合います。売り切れや時間指定の配達ができないケースも。お花を贈りたい人は少し早めにお店へ相談し、計画を立てておきましょう。
(6)菖蒲湯
菖蒲湯(しょうぶゆ)は、その名の通り菖蒲の根や葉をお風呂に浮かべて入浴する行事のことです。
ほとんどは端午の節句(子どもの日)に合わせて準備されることが多く、菖蒲の強い香りで厄や穢れを祓う意味合いを持ってました。
また、菖蒲にはリラックス効果があり、急激に暖かくなってきた5月の体を整えるために菖蒲湯が生まれたとする説も。そのため、お祝いの対象である子どもだけでなく、家族みんなで菖蒲湯に浸かるのがおすすめです。
菖蒲は意外にもスーパーやホームセンターで販売されていることが多いので、時期が近づいたらチェックしてみましょう。ただし、菖蒲湯に使うのは「葉菖蒲」であり、花の咲く「花菖蒲」とは異なる点に注意が必要です。
(7)運動会
5月は晴れ間の多い月なので、9月や10月と並び運動会を開催する学校が多いでしょう。
5月に運動会を開催するメリットとして、台風を避けやすく安定した気候が期待できること、発表会や文化祭など他のイベントと被りにくいことなどが挙げられます。
受験時期とも被らないので、最高学年でも気兼ねなく参加しやすいというメリットもあるのでしょう。
この時期に学校の近くを通ると、学生たちの元気な声が聞こえてくるかもしれません。
▶次のページでは、5月の行事や食べ物、花を一覧形式で紹介します。