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成婚のカギはここに! 婚活前にするべき自己分析の方法

沢宮里奈(婚活マッチメーカー/コラムニスト)

「婚活をする際には、事前に自己分析を行っておくべき」というアドバイスをよく耳にします。では、婚活前に自己分析を行うことでどんなメリットがあるのでしょうか? また、自己分析は成婚を引き寄せることができるのかも気になりますね。そこで今回は、婚活前の自己分析の重要性や、自己分析の方法について調べてみました。

婚活するときに自己分析って必要?

まずは「婚活時に自己分析を行ったかどうか」を、実際に婚活を経験した女性に聞いてみました。

婚活の際に自己分析した女性の割合

Q.婚活時に自己分析をしましたか?

はい(49.7%)
いいえ(50.3%)
(※1)有効回答数195件

婚活を経験した女性のうち、婚活時に自己分析を行った経験のある人は49.7%と、ほぼ半数となりました。2人にひとりは自己分析をしている、ということですね。それぞれの回答者に、自己分析が必要と思う理由、また必要ではないと思う理由を聞いてみました。

自己分析を行った理由

自分に合う男性のタイプを知るため

・「自分に合う人がよくわからなくなったので、自己分析をした上で客観的な意見がほしかった」(35歳/不動産/専門職)

・「自分を振り返ることで、自分にどんな男性が合うのかをよく考えたかったから。結婚は一生のことでもあるので失敗したくなかった」(31歳/その他/その他)

あらためて自分の性格を知るため

・「結婚をするには、あらためて自分を見つめ直す必要があると感じたから」(41歳/金融・証券/その他)

・「どこまで相手に合わせられるか、これだけは譲れない条件は何かなど、考えをまとめないと自己アピールがあいまいになると思ったから」(37歳/その他/その他)

結婚相談所から指導されたため

・「結婚相談所で自己分析をするように指示があったから」(41歳/その他/その他)

・「入会した婚活サイトでそのようにアドバイスがあったから、自分を知るために行った」(44歳/その他/その他)

「自己分析を行った理由」はこのようになりました。自分に合うタイプを導き出したり、あらためて自分の性格を見つめ直すためなど、自己分析がメリットになるとわかっていて行った女性が多いようです。また、結婚相談所からの指導で行った女性も多くいます。そうした指導があるということは、やはり自己分析は婚活において重要だということでしょう。

自己分析をしなかった理由

面倒だったため

・「面倒だったから」(25歳/建設・土木/その他)

・「単純に面倒だったので自己分析はしなかった」(32歳/食品・飲料/その他)

自己分析の方法がわからなかったため

・「自己分析の方法がいまいちわからなかったから」(40歳/運輸・倉庫/事務系専門職)

・「特に理由はなく、自己分析はどうすればいいのかわかっていなかった」(39歳/その他/その他)

すでに自分を理解していた

・「自己分析をしなくても自分のことはわかっているから」(39歳/その他/その他)

・「すでにある程度自分を理解していたから」(38歳/医療・福祉/事務系専門職)

「自己分析をしなかった理由」で特に多かったのが「面倒だったから」という声。中には「自己分析をする時間が惜しかったし面倒だった」という回答があるなど、自己分析は時間の無駄だと考えている女性もいました。また、自己分析の方法がわからないという回答も多く寄せられています。ほかには「すでに自分を理解していたからする必要がなかった」という意見も。常日頃から自分を客観的に分析し理解するよう心がけている人であれば、確かに必要ないのかもしれませんね。

専門家に聞いた! 婚活時の自己分析の重要性

婚活前に自己分析をした人、しなかった人の割合はほぼ半々となりましたが、やはり婚活前に自己分析をすることは大事なのでしょうか。婚活時の自己分析の重要性を、婚活マッチメーカーの沢宮里奈さんに聞いてみました。

自己分析の重要性とは

理想の相手を手に入れる方法が探れる

婚活はビジネスと同じです。ゴールと期間をはっきりさせて、そこから逆算してするべきことを決めていかなければ、理想の相手と成婚することは難しいです。

今の自分に何が欠けているのか、それをいつまでに克服するのか、細かい目標をひとつひとつ明確にしつつ、スケジュールを立ててゴールに近づいていくのが自己分析の目的です。

戦略を立てるためにも自己分析は必要

理想の相手と結婚するために、次に必要なのが戦略です。自分にはどんな方法が向いているのか、今までの成功体験はどうだったのかなどをもとに、作戦を立てていきます。

そのためにも自分を深く、よく知ることが大切なのです。自分の本当の強み、いわゆる魅力のポイントがわかっていれば、それが大きな武器になります。

自己分析をすることで自分の弱点がわかる

今までうまくいかなかったということは、どこか方法がまちがっていた可能性が高いです。

その方法を変えない限り成功はありません。どこがまちがっていたのかを明確にするには、自分だけでなく、時には周囲からの指摘も必要になります。そうして多角的に自己分析をすることで弱点を明確にできるので、ぜひ改善していきましょう。

自己分析の方法

自己分析をしなかった理由で「方法がわからなかった」と挙げた人がいましたが、自己分析はどのように行えばいいのでしょうか? 自己分析の方法についても沢宮さんに聞いてみました。

自己分析の3ステップ

自分の希望を明確にしてみる

まずは「いつまでに結婚したいのか」「なぜ結婚したいのか」「どんな結婚生活を送りたいのか」を明確にします。その上で、自分の理想とする結婚生活を掘り下げていくと、自分の理想が見えてくるでしょう。

よく「どんな男性と出会いたいのか」と考える人がいますが、これは後回しにしてもOK。理想の男性像は自分だけでなく、両親や友人たちの理想を含めて考えていることが往々にしてあります。また、どのような結婚生活を送りたいかに左右されるため、後回しにするほうがよいでしょう。

自己分析の書籍を参考にしてみる

うまく自己分析できない場合は、自己分析の本を参考にしてもいいでしょう。たとえば『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』(※2)は、世界中に愛読者のいる自己分析の本。もちろん、書籍によって紹介している自己分析方法は異なるため、自分に合った方法で弱点を明確にし、改善していきましょう。自分の強みを見つけ、相手を幸せにすることができるようになれれば、成婚は近いです。

結婚相談所のカウンセラーを頼ってみる

結婚相談所のカウンセラーは、多くの人の婚活の成功・失敗を見ています。そのため、分析も得意です。中には会っただけで「ここさえ直せば……」と特徴を見抜くカウンセラーもいます。

ただ、多くの人は他人から指摘されたことを素直に聞き入れることができません。自己分析のためにも、割り切って欠点や長所を教えてもらいましょう。素直に実践してみることで、思わぬいい結果が待っていることでしょう。

理想の相手を引き寄せるためにも自己分析はするべき

婚活時に自己分析を行ったという婚活経験者はおよそ半数。「しなかった」という人も意外と多いようです。しかし自己分析をすることで、成婚までのスケジュールや戦略を立てるのに役立ったり、自分の弱点を知ったりなど、婚活に役立つ情報が得られます。そう考えると、婚活を戦い抜くためにも、最初に自己分析を行うほうがよさそうですね。

もし素直に自分を振り返れなかったり、自己分析の方法がわからなかったりした場合は、思い切ってカウンセラーに頼ってみるといいでしょう。

(文:沢宮里奈、構成:中田ボンベ/dcp)

※1 マイナビライフサポート調べ
調査日時:2018年7月31日~8月1日<
調査人数:195人(20~44歳の結婚相談所に入会経験のある女性)

※2 日本経済新聞出版社刊 (2017年)『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』著者:トム・ラス、翻訳:古屋博子

※画像はイメージです

※この記事は2022年09月05日に公開されたものです

沢宮里奈(婚活マッチメーカー/コラムニスト)

立教大学文学部英米文学科卒。東京海上火災保険株式会社を経て、カップリングパーティー日本最大手エクシオジャパンの新宿支社チーフとして延べ6万人の婚活男女をフォローしてきたマッチメーカー。現在、神戸の「結婚マッチングサービスSTORIA」の代表として「お見合い申し受け数」「申し込みオーケー率」「お見合い成立数」「交際数」を管理しながら成婚までをフォローするシステムを確立し、多くの30代男性を成婚に導いている。特に、男性を大改造する「婚活イメージコンサル」は普通の男子をモテメンに大改造するプランとして密かなブームとなっている。また最近では、女性へのカウンセリングとして、アンチエイジング恋愛講座など、50代になってもモテるための講座を数多く行っている。著者に「30年モテなかったあなたも1年で結婚できる本」(竹書房)。

沢宮里奈オフィシャルサイト http://rinasawamiya.com/
STORIA公式サイト http://dp-storia.com/

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