幸せを探すあなたに贈る。結婚にまつわる名言20
婚活をしている最中に、ふと結婚して「ほんとに幸せになれるのかな」と不安になることってありますよね。
結婚するのが本当に自分に向いているのか、どんな人を選べば幸せな結婚ができるかわからない……。そんなふうに婚活のモチベーションが下がることもあるでしょう。
今回は、わたくし、恋愛コラムニストのさかもとみきが厳選した、幸せな結婚をするためにきっと役立ち、結婚したくなってしまう「結婚の名言」を20個ご紹介します。
結婚にまつわる「20の名言」
婚活は、まるで出口のない迷路のようなものです。心は何度も折れるし、思い通りにいかないし、やめたくなるときもありますよね。そんなとき、役に立つのがお守りの言葉です。
もしここに、あなたが惹かれる言葉があれば、胸に留めておいてください。悩んだり、迷ったりしたとき、きっとあなたの役に立ちます。
結婚相手選びに悩んでいるあなたへ
“悪い夫を手に入れる女性は、たいがい結婚を急ぎすぎた人です。よい夫を得られるなら、いくら結婚が遅れても、遅すぎることはありません”
―ダニエル・デフォー(著作家)
妥協してさっさと結婚して、結局後悔する……なんて最悪ですよね! 焦って結婚するよりは、自分が納得するまでやり切りましょう。今、がんばれば、未来は変わります。
“愛情がこもっていて無口な人こそ、人生の伴侶としてふさわしい”
―亀井勝一郎(文芸評論家)
結婚相手を探すときに、「おもしろい人」を掲げている人もいるかもしれません。でも、ほとんどのケンカは口が原因です。無口でおもしろくなさそうな人でも、愛情さえこもっていれば結婚相手として十分、いや、理想的かもしれませんよ。
“その女性がもし男であったならきっと友達に選んだろう、と思われるような女でなければ妻に選んではいけない”
―ジュベール(詩人)
これは女性にとっても同じことが言えます。結婚相手を見極めるポイントのひとつとしてぜひ覚えておいてください。
幸せな結婚をするためのコツを知りたいあなたへ
“結婚のロマンチックな幸福をあきらめると、結婚は幸福になる”
―バートランド・ラッセル(哲学者)
4度も結婚をした哲学者の言葉だけあって、幸福の真理がまとめられています。ビジョンを持つのは大事ですが、幸せな結婚をしたいなら、理想を持ちすぎないのが幸せの近道なのかもしれません。
“愛はお互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである”
―サン・テグジュペリ(作家)
お互いに求めあう関係よりも、結婚して訪れるさまざまな課題へ一緒に取り組める戦友と結婚するほうが、お互いを自由にし、絆も深まります。
“幸福な結婚というのは、いつでも離婚できる状態でありながら、離婚したくない状態である”
―大庭みな子(小説家)
今はひとりでも十分楽しく幸せに過ごせる時代で、自立した女性はたくさんいます。だから結婚してあがり! よりも、離婚も選べる自由があって、結婚を続ける選択をするほうが精神的にも楽なのは真理です。
“自分の妻や夫を自分の思うように変えようなどと思ってはいけません。その試みは愚かです。そんなことができると思ってはなりません。人は自分で変わろうと思わないかぎり、変わることなどできはしないのです”
―ジョセフ・マーフィー(著述家)
「結婚したら変わる」に期待してはいけません! 結婚に求めすぎると、高い確率で破綻します。恋でも結婚でも、変えることができるのは自分の考え方だけです。
結婚した男の本音が知りたいあなたへ
“夫婦間の愛情というものは、お互いがすっかり鼻についてから、やっと湧き出してくるものなのです”
―オスカー・ワイルド(詩人)
夫の愛情は、愚痴や皮肉を言いながらも妻のところに帰ることから深まっていくのかもしれませんね。男性の語る愛は、いつも回りくどい!
“とにもかくにも結婚せよ。もし君が良い妻を得るならば、君は非常に幸福になるだろう。もし君が悪い妻を持つならば哲学者となるだろう。そしてそれは誰にとっても良いことなのだ”
―ソクラテス(哲学者)
良妻に恵まれる平和な生活も、恐妻とのひりひりした綱渡りのような生活も、それぞれにいいところがあるのが結婚なのかもしれません。男性は素直じゃありませんが、結婚はやっぱり男性にとってもいいものなのでしょう。
“女――それは男の活動にとって、大きなつまずきの石である。女に恋しながらなにかをするということは困難である。だがここに、恋が妨げにならないたった一つの方法がある。それは恋する女と結婚することである”
―レフ・トルストイ(小説家)
結婚は女性だけでなく、男性にも安心や安定を与えるようです。男の仕事や活動を軌道に乗せ、支えるためには、やはり恋人から妻へのバージョンアップが必要なようです。
“私は妻が結婚式の衣装を選んだときと同じようにして妻を選んだ。素敵に光り輝く見かけだけではなく、着心地の良さという本質で選んだのだ”
―オリヴァー・ゴールドスミス(詩人)
たまに、なんであんな素敵な人があの人を選んだんだろうって思う結婚、ありますよね。恋では恋人がアクセサリーになりえますが、結婚は毎日着るパジャマのようなもの。見た目よりも、一緒にいて心地いいかが、結婚では大事な基準なようです。
“できるだけ早く結婚することは女のビジネスであり、できるだけ結婚しないでいることは男のビジネスである”
―ジョージ・バーナード・ショー(劇作家)
結婚のタイミングって男と女ですれちがいがちですよね。婚活中の女性は、「結婚したいけど、できるだけしたくない」という無茶苦茶な男性の大喜利に対して、あの手この手で攻める必要があります。
結婚に対する女性の考え方が知りたいあなたへ
“夫婦は毎日毎日愛の創作をして居るのだ”
―与謝野晶子(『愛の創作』より)
情熱的な恋の末結婚し、11人の子どもをもうけた激情の女性、与謝野晶子。さぞラブラブなのかと思いきや、破局の危機もあったそうです。そんな毎日の積み重ねで愛は創られるのですね。やはり、結婚したら「ハイ、幸せ! 」ではないようです。
“人が結婚するのは誰かを「見つけた」からではない。結婚は宝探しではないのだ。それはむしろ椅子取りゲームに似ている。独身であることの音楽がストップするとき、どこであれ人はそこに座るのだ”
―ローリー・ムーア(作家)
どっかの女子会でワインをがばがば飲みながら議論してそうな名言ですね。椅子取りゲームと結婚の共通点は、運やタイミングが大きい点でも共感できます。
“一度愛すると決めたならそれを貫き、運よく愛されたならその人を守り抜きなさい”
―ダイアナ・スペンサー(元英国皇太子妃)
結婚は男性に守られるだけではありません。女性もまた、守る立場へと変わります。「この人を守りたい、支えたい」という感情があれば、結婚はよりうまくいくのかもしれませんね。
結婚がなぜ難しいのかを知りたいあなたへ
“恋は結婚より楽しい。 それは小説が歴史よりおもしろいのと同様である”
―トーマス・カーライル(歴史家)
恋愛体質な人は、結婚にシフトするとき物足りなさを感じると思いますが、まさにこういうこと。恋愛は事実と混ざったフィクションに心揺れるもの、結婚はただただ日々の積み重ね。別物と考えましょう。
“男と女、こうも違ったしかも複雑な2人の人間が、互いによく理解し愛し合うためには、一生を費やしてもまだ長すぎはしない”
―オーギュスト・コント(哲学者)
結婚しても、お互いを理解するには一生、もしくはそれ以上かかるかもしれない。だとすれば、婚活中に相手を完璧に理解し、確信を持って結婚を決めるのは無理! と割り切っておきましょう。
結婚したほうがいいか悩んでいるあなたへ
“人類は太古の昔から、帰りが遅いと心配してくれる人を必要としている”
―マーガレット・ミード(文化人類学者)
今は、ひとりで満喫できる娯楽がごまんとあります。しかし、ひとりの家に帰ったときのもの悲しさや、不意に襲ってくる寂しさに押しつぶされそうになるあの感覚はひとりでは埋められません。
“結婚をしないで、なんて私はバカだったんでしょう。これまで見たものの中で最も美しかったものは、腕を組んで歩く老夫婦の姿でした”
―グレタ・ガルボ(女優)
きれいで、たくさんの恋を謳歌してきた美人女優ですらこうつぶやいています。彼女は生涯独身でした。だから今が楽しくて「結婚しなくてもいいかも」と思う人も、結婚を迷っているなら、悔いないように行動してほしいです。
“結婚してもしなくても、どのみち君は後悔することになる”
―ソクラテス(哲学者)
どのみち後悔することだからこそ、今自分がどうしたいかを考え、選び、行動することに意味があります。ちなみに、ソクラテスは結婚をしていました。
結婚はあくまでも幸せを探す旅のスタート
結婚の名言って、けっこうネガティブなものが多いんです。でも、幸せは、そんな皮肉や愚痴のようなのろけの中に隠れているような気がします。
そして、婚活はその伴侶を探すためにとっても大事なタイミングです。先輩方に学び、ときには名言を思い出しながら、幸せを探す旅に一緒に向かえる人をつかまえてくださいね!
(さかもとみき)
※画像はイメージです
※この記事は2022年08月29日に公開されたものです