距離感がおかしい人の特徴とは? 職場などで使える対処法も紹介
距離感がおかしい人の心理
それでは、距離感がおかしい人にはどのような心理が働いているのでしょうか。
(1)仲良くなりたいと思っている
「仲良くなりたい」という気持ちが先行して相手への思いやりを忘れると、急に距離を縮めすぎて不快感を与える場合があります。
「仲良くなるにはこれくらいの話はできなくちゃ」など、自分なりに仲良くなる方法を考えて行動しているつもりでも、それが相手の重荷になっていないかまで気を使えていないのでしょう。
また、迷惑に感じた相手から距離を置かれた場合「もっと頑張らなくちゃ」と慌てて行動がエスカレートし、さらに距離感がおかしくなってしまう人もいるようです。
(2)もう仲が良いと思っている
距離感がおかしい人は、「仲良くないのに距離を縮めてくる」のではなく、「もう仲が良いと思っているから距離を縮めてきている」という可能性もあります。
もしかしたら、人よりも「仲良し」の基準が低いのかもしれません。
このような人は、相手が嫌そうにしていても「もう親友だから本心から嫌がっているわけではないだろう」と考えて、行動を改めようとしないこともあるようです。
(3)独占したい気持ちがある
「好意を抱いている相手を独占したい」という気持ちから、粘着質な行動に出てしまう人もいます。
「いつも相手のそばにいたい」「相手のことは何でも知りたい」という欲求が強くなりすぎて、物理的に距離を縮めすぎたりやたらプライベートに踏み込んだりするのでしょう。
相手が自分から距離を置こうとすると、焦って行動がさらにエスカレートする人もいるようです。
(4)相手のことを心配しすぎる
相手のことを心配してあれこれ世話を焼きすぎるせいで、不快感を与えてしまう人もいます。
面倒見の良い人であることは事実ですが、細かい部分まで干渉したり状況を根掘り葉掘り聞こうとしたりするため、相手にお節介と思われる場合も。
特に、干渉を嫌うタイプの人には負担となることも少なくないでしょう。
(5)自分の距離感は普通だと思っている
あなたは相手の距離感をおかしいと感じても、本人は「自分の距離感が人に不快感を与えている」とは思っていない可能性があります。むしろ「これが普通」と考えているかもしれません。
人との距離感は、育ってきた環境や性格にも影響を受けると考えられます。
距離感が近い人に囲まれて育ったり、フレンドリーな性格だったりするだけで、悪気はないのでしょう。