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都会暮らし社会人。スノーピークの新しい施設に行って“大事なこと”を思い出した

#トレンドニュース

マイナビウーマン編集部

仕事を終え家に帰ったら、スマホをチェックして明日のことを考えながら寝る。起きたらまた会社に行って仕事をして。土曜の午前中は布団で過ごし、日曜は明日からの仕事に備えて体力温存。そんな毎日を過ごしている人も少なくないと思います。私もその一人です。

もはやこの生活に慣れすぎて何も感じていませんでしたが、この春オープンしたとある施設の内覧会に参加して、「私は大事なことを忘れていたのかもしれない」と感じました。

参加したのは、2022年4月15日、新潟県三条市にオープンした「FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS」の内覧会。ここは、アウトドアブランド「snow peak」(以下、スノーピーク)が手掛ける温浴施設を中心とした自然を感じる複合型リゾートです。

漠然と「すごい場所ができる!」そうワクワクしながら参加したのですが、これが実際に行ってみると本当にすごい場所でした。

東京から新幹線で約2時間、さらに車で40分ほどの場所にあるこの施設は、日本三百名山の1つである粟ケ岳の眺望を楽しめる絶好のロケーションに位置しています。

建築面積は約2007平方メートルで、温浴施設の他にも宿泊施設や、レストラン、ショップなどを併設。スノーピークの社長・山井梨沙氏はここを「人間性の回復を届けることができる場所」だと語っていました。

自然との圧倒的な“一体感”

訪れるとまず出迎えてくれたのは、軒裏に連なった無数の薪! しかも、微妙に長さの異なる薪たちが、計算された配列できれいに並んでいる……!

初っ端からその野性味あふれる斬新なデザインに圧巻されていましたが、案内してくれた広報の方の話を聞いていると、施設の土壁や木材には全て新潟の自然の恵みから生まれたものを使用しているとのこと。

設計を手掛けたのは、世界的な建築家の隈研吾氏で、「“キャンプと言ったら薪だろう”と思い、資材に使おうと考えた。スノーピークの『人生に野遊びを』という哲学と、ここ燕三条が誇る『ものづくり』が合体した、これからの時代を引っ張っていくものになった思う」と語っていました。

自然に溶け込んだかのようなその空間は、一瞬にして私を何かから解き放ち、開放的な気分にさせてくれました。

絶景を楽しめる開放的な温浴エリア

さっそく施設の中を見学させてもらうと、入口を入って地下に進んだところには、温浴エリアが。

男湯と女湯は日替わりで交代するそうで、どちらの湯も一面が窓になっており、目の前には壮大な粟ケ岳が広がっていました……!

サウナは、シックな黒色を基調とした落ち着きのある空間。中心には、360度型のサウナヒーターが置かれ、まるで焚き火を囲んでいるかのようでした。

また、外にはデッキも用意されているので、火照った体をここでクールダウンさせることも。ちなみに、男湯と女湯では景色の見え方が違ったので、両方楽しんでみるのがおすすめです。

浴場を出ると、すぐそこには「湯上り処」がありました。ここでは、地元の食材を使った軽食や飲み物を楽しむことができるのだとか。自然を横目に味わう“お風呂上りの一杯”は「最高」の一言に尽きますよね……!

自然の中で過ごしているかのような宿泊施設

宿泊施設は、3つのヴィラと4つのモバイルハウス「住箱-JYUBAKO」の全7棟。

自然を間近に感じるラグジュアリー空間

ヴィラには「Villa suite(ヴィラ スイート)」と「Villa junior suite(ヴィラ ジュニア スイート)」の2種類があります。

どちらも広々としたリビングに、自然を間近で感じられる壮大な窓が特徴的で、雰囲気はとってもラグジュアリー。Villa suite(ヴィラ スイート)には立派なキッチン、しかも食洗器まで完備されていました。

ああ神様、毎日手洗いでコツコツと生活している私はどうしたらここに住めますか⁉

天井を見上げると、軒裏で出迎えてくれたものと同じデザインの薪が……! さらに、床はぼこぼことした“なぐり加工”のフローリングになっていて、全体から木の温もりを感じるつくりになっていました。

また、ベッドサイドやディスプレイシェルフなど、至る所にスノーピークの製品が配されているのもポイント。

実はこれらには、まだキャンプを楽しんだことがない人や、スノーピークの製品に触れたことがない人に、「スノーピークを知ってもらうきっかけになってもらえれば」という思いが込められているのだそうです。

キャンプ感覚を味わえる「住箱-JYUBAKO」

提供:snow peak

ミニマムな空間で非日常体験を楽しむことができるのが、隈研吾氏とスノーピークが共同開発した「住箱-JYUBAKO」。ここは、ヴィラとは違った“キャンプのような感覚”を身近に感じることができる空間になっていました。

提供:snow peak

この秘密基地のようなプライベート感はおそらくですが、いや絶対に、好きな人と来たらドキドキするやつです。

“思い出”は販売エントランスで購入することも

エントランスに広がるショップには、スノーピークのアイテムや、新潟県三条市で盛んな金物製品、スノーピークが拠点を置く他の地域の特産品などが並んでいました。

ベッドサイドに置かれていたランプも、気に入れば購入して家に持ち帰ることができるというわけです。“思い出”を形として残すのもいいかもしれませんね。

自然に還って思い出したこと

数時間この場所に滞在していたら、いつも脳裏の片隅にある仕事の締め切りのこととか、苦手な上司のこととか、不思議と忘れていました。

代わりに思い出したのは、子どもの頃、父親と森の中にテントを張って、寝袋を敷き、飯盒で炊いたご飯を分け合って食べた記憶。そんなことを思い出しながら、「ああ、そろそろ実家に顔を出して、父親と一緒に思い出話でもしながら晩酌しようかな」なんて思っていました。

こうして自然に還って感じること、思い出すことは人それぞれだと思います。もし時間とお金に余裕がつくれるのだとしたら、ぜひ一度ここに訪れて自然に触れてみてください。ゆったりとした時間と、この自然の「壮大さ」と「豊かさ」の中に、きっと忘れていた何かを取り戻すことができるかもしれません。

施設詳細

住所

新潟県三条市中野原456-1

料金

・温浴施設

大人1名様 1,600円(10:00~21:00)

・宿泊施設

<Villa suite(ヴィラ スイート)>
220,000円〜 ※大人2名、小学生までの添い寝のお子様2名まで
<Villa junior suite(ヴィラ ジュニア スイート)>
121,000円〜 ※大人2名、小学生までの添い寝のお子様2名まで
<住箱-JYUBAKO>
42,900円~ ※大人2名、小学生までの添い寝のお子様2名まで

(取材・文:杉田穂南/マイナビウーマン編集部)

※この記事は2022年04月19日に公開されたものです

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