お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

【危険】緑色に変色したジャガイモを食べるのは絶対にNG!

#SNSトレンド

猿川佑

ジャガイモといえば、私たちの食生活に欠かせない野菜のひとつです。

肉じゃがや味噌汁、フライドポテト、ポテトサラダなど、ジャガイモを使った料理を挙げたらキリがないほどその存在は身近ですが、口にする機会の多い野菜だからこそ、取り扱いに関する注意事項は再確認しておいた方がよさそうです。

ツイッターユーザー「SAYA.super7 (@htn_saya)」さんの投稿をご覧ください。

ジャガイモでチップス作ろうと思って剥いてたらまるでキウイのような色してた 母親は食べれるというけどなんか危険な香りがしていちおネットで調べたら「食べるな」って書いてあった 「最悪死ぬ」って書いてあった

ジャガイモの皮を剥いたところ、中身がキウイのように鮮やかな緑色になっており、イヤな予感がして調べてみると……なんと、「食べるな」「最悪死ぬ」と書かれてた情報がヒットしたのだとか。

(@htn_sayaより引用)

試しに「ジャガイモ 緑色」でググってみると、確かに「緑になってしまったジャガイモは天然毒素である『ソラニン』や『チャコニン』が多く含まれている」「大量に摂取すると死亡してしまう可能性もある」という情報がたくさんヒットするではありませんか……。

この注意喚起のツイートは多くの注目を集め、4.9万件のリツイート、16.1万件のいいねを獲得(3月26日時点)。コメントも多数寄せられました。

「普通に使ってた さすがに緑のとこはピーラーで剥いてる気がするけど、その辺も大雑把やから多分食べてるw」

「危険な香りに気づけたこと、ナイスです」

「家庭科の授業で教えてほしい」

「冷暗所でもそこを開け閉めしている間に緑化したり芽が出てしまうので、しまう時は紙袋などで光を遮断するといいです」

「1つ勉強になりました まだこんな緑色は出会った事ないけど少しの緑ならよく見るから気を付けます!」

その他、「無理矢理シチューにしたらエグくて食べられなかったし、4時間くらい下痢しました」「こんな感じの緑のジャガイモを、勿体ないからジャーマンポテトにしたけど、舌がピリピリ痺れました。2口くらいで諦めました」など、実際に食べたせいで異変が起きたといったコメントも……。

ツイ主さんに聞いてみた

今回は、実際に緑色のジャガイモを目の当たりにしたときの状況について、より詳しい話をご本人にうかがいました。

ーーこのじゃがいもは購入してすぐこうなっていたのでしょうか? それとも日が経っていたのでしょうか?

購入してから1~2週間は経っていると思います。購入したときは普通の状態のジャガイモでした。

ーーじゃがいもはその後、どうされたのでしょうか?

ネットで調べた後、食べずに廃棄しました。

ーー今回のツイートが大きな反響を生んでいるかと思います。率直なご感想などはございますか?

ここまで反響があるとは思っていませんでした。ビックリです。

ちなみに、農林水産省のホームページには、FAO/WHO合同食品添加物専門家委員会の評価結果として、「ヒトの食中毒のデータから、ソラニンやチャコニンなどのグリコアルカロイドを、体重1kgあたり1mg以上摂取すると食中毒症状が出る可能性があり、体重1kgあたり3~6mg以上摂取すると死ぬ可能性があると考えられる」との記載がありました。

保存するときは冷蔵庫ではない暗くて涼しい場所に保管し、ジャガイモの緑の部分を見つけたら、厚めに取り除き、その周囲もしっかり皮をむきましょう。あまりにも変色したものは、ツイ主さんのように食べない方がいいのかもしれません。また、なるべく皮は剥いて食べましょうね。

そのほか、農林水産省のサイトにジャガイモについての注意事項が載っています。気になる方はこちらのページを見てみてくださいね。

【農林水産省】https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/solanine/index.html

(取材・文:猿川佑)

※この記事は2022年03月29日に公開されたものです

猿川佑

グルメやライフスタイル、ガジェット、SDGsなど、幅広い分野で取材・執筆にあたるお調子者ライター。

この著者の記事一覧 

SHARE