「型破り」の意味とは? 「形無し」との違いや類語、型破りな人の特徴
「型破り」という言葉は耳にするものの、具体的な意味がよく分からないという人もいるのではないでしょうか。今回は、型破りの意味や類語、使い方と、型破りな人の特徴について紹介します。
「型破りな考え」「型破りな人」などと聞いた時、何となく意味を想像できても、正しい使い方に不安がある人もいるのでは?
この記事では、「型破り」という言葉の意味や類語、使い方、「形無し」との違いなどを紹介します。
また、型破りな人の特徴と付き合い方のコツについても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
型破りとは?
まずは、「型破り」という言葉の意味や類語などについて見ていきましょう。
「型破り」の意味
辞書によると、「型破り」には以下のような意味があります。
かた‐やぶり【型破り】
[名・形動]一般的、常識的な型や方法にはまらないこと。また、そのようなやり方であるさま。「型破りな新人」「型破りの祝辞」
(『デジタル大辞泉』小学館)
つまり型破りな人とは、一般的な常識にとらわれない人、型にはまらないユニークな発想ができる人といえるでしょう。
「型破り」の類語
「型破り」の類語には、以下のような言葉があります。
・奇抜
・奇警(きけい)
・突拍子(とっぴょうし)
・破天荒
・ぶっ飛んでいる
いずれも、思いもよらない変わったさま、人とは違う言動などを表す言葉といえます。
「型破り」と「形無し」の違い
「型破り」と似た言葉として「形無し」がありますが、意味は全く異なります。
辞書によると、「形無し」の意味は以下の通りです。
かた‐なし【形無し】
[名・形動]
1.本来の形を損なうこと。跡形のないこと。また、そのさま。「(袴 (はかま) ノ)ひだの―になりたるを」〈逍遥・当世書生気質〉2.面目を失うこと。さんざんなありさまとなること。また、そのさま。台無し。「アマチュアに負けて、プロも―だ」
(『デジタル大辞泉』小学館)
「型破り」は型にはまらない大胆な様子を表すのに対し、「形無し」は失敗して台無しになってしまう結果を表す言葉という違いがあります。
「型破り」と「破天荒」の違い
型破りの類語でもある「破天荒」ですが、厳密には両者の意味には違いがあります。
破天荒の意味は以下のとおりです。
は‐てんこう〔‐テンクワウ〕【破天荒】
[名・形動]前人のなしえなかったことを初めてすること。また、そのさま。前代未聞。未曽有 (みぞう) 。「―の試み」「―な大事業」
(『デジタル大辞泉』小学館)
つまり、「破天荒」とは今まで誰もしなかったこと、できなかったことを行うことを指します。
一方、「型破り」は常識にはまらない方法で物事を行うことであるものの、過去に同じようなことをした人がいる可能性があります。
※この記事は2022年03月22日に公開されたものです